ウオウオの実がマムからカイドウに渡った経緯について

マムはカイドウの事を今でも弟の様に思っていると言います。弟の様に思っていたからこそ、ゴッドバレー事件の日にウオウオの実の幻獣種をくれてやったと話すんですよね。この話… ちょっとニオイますよね?言葉通り受け取って良いモノか疑わしいのです。
ー画像はONE PIECE 第999話より引用ー
【マムとカイドウは犬猿の仲】

もしもマムがカイドウを本当に弟の様に思っていたのなら。だからこそカイドウが欲しがった悪魔の実(ウオウオの実の幻獣種)を手渡してあげたというのなら。それは本当に一生の恩であると言えるでしょう。
逆にカイドウの方もマムに感謝した筈ですから、それを「でかい借り」と言われても納得せざるを得ませんよね。昔の話で済むモノではありません。マムには頭が上がらない筈なのです。
しかし少し変なんですよね?

センゴクの話では「ビッグ・マムとカイドウは長年“犬猿の仲”(第957話)」だったらしく、今回の海賊同盟は完全に寝耳に水といった感じだったのです。
第951話でカイドウがマムの前に現れた時…「何十年ぶりだろうね…!!!」と言っていました。海賊団同士の抗争はあれど、もしかするとマムとカイドウが出会うのはゴッドバレー事件からの38年ぶりかも知れないんです。お互いに出会うのは避けて来たのかも。
そう考えるなら、ウオウオの実(幻獣種)の譲渡というのは美談ではないかも知れないのです。両者が犬猿の仲になるキッカケこそがウオウオの実(幻獣種)なのではないだろうか。
マムがカイドウを弟の様に思っていたのは本当だとして、それはゴッドバレー事件までの話。その日を境に険悪な仲になると考えればどうでしょう。
【エースの弟のルフィ】

この第999話はエースとヤマトの過去編からスタートしました。ヤマトに対して何回も何回も弟ルフィの話をするエース。お玉にもモモの助にもルフィがエースの弟であると知らされた回であります。
そこにマムがカイドウを弟の様に思っているという話を持って来ているんです。合わせて来てると考えて良いと思うんです。エースとルフィの関係に対するマムとカイドウって事なのでしょうね。
おそらくは真逆の関係性だろうと考えます。
その昔、マムがカイドウを弟と思っていたのが本当の話だったにせよ、エースがルフィを思う気持ちとは全く違っている可能性があるんですよね。どんな扱いをしてたのか分かったモンじゃない。
【ウオウオの実が渡った経緯】
第999話でマムはこう言っています。
おれがお前に
その「ウオウオの実」の幻獣種を
くれてやったんだ!!
恩は一生だぞ カイドウ!!!
くれてやる、というのは目下の者や嫌っている相手に対して使う言葉であります。弟って事だから変ではないのですが、もうこの言葉遣いからして推察できるモノもあるんですが…。
何も、くれてやったと話しているからといって手渡したとは限らないんですよね。横取りされた場合であっても使われるんです。
マムがウオウオの実(幻獣種)に手を伸ばしたトコロをカイドウが横取りしたとします。一触即発の2人。そこでマムがカイドウに「くれてやるよ」と言う流れも考えられるんですね。むしろコレの方が…

“でかい借り”や“一生の恩”と言うに相応しいのかも知れないんです。あの時カイドウを殺そうと思えばできた。それをしないでウオウオの実をくれてやったよな?と恩を着せたとも考えられるんです。
僕はこの展開だったんじゃないかと考えます。
本当はマムがウオウオの実(幻獣種)を手にする筈だった。それを横からカイドウが奪い取るんじゃないだろうか。ロックス海賊団ではカイドウは見習いの立場だったそうです。生意気な態度とマムは感じたのかも。それでも手を退いてやったよな、みたいな。

どうしてもカイドウには龍になれるウオウオの実(幻獣種)を手に入れたい理由があったのかも。この第999話の2人のやり取りからして、その悪魔の実がウオウオの実(幻獣種)である事は分かっていた風なんですよね。
更にウオウオの実(幻獣種)には隠された秘密があるのか。ただ単に最強を目指す為に欲したのか。そこはまだ分かりませんけれど。
【まとめ】

マムはカイドウを弟の様に思っていると話しますが、エースやサボのそれとは大違いなんだろうと考えます。だからこそ第999話で描かれたのだと思うんです。
当時は見習いだったカイドウの事をマムが弟の様に思っていたのは間違いないのかも知れません。しかし、エースとルフィの関係性とは大違いではないだろうか。
その2人は長年“犬猿の仲”であったというセンゴクの証言もあります。そうなるキッカケにウオウオの実(幻獣種)が絡むのかも知れません。すでにロックス海賊団時代も仲が悪かったのかも知れません。仲間殺しも絶えない海賊団だったと語られています。何にせよセンゴクによる“犬猿の仲”だった話が確かな情報なんだとして、そこを踏まえた上で語りたい問題であります。
となるとウオウオの実(幻獣種)の譲渡に関して色々と考えられるんです。平和理に手渡されたと考えて良いのかどうか。
カイドウが横取りしたのを見逃してやった。それを「くれてやった」と言ってるのではないだろうか。だからこその「でかい借り」であって、命を見逃してやったからこそ「一生の恩」であると。
2人の同盟に亀裂が入る展開は十分にあります。この時に今回話題にする過去が明かされると考えています。さぁ どんな経緯があったのでしょうね?
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