【おもしろきこともなき世】ルフィが変えるカイドウの価値観 - ONE PIECE最新考察研究室

    【おもしろきこともなき世】ルフィが変えるカイドウの価値観

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    カイドウ「死は人の完成だ…!!!」-ワンピース最新考察研究室.994

    死は人の完成であるとカイドウは言う。ここにカイドウの行動原理の全てが集約されているのかも知れません。vsカイドウの結末には何が用意されているのでしょう。ルフィがカイドウの価値観を大きく変える事となるのかも!?

    ー画像はONE PIECE 第994話より引用ー










    【殺されてやってもよかった】


    カイドウ「殺されてやってもよかった」-ワンピース最新考察研究室.993

    カイドウが赤鞘九人男に語った「別に殺されてもよかった」とは何を意味していたのか。

    それは20年前の光月おでんvsカイドウでの話にさかのぼります。

    光月おでんが見せた一瞬のスキ -ワンピース最新考察研究室.970

    黒炭ひぐらしがモモの助に扮して横槍を入れなければ戦いの行方は分からなかった。あの横槍がなかったならば、もしかすると光月おでんに斬られて死んでいたかも知れない。この想いにカイドウは苦しめられて来たんですよね。光月おでんにつけられた傷が疼く度に上のシーンが思い出されるのです。

    光月おでんと赤鞘九人男が重なるのなら…

    光月おでんに取られていたかも知れない命なんだから、それを赤鞘九人男が取るというのなら受け入れよう。これが「殺されてやってもよかった」という言葉の意味だと思われます。

    しかし、赤鞘九人男は光月おでんと同じではなかったんですね。その気迫の中に影が見えたのは確かだが、その力量は比べ物にはならなかったのです。「お前らじゃムリだ」となった。

    こう見て行くとですね、カイドウの行動原理(行動の根源的な動機となる本能・欲求・願望・信条・価値観など)の裏には…

    「20年前 光月おでんから拾った命」

    これをどうするかが常に付き纏って来たんだろうと思うんです。趣味の自殺にしてもそうでしょうし、四皇や海軍に挑んだのもそうなんでしょう。

    横槍が無ければどうなっていたのか。そんな、今となっては答えの出ない“もしも”を追いかけて来たんでしょうね。

    光月おでんの様な怪物侍はもう現れない -ワンピース最新考察研究室.993

    光月おでんという怪物侍の影を追いかけ続けて来た。しかし、どこにもいなかった。誰も自らを殺せない。自分自身ですら殺せない。光月おでんだけが殺せたんじゃないか、と。

    カイドウが「死に場所」を探すのは、あの20年前の“もしも”を探していたのであり、光月おでんの存在を探していたのも同様なのかも知れません。





    【こんな退屈な世界】


    死に場所を探していたカイドウが、第795話で空島からの飛び降りを敢行します。それでも死ねなかった。この時カイドウが言うんです。「もう… やるしかねェのか…!!!」と。死ねないのならやるしかねェ。

    何を?

    カイドウ「世界最高の戦争を始めようぜ!!」

    世界最高の戦争です。

    ただ、その前が重要です!!

    こんな退屈な世界壊れてもいい!!! と言ってるんです。この退屈な世界の破壊というのも、世界最高の戦争を始める理由の1つになっているかも知れないんです。では何が退屈なのかです。

    「光月おでんがいない世界」

    そんな世界だから退屈なんじゃないか。

    このある種のカイドウの厭世観(この世の中では幸福や満足を得られない)には、20年前に拾った命というのが根元としてあるんじゃないかと思うんです。生きている、というより生かされている。だから死にたいのではないかな。

    こんな男とルフィは戦おうとしてるんです。

    果たしてカイドウに死に場所を与えてやるのでしょうか。僕は逆なんじゃないかと思うんです!!



    【おもしろきこともなき世】


    趣味は自殺であり、赤鞘九人男に「殺されてやってもよかった」と言ってしまうカイドウ。「こんな退屈な世界壊れてもいい」と世界最高の戦争を仕掛けようとする。亡くなったロジャーや白ひげを羨み、「死は人の完成」と、まるで死ぬ為にでも生きているかの様なカイドウ。

    そしてワノ国編というのが、

    侍の生き様や死に様が描かれ、「開国」を目指すという物語である事を合わせて考えているとですね。ある事が浮かんで来たんです。とても有名なある人物が詠んだ歌というのが浮かんで来たのです。

    幕末の志士である高杉晋作であります。

    おもしろき
    こともなき世を(に)
    おもしろく
    すみなしものは
    心なりけり



    これは高杉晋作が前半を、それを受けて後半の「すみなしもの〜」を野村望東尼がつけたと言われています。重要なのはその後半であります。

    意味は「面白くもない世の中を面白く暮らすのは心の持ち方次第ですよ」といった感じでしょうか。

    これをルフィとカイドウとでやり取りさせるんじゃないか。ここなんですね。カイドウは「こんな退屈な世界」と言う、それをルフィが「お前の心の持ち方次第だ」と大きく否定するんじゃないか。

    そのやり取りをさせた上で、ルフィがカイドウを完膚なきまでに倒すって事になるのかも。それによってカイドウの価値観が大きく変わる事になるんじゃないかなぁ。





    【まとめ】


    百獣のカイドウ登場

    カイドウと高杉晋作を重ねるのは少し違う気がするのは確かであります。

    しかし「死に場所」というモノに関しては高杉晋作にも出て来る事ですし。カイドウの求める最強の軍隊というのは奇兵隊と重なる部分もあるかなぁと。そして何より辞世の句であります。実際には辞世に詠んだのではないらしいんですけどね。

    ここでカイドウを死なすのは違う気がします。それこそカイドウの本望なんです。だからといって、ただ倒してドレークが連行したとしても脱獄を繰り返すばかりだと思われるんです。

    カイドウの中の何かを変えるんだと思うんです。

    20年前に止まってしまった時を動かしてやらねばならないのかも。光月おでんに代わってルフィが最終的にカイドウを倒すんだと思うんですね。そこで何かありそう。

    さぁ どうなりますかね?
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