【第994話考察】ヤマトに感じるサボとの共通点

今回 チラリと描写された20年前のヤマト(8歳)。花の都で光月おでんの処刑を見ていたのです。なぜ般若の面をしているのか。どうもサボとの共通点がチラつくんですよね。
ー画像はONE PIECE 第994話より引用ー
【ヤマトと般若の面】
すでにヤマトが8歳の頃には般若の面をして顔を隠していた。この般若の面とは何であるのか。それは女性である事を隠す意図があったのではないかと考えました。般若の面をする様に言いつけたのはカイドウであって。

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女性として生まれたヤマトを“息子”として育てたかったカイドウによる強要ではないかな?と。どう見ても女性であるヤマトに対し、“大看板”キングや“飛び六胞”の面々、そして下級兵士に至るまで皆んな「ぼっちゃん」と呼んでます。どうもカイドウによる命令っぽいんですね。
「こいつは“息子”なんだ!!」
こうカイドウが言えば誰も逆らえない。しかし、女性である見た目もどうにかしたかったから、般若の面をつける様に言いつけたってトコロでしょうか。

サンジが被らされた鉄仮面に似た様なモノだと思うんです。あの鉄仮面というのは、対外的には死んだ事にしたかった父ジャッジが強制的にサンジに被せたんでしたね。
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親が子に対して抱く理想。それを体現せずに生まれた子供。これがカイドウとヤマトの間にもあったのではないだろうか。それが般若の面をヤマトがしている理由であって。サンジの鉄仮面と似ていると考えられるのではないでしょうか。
この様に…
僕は、まず最初にヤマトとサンジに共通点があるのかな?と考えたんです。しかし、もう1人いたんです!! サンジよりもソチラで考える方がより核心に近づく様な気がしたんです。

↑エースとの事があるからです!!
【ヤマトとサボの共通点】
カイドウは“息子”が欲しかったのかも。いや、自分の子供は“息子”でなければならないと考えていたのではないでしょうか。しかし娘が生まれた。それでもカイドウはヤマトという男性的な名前をつけて“息子”として育てる事にした。
「こうあるべき」という理想を押し付けた。

それはサボが両親にされた事と同じなのではないか。
・ゴア王国の高町
・鎖国国家ワノ国
サボとヤマトがいた場所にも共通するモノが見え隠れするんですよね。ゴア王国の高町は強固な石壁で囲まれていました。そこに住む貴族の子がサボだったのです。国を閉ざすワノ国と似ています。
サボと同じくヤマトも親の理想を押し付けられ…

まるで鳥カゴに入れられてる気分だったのかも。
自由って何だ?
どこにあるのかな
これは第587話のサボの言葉です。同じ事をヤマトも考えつつも、自分の人生に諦めかけていたトコロに光月おでんの生き様をまざまざと見せつけられ…

光月おでんの航海日誌を拾い… そこに書かれた広大な世界というモノを知ったって感じなのかなぁと。こんなワノ国などチッポケな存在であると知る。ヤマトの中の世界が変わる!!
このサボとヤマトの共通点があっての、

ヤマトとエースなのであって。またルフィを待っていた事とも繋がって行くのではないだろうか。
どうもサボとヤマトは重ねている気がします。
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【光月おでんになるという意味】
カイドウが、娘である筈のヤマトに“息子”として生きる事を強要したのだとして。それをヤマトは今もなお受け入れてはいないと言えると思います。あくまでもヤマトは…

光月おでんが男だから自分も男になったのであって。カイドウの求めるモノに応じた訳ではないのだと思うんです。言いなりになったのではない。
むしろ大きく反発してるんです。
ヤマトが光月おでんを自称するだけではなく、光月おでんそのものになりたいと言っているのは「カイドウの息子」と呼ばれる事に対する拒絶なんだと思うんです。
男として振る舞っても決してカイドウの言いなりになった訳ではない。光月おでんになったから男なんだ。ここの部分は外せないポイントである様な気がしてます。
自分は光月おでんである!!

またの名はヤマト!! カイドウがつけた名前の方が「またの名」なんですよね。
【まとめ】
20年前のヤマトが般若の面をしているのは、娘でありながら“息子”として育てられていたからではないだろうか。
親の理想の押し付けと隔離。
だからこそ求めた自由。
ここにヤマトとサボの共通点があるかも知れないと考えました。これはヤマトの今後を考える上で大きなポイントになるのかも知れません。

もしもサボが海賊として冒険できていたならば。そんな“もしも”をヤマトが実現しようと海に出るのかなぁ… だとかね。面白いんですけどね。
まだヤマトの過去も描かれそうな気がしてます。出生から光月おでんの処刑を見るまでの過去も明かされて欲しいんですよね。なぜカイドウがヤマトを“息子”と呼ぶのか。まさか光月おでんである事を認めた訳ではないでしょう。きっと理由があります。
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ただ、どうして“息子”なのかが分からないのも確かなんです。“飛び六胞”には女性がいます。強者=男という考えでガチガチって事でもなさそうなんですよね。ここら辺はカイドウの過去というのが背景にあるのかどうか。ワノ国が舞台でありますし、封建的な価値観や家父長制に関して何か出て来るかも。
推移を見守りたいです!!
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