悪魔の実の能力が宿る場所はどこか

悪魔の実には“悪魔”が宿っています。その“悪魔”が憑依する事で能力者となる訳ですよね。ならば能力者のどこに“悪魔”が宿っているのか。そもそも悪魔の実というのは果実に“悪魔”が宿っているのであって…。
ー画像はONE PIECE第385話より引用ー
【能力は肉体に宿るのでは?】

以前までは能力というのは魂に宿るのだと考えていました。黒ひげティーチが2つの能力を手にできたのは魂が複数あるからだと考えていたんですね。
それでもずっと引っ掛かったいたのは、
魂だとか、悪魔の実の“悪魔”といったスピリチュアル(霊的)な存在というのは物理的実体のあるモノに宿るのが本来のカタチではないのか?と。ここが疑問だったのです。
果実という物理的実体のあるモノに宿っていた“悪魔”が、口にした者の肉体という物理的実体のあるモノに宿る場所を変えた結果…

“悪魔”の力が能力というカタチとなって肉体に作用する。ゴムゴムの実の場合はルフィが何ら意識しなくてもでしたからね。
肉体が能力を持った
=肉体に“悪魔”が宿った
=能力は肉体に宿る
こう考えるのが自然ではないだろうか。

おそらくは、銃という物理的実体のあるモノにイヌイヌの実の“悪魔”が宿って「犬銃ラッスー」が生まれたんですよね。“悪魔”は銃という肉体に宿っているのではないかな。果実というのもまた肉体とみなせそう。
ラッスーとしての意志は“悪魔”が司っているのであり、それは犬の意志である。例えばクラバウターマンの様な… Mr.4によって愛用された銃に宿った意志ではないと考えられます。クラバウターマンは人の言葉を話してました。バウバウ鳴いてるラッスーを見る限りはイヌイヌの能力の意志なのです。
最初に説明させて頂いた様に、僕は能力は魂に宿るモノだと考えていました。しかし、それでは説明できない事象が幾つかあるのです。魂だと考えるなら、これをどう説明しますか?と言われて言葉に窮するアレコレがあるのです。ラッスーの意志についてもそうです。その他をこれから書かせて頂きますね!!
【人が死んだら魂は?】

人の死について。
・自発呼吸の停止
・心拍停止
・瞳孔が開く
これらが「死の三兆候」と言われるらしいです。それはそれとして、頂上戦争で死亡した白ひげについて取り上げたいのです。
・“白ひげ”死す!!!(第576話)
・頂上決戦にて死亡(第577話)
こう作中で明言された時点での「白ひげの魂」はどういった状況にあったのでしょう。死亡した時点で肉体から抜けている可能性がありますよね。魂の体外離脱というのも死に含まれるのではないか。
もしも悪魔の実の能力が魂に宿るなら、白ひげの死亡時点で魂と共に肉体から抜けている筈です。

↑しかし黒ひげは奪えたんです!!
これって白ひげの魂は抜けるも、能力は肉体に残っていたって事ではないのかな?まだ白ひげの肉体に魂が抜けずに残っていたのなら、それは仮死状態に他ならず決して“死亡”とは言わないんですよ。作中では“死亡”と明言されています。
【ブルックの魂と能力】

ブルックは幽体離脱が可能です。しかし決して本体から完全に離脱する事はできないのです。
それは、ブルックの魂が「限りなく実体に近い強力なエネルギーを(第643話)」発する為の、ヨミヨミの実の能力の宿る肉体(骨)からは離れる事ができないからではないかな。
ブルックの能力が魂に宿るのなら完全に幽体離脱すれば良い。肉体(骨)と繋がっていなければならない理由などありません。いや、何も完全に離脱しなくても良い…

足元に海水が迫って来たのなら魂だけを逃せば良いでしょうに。魂に能力が宿ってるんなら避難(幽体離脱)させれば力が抜けるのを阻止できた筈なのです。できないんでしょ?肉体(骨)に宿ってるから。

ブルックを生かしているのは魂。それは臓器も無い骨だけの肉体では人間は決して生きられない筈が、悪魔の実の能力で蘇った魂が生かしてくれているという話なのであって。

↑黄泉の国へと一度旅立った時は魂と共にヨミヨミの能力も一緒だったかも知れないが、再び戻って来た時には能力も魂も肉体(骨)へと宿ったという事ではないのかな?
ブルックが魂とそこに宿る能力で生きているというのなら、骨へのダメージなんて関係ない筈です。骨身に染みる筈もない。骨だけだろうが、それがブルックの肉体なのであって、そこに全ての拠り所となる能力が宿っているからこそ重要なのではないだろうか。
【肉体に宿ってこそ行使できる】

バンダー・デッケン九世の「“マトマト”の呪い」というのは、初代バンダー・デッケンの魂と共にマトマトの実の能力が代々受け継がれているのだと考えています。
だからといって、魂に能力が宿っている訳ではなくて。おそらく初代バンダー・デッケンは死んでないんです。「息絶えた(第610話)」とされていますが…

海をさまよい続ける事を運命づけられたという伝説があるんですね。それが何かはハッキリしませんが、何かの呪いをかけられているのは間違いないと考えています。肉体は滅びても、初代バンダー・デッケンとしての本質的な死が訪れない限りは…

どこかでマトマトの実として復活する事なく、魂にくっ付いて“悪魔”も共にさまよっているのかな?と。その魂が宿った肉体に“悪魔”も宿り、今はバンダー・デッケン九世がマトマトの能力を行使できている。
あくまでも、肉体に宿らなければ能力として行使する事はできないと考えています。能力の“悪魔”は肉体を持って初めて力を発揮する事ができる。その肉体というのが生物のモノであろうが無生物であろうがです。ただし…

果実に宿った時だけはチカラを封印される。こういう事かなぁと考えています。
【まとめ】
悪魔の実に宿る“悪魔”という心的実体は、依代となる物理的実体を求めているのではないか。呪われるのは食べた者の魂ではなく肉体の方ではないか。そんな気がしています。
・物に悪魔の実を食わせる
・白ひげからの能力者狩り
・ブルックの魂と能力
どれも肉体に宿っているからという事で説明できそうなんですよね。しかし魂を宿る場所としても説明可能ならば何が考えられるのだろう。色々と考え続けて行きたいです!!
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