何の目的でドレークはローを逃したのか

どうやら花の都の牢屋敷には“監視”がいたらしく、そこからドレークがローを逃す様子はバレていたらしい。その場にもいたホーキンスがドレークに問い詰めます。「目的は?」と。ドレークは何を狙っていたのだろう。
ー画像はONE PIECE第990話より引用ー
【ローが解放された時の状況】

ドレークがローを解放するのは討ち入りの6日前であります。この時点ではまだカイドウとマムの同盟の話は出ていません。ちょうど2人は決闘の最中と思われます。カイドウとマムが同盟を組むなど誰も想定していない。その状況下でローは解放されたのです。
百獣海賊団“飛び六胞”のドレークからすれば、よもやワノ国の侍達(錦えもんなど)と手を組んでいたなんて知り得ないのですからね。ドレスローザでドフラミンゴを倒した流れで…

麦わらの一味とハートの海賊団の同盟がワノ国のカイドウを狙って入国して来てるとしか思っていない。この程度の認識である筈なんです。
つまりローの解放というのは、ワノ国で孤立無援のドレークがカイドウとマムの同盟に対して取った行動であったとは言えないのです。まだ大きな波風は立っていなかった。その状況下にあってルフィとローの同盟を支援したって事なんですね。
【ローの解放でドレークが期待した事】

後日ドレークとコビーが連絡を取っています。そこでドレークが話してる内容に注目すべき点があるんですね。
“麦わらのルフィ”に関しても
脱獄情報はなく停滞中
この時点ではすでにルフィは脱獄に成功しています。しかしドレークは知らないといった描写なんですが。このセリフで感じるのは、ルフィの脱獄を期待している様子がある事です。
となると、ローの解放で期待したのはコレではないだろうか。
ルフィとローの同盟がカイドウを狙ってワノ国へ入国した。先にルフィがカイドウに敗北し投獄。その上でローが捕まったのをドレークが解放したのです。海賊同盟の2人が捕まっては話が進まない。ここにドレークが関与したと考えて良いのかも?
兎丼の囚人採掘場のルフィを脱獄させようとの狙いがローの解放って事なのかもね。それを狙ったにもかかわらず停滞中である事をコビーに報告したってトコロでしょうか。あれ?ローは何してるんだ?みたいな。
【ドレークが海賊同盟に期待した事】

ルフィがローとだけではなく、実はワノ国の侍や忍者、そしてゾウのミンク族と同盟を組んでワノ国に攻め込んで来た事が判明するのは、鬼ヶ島に討ち入ってからである事は間違いないんです。これはドレークを含めて百獣海賊団の誰も知らない情報です。
ただ単に麦わらの一味とハートの海賊団が同盟を組んでワノ国に攻め入って来たとしかドレークには分かっていなかった筈。その行動がどれほど無謀であるかはドレークも良く分かっていた筈なんです。最悪の世代2つの海賊団が同盟を組んだだけでカイドウを倒せると思っていたとは考えられないのです。
その上でルフィとローの同盟にドレークは何を期待したのか。ここが謎なんです。

この度の共闘の持ち掛けというのは、ドレークにとって苦肉の策というか…急死に一生を得る為の行動に他ならないんですね。こうなる前の段階で何をルフィとローに期待していたのか。何かを期待したからこそローを解放してる筈なのです。
おそらくは、潜入調査しているドレーク自身には出来ない事をして貰えないかと期待したのではないだろうか。それをドレーク自身がすれば逃げられない。そうなってはダメ。調査を続けたい。カイドウを倒せはしなくとも、ルフィとローの同盟を生かせばやってくれるのではないかと期待した何か。こういうのがありそうな。
こう考えて行くと…

ドレークがローの解放で期待したのは、ルフィの脱獄の手助けに絡んで少しでも武器工場が破壊されてくれればって事だったのかな?
これならば、ワノ国から武器を買う世界政府(CP0)との対立構図も浮かんで来るんですね。SWORD対CP0にもなるんですよ。
【SWORDとしての任務内容】

ドレークが海軍本部機密特殊部隊「SWORD」の隊長として百獣海賊団に潜入していたのは、世界中に流れる武器・兵器の生産拠点についての調査だったのではないだろうか。ここに、まさかの世界政府が絡む事を突き止めたんですよね。
これに対する破壊活動をルフィとローに期待したのであって。当初はそれだけの事だったのだけれど。色々と事実が判明した事と、自身に危険が迫った事で共闘を持ち掛ける流れになった。
こういう事なのかな?
何にせよ、この決戦でルフィとロー、そしてドレークの共闘が為されて勝利する事になれば、ワノ国という巨大な武器生産拠点は潰れてしまいます。それによってドレークの潜入調査も終わるとなると考えれば… アリなのかな?と。
【まとめ】
ドレスローザ編でサボが、あとは武器の生産拠点が判明すれば…なんて事を話していました。ここをドレークも調査していたのではないか。vs世界政府でドレークとサボは共通していたのではないか。ドレークの「赤旗(革命思想の象徴)」という異名も気になります。
ローが解放された時、まだドレークはルフィが兎丼に収監されていると思ってました。この脱獄をローに期待したモノと思えて来るんですよね。コビーとの会話によるとです。まさかカイドウを倒してくれるとまでは期待しなかったと思うんですよ。
あの討ち入り6日前の時点でドレークがローの解放で期待したのは、その程度の事だったのではないだろうか。そうしている間にカイドウがマムと同盟を結んだりといった状況の変化があっての今なのではないか。
ただし…

コビーに常日頃からルフィの事を聞いていたドレークが、心の奥底でもっと大きな何かを期待していたというのもアリなんです。ローの解放もルフィの為と思われますしね。
さぁ どうなっていたのでしょうか?
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