
97巻SBSにて、SMILEについての読者からの質問に尾田先生が答えてくれています。SMILEとは一体どんな果実なのか。Dr.ベガパンクの人造悪魔の実とはどう違うのか。これまで何度となく考えて来ましたが、再び考えてみようと思います!!
ー画像はONE PIECE第689話より引用ー
D: ギフターズになった人達は自由に人型になったり、変形したりできるんですか?食べた実によりますか?
O: 食べた実によりますね。SMILEは人工の悪魔の実ですから、あらゆる事が不安定です。確かに“動物の力”を手に入れる事はできますが、お腹のライオンとケンカしたり、カバに毎度食べられたり、そんな人達は自在に動物をひっこめられない証拠ですよね。…
ーONE PIECE97巻SBSより抜粋ー
この様にP.N.けんきちさんの質問に答えてらっしゃいます。SMILEの能力者には動物を引っ込める事が可能な者も登場しています。それはゾウに登場したシープスヘッドです。

おそらく彼は羊のSMILE。腕に羊のツノを出したり引っ込めたりが可能だったのです。他にも手にオオカミの顔を出していた者も登場していましたね。
そういった例はあるものの、このSBSの質問と回答を読んでいますと…

同じく自在ではないものの、人型になったり龍になったりするモモの助の事が裏にある様に思えて来るんですね。SMILEはSMILEで食べた実によります。しかし、人造悪魔の実という括りでシーザーのSMILEとDr.ベガパンクの方でも違うんですよと言われている様な。そんな気がして来るのです。
SMILEにしてもDr.ベガパンクが作った失敗作にしても、どちらも“動物の力”を手にする事ができるんだと思うんです。現にモモの助は“龍の力”を手にしてます。龍になれるだけではなく、雲を掴んで空を駆け上がるという芸当を見せているんですね。
SMILEの方は「ベガパンクの発見した“血統因子”の応用」というローの説明もありましたからね。

食べた人間に「動物の血統因子」を組み込ませる働きをするんだと思うんです。キメラを作り出すのがSMILE。だからこそでしょうか、人型から動物を出せたり、人獣型にはなっても
決して獣型にはなれない。
それは、人間の血統因子へ後から動物の血統因子を混ぜ込んでいるから。動物そのものの姿になるのは不可能と考えて良いのではないかと思うんですね。SMILEの仕組みを想像すればそうなるのかな?と。
ここがDr.ベガパンクの方との大きな違いなのです。モモの助は一度も人獣型になっていない。これからも人獣型にはなれないんじゃないかな。ここが大きな鍵を握っているのかも。

果実の表面の模様からして、モモの助が食べたのも人工の悪魔の実です。その果実から“龍の力”を手にしたのです。Dr.ベガパンクが作り出した人造悪魔の実にも「血統因子」が絡んでいるのなら、やはり人間の血統因子に龍の血統因子を組み込ませているのだろうと思うんです。にもかかわらずSMILEとは違うのはどうしてなのだろう。
動物は動物でも少し違うのかな?龍という生物が実在するのかは分かりません。ただし侍リューマが斬ったという伝説は残っています。少なくとも龍という生物を作り出す事は不可能ではないかと考えています。いくら天才科学者Dr.ベガパンクと言えどもです。

地下室に雲を発生させて、それを掴んで空を駆け上がる生物なんて人工的に作り出せるとは思えないんですね。翼で飛ぶならまだしも。
つまり、Dr.ベガパンクはどこから“龍の力”を持って来て人造悪魔の実の中に含めたのか?って話になるんじゃないかと思うんです。だったら やはり…

↑カイドウなのかな?
龍に化ける能力を持つカイドウ。彼が
獣型(龍の姿)になっている状態の血統因子を拝借したのかな?と。その時の血統因子は確かに龍であるのだけど、それは自然界の動物のモノとは少し違っていて不自然な存在と言えるのかも。悪魔の実によって生み出された動物だから。
それによって、人間の血統因子とはミックスしない。ミックスしないから人獣型にはならない。しかし確かに龍の血統因子は体内に含まれたから獣型にはなれる。これがモモの助に起きている現象の理由とすればどうでしょうか。

↑おそらくSMILEには様々な動物の血統因子が含まれているんだと思うんです。どの動物の力が得られるかはギャンブル。どういったカタチで発現するかもギャンブル。このSMILEよりも…

↑Dr.ベガパンクの人造悪魔の実の方は少しだけ本物の悪魔の実に近いんです。ヘタがグルグルしてるんです。SMILEとは違って、本物の悪魔の実の能力を由来とする何かが含まれてそうな気がするんです。その上でSMILEと同じく何らかの“動物の力(=血統因子)”が果実の中に含まれている筈なんですよね。
Dr.ベガパンクの人造悪魔の実にはカイドウが大きく関わっていると考えて良いのかな。どうなんでしょうかね? それにしたって何が失敗作であるのか。謎は残ったままです。
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