【向こうの港】約束の港が常影港ではなかった謎

錦えもん達が向かった約束の港である常影港には誰もやって来なかった。どこに消えたのかと心配しましたが、第974話のキッドの話によると…

キッド「向こうの港にバカみてェに船と侍が集まってたが」

向こうの港にバカみてェに船と侍が集まってるらしい。それはどこで何があったというのだろう。

ー画像はONE PIECE 第974話より引用ー


第954話で錦えもんは同志達に対して常影港に変更になったとは一言も言っていません。ただ康イエからのメッセージとして「ハブの腹に線二本」とのみ話しています。それ以降も錦えもんの口から常影港の名は出ずに「約束の港」としか言わないんです。

ハブに足を足たらトカゲ
ONE PIECE 第954話より引用

だから、常影港への変更は錦えもんだけの解釈であって、ヒョウ五郎達は別の港だと思ったのかな?とも考えました。ハブではなく、オタマジャクシに2対の足を足して「帰港(カエルみなと)」だったりね。


しかし、帰港があるのは鈴後なのですが…

破壊された大橋に驚くお蝶達
ONE PIECE 第959話より引用

そこにいた お蝶達は武器を運んで大橋を渡ろうとしていました。鈴後から出て約束の港へと向かおうとしていたんだと考えられますよね。

常影港へと続く全てのルートを塞げば
ONE PIECE 第959話より引用

つまり、鈴後から白舞へと渡ろうとしていた。その先にある港に向かっていたのは明らかです。この お蝶達の移動と時を同じくして囚人採掘場のヒョウ五郎達も移動を開始していた筈です。それは決戦の日の前夜ですね。

なぜなら、

制圧したハズの採掘場には誰一人いなかった
ONE PIECE 第958話より引用

決戦の前日に九里の編笠村を出発した錦えもん達が採掘場に寄った時には誰一人としていなかったからです。そこから常影港に行っても誰一人として来ていなかった。ヒョウ五郎達は常影港ではない「約束の港」へと向かっていたのです。採掘場があるのは兎丼ですから、ヒョウ五郎達は大橋の破壊とは無関係。


となると、どういう事なのか常影港に向かっていたのは錦えもん達9人だけで、他の同志達は最初から別の港で集合する手筈になっていた様子なんですね。ここが謎なのです!!

ババヌキを従えたお玉
ONE PIECE 第952話より引用

兎丼の採掘場はルフィによって制圧され、看守長ババヌキを従えている事を知っている者でなければ、ヒョウ五郎に約束の港の変更を伝える事など不可能なんですね。

例えば狂死郎(傳ジロー)の立ち位置では採掘場の現状は知れなかった筈なんです。ヒョウ五郎達が常影港ではない場所に向かった裏に狂死郎がいたと考えるには無理があるんです。ただし、全く無理という訳ではありません。採掘場に囚われていた河松と日和が会ってます。もしも日和が河松から採掘場の現状を聞いていたなら、それを狂死郎に伝える事は可能です。


それでも、僕は今回の「約束の港」の変更に関して康イエの策だったんじゃないかと思ったりしてるんです。

康イエを「犬死に」と言うカン十郎
ONE PIECE 第974話より引用

この第974話で、裏切り者のカン十郎が康イエに対して“犬死に”だと言います。果たしてそうなのかな?と。康イエは内通者の存在を見越した上で判じ絵の変更をしていたんじゃないかと思えて来たんです。なんとなくですけどね。


もしも狂死郎(傳ジロー)が康イエにだけに正体を明かしていて。康イエが処刑を前に傳ジローにだけ何かを伝えていたのなら、赤鞘九人男に紛れた内通者を出し抜く事は可能だったのかも。この線なのかぁ。


常影港には誰も現れず他の港に船と侍は集合していた。キッドが見たのは港は刃武港か帰港。おそらくは刃武港でしょう。それは内通者カン十郎の知らないところで何者かが動いていたんです。動けた人物となると2人しか浮かびません。ローか狂死郎(傳ジロー)なんです。

しかし、どちらにせよ単独でできる事とは思えないんですね。そもそもの集合地の変更をした康イエが何らかの形で内通者を炙り出す為の策を考えていた様に思うんです。となるとローは除外になるのですが…。ローはローで動いてなければルフィの所に戻るとは思えませんしね。


この謎は次回第975話にて明かされるのかも。どうなっているんでしょうね?
 
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