【第971話 冒頭1ページ】光月おでんは“偉大”
- 2020/02/16
- 18:05
どうして命を狙われるのかを尋ねるモモの助に母トキが こう答えているんですね。

父上が偉大で…
この「偉大」という部分なんです。その言葉のチョイスが気になるのです。何らかの意味合いが込められている様な感じなんですよね。
ー画像は「ONE PIECE.com」より引用ー

父上が偉大で…
この「偉大」という部分なんです。その言葉のチョイスが気になるのです。何らかの意味合いが込められている様な感じなんですよね。
ー画像は「ONE PIECE.com」より引用ー
まず何より明らかなのが「バカ殿」との対比である事です!! 将軍黒炭オロチとカイドウは光月おでんをバカ殿にしたんです。

ONE PIECE 第819話より引用
↑モモの助に対して「お前の父は… バカ殿だ」と言ってます。その状況がある中で…トキは光月おでんは偉大だから、その息子であるモモの助の命が狙われるんですよ、と言ってる。
何がポイントであるかが浮かび上がりますよね!!
オロチとカイドウにとっては光月おでんが偉大であるからこそ、殊更にバカ殿にしなくてはならなかった。向けられているのは何なのか。世間の目である事が分かりますよね!? これを分かりやすく説明するには、ONE PIECE作中で「偉大」と言及されたモノが何であるのかを振り返る必要がありそうです。
2つありました。

ONE PIECE 第280話より引用
世界の偉大な海の王!!

ONE PIECE 第641話より引用
偉大なる人物!!!
1つ目の“世界の偉大な王”というのは、エネルに「カイゾクオウ? それはどこの王様なんだ…?」と問われて答えたモノです。つまり「海賊王=偉大」なんですね。
次のネプチューンが言う“偉大な人物”というのはジョイボーイを指します。つまり「ジョイボーイ=偉大」である事が分かりますよね。
これらに光月おでんが並んだって事になります。
・光月おでん→偉大
・海賊王(ロジャー)→偉大
・ジョイボーイ→偉大
ここに、偉大だからこそオロチとカイドウが光月おでんを「バカ殿」に落として威厳を失わせた事が重要だと言いたいんです。こここそをシッカリと押さえたいですね、と。もう浮かび上がりますよね。
支配者達が どこに目を向けているのか。ここが最も重要であって。偉大なら偉大で無くさなければならない。偉大な人物の血は絶やさなければならない。これを支配者達は恐れている。ジョイボーイについてはまだ分かりませんが、ロジャーは極悪なる犯罪者でなければならなかった。光月おでんはバカ殿にしなくてはならなかった。
偉大である事。これは「名声」に繋がるのかも知れません。バックにあるのは「世論」であって。敵対するモノが大多数の支持を集める事こそを恐れている。その支持を血と共に受け継ぐ者は消さなければならない。自分達こそが世論の支持を集めていなければならない。たとえ支配(恐怖)によるモノであっても。

ONE PIECE 第576話より引用
ここに対抗する術こそが「受け継がれる意志」なのであって。血縁を断やそうとも防ぐ事は不可能。ここにこそONE PIECEという物語の本質があると僕は思うのです!! これをトキのセリフを用いる事で簡潔に説明してくれてる様に思うんですね。
支配者達は「偉大」である敵を徹底的に貶める事で自らの立場を保とうと必死になる。ロジャーや光月おでんと同じくジョイボーイも「偉大」である事を失わされたんだろうと想像できます。
作中で「偉大」という言葉は そうそう多用されるモノではないんですね。そこには何が潜んでいるのか。何をもって「偉大」であるのか。その人を「偉大」とするのは誰なのか。色んな要素が「偉大」という1つの言葉の中に含まれている様に思います。光月おでんが「偉大」だからこそモモの助は命が狙われる。「偉大」なる者の血縁を断ちたいのが容易に想像できますよね。それが理由になっているのですから。
色んな意味でONE PIECEという物語の核心の部分が浮き上がって来てる様な気がしています。「偉大」である者は落とさなければならない。「偉大」だと支持を集めさせてはならない。その背景には…

ONE PIECE 第576話より引用
世界中を巻き込む程の“巨大な戦い”があるんだろうと思うんですね。その戦いにおいて世論はどちらを支持するのか。ここが念頭にあるんだと思うんですね。
オロチ&カイドウと光月おでんの構図も同じです。ワノ国の国民は、これから始まる火祭りの決戦において どんな決断をくだすのか。20年前の光月おでんのバカ殿をどう思っていたのか。光月おでんの処刑をどう見たのか。ワノ国中を巻き込む程の“巨大な戦い”が今まさに始まろうとしてるんです!! 色んな事柄が問われて来るんだと考えます!!
さぁ どうなるのでしょうね。

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ONE PIECE 第819話より引用
↑モモの助に対して「お前の父は… バカ殿だ」と言ってます。その状況がある中で…トキは光月おでんは偉大だから、その息子であるモモの助の命が狙われるんですよ、と言ってる。
何がポイントであるかが浮かび上がりますよね!!
オロチとカイドウにとっては光月おでんが偉大であるからこそ、殊更にバカ殿にしなくてはならなかった。向けられているのは何なのか。世間の目である事が分かりますよね!? これを分かりやすく説明するには、ONE PIECE作中で「偉大」と言及されたモノが何であるのかを振り返る必要がありそうです。
2つありました。

ONE PIECE 第280話より引用
世界の偉大な海の王!!

ONE PIECE 第641話より引用
偉大なる人物!!!
1つ目の“世界の偉大な王”というのは、エネルに「カイゾクオウ? それはどこの王様なんだ…?」と問われて答えたモノです。つまり「海賊王=偉大」なんですね。
次のネプチューンが言う“偉大な人物”というのはジョイボーイを指します。つまり「ジョイボーイ=偉大」である事が分かりますよね。
これらに光月おでんが並んだって事になります。
・光月おでん→偉大
・海賊王(ロジャー)→偉大
・ジョイボーイ→偉大
ここに、偉大だからこそオロチとカイドウが光月おでんを「バカ殿」に落として威厳を失わせた事が重要だと言いたいんです。こここそをシッカリと押さえたいですね、と。もう浮かび上がりますよね。
支配者達が どこに目を向けているのか。ここが最も重要であって。偉大なら偉大で無くさなければならない。偉大な人物の血は絶やさなければならない。これを支配者達は恐れている。ジョイボーイについてはまだ分かりませんが、ロジャーは極悪なる犯罪者でなければならなかった。光月おでんはバカ殿にしなくてはならなかった。
偉大である事。これは「名声」に繋がるのかも知れません。バックにあるのは「世論」であって。敵対するモノが大多数の支持を集める事こそを恐れている。その支持を血と共に受け継ぐ者は消さなければならない。自分達こそが世論の支持を集めていなければならない。たとえ支配(恐怖)によるモノであっても。

ONE PIECE 第576話より引用
ここに対抗する術こそが「受け継がれる意志」なのであって。血縁を断やそうとも防ぐ事は不可能。ここにこそONE PIECEという物語の本質があると僕は思うのです!! これをトキのセリフを用いる事で簡潔に説明してくれてる様に思うんですね。
支配者達は「偉大」である敵を徹底的に貶める事で自らの立場を保とうと必死になる。ロジャーや光月おでんと同じくジョイボーイも「偉大」である事を失わされたんだろうと想像できます。
作中で「偉大」という言葉は そうそう多用されるモノではないんですね。そこには何が潜んでいるのか。何をもって「偉大」であるのか。その人を「偉大」とするのは誰なのか。色んな要素が「偉大」という1つの言葉の中に含まれている様に思います。光月おでんが「偉大」だからこそモモの助は命が狙われる。「偉大」なる者の血縁を断ちたいのが容易に想像できますよね。それが理由になっているのですから。
色んな意味でONE PIECEという物語の核心の部分が浮き上がって来てる様な気がしています。「偉大」である者は落とさなければならない。「偉大」だと支持を集めさせてはならない。その背景には…

ONE PIECE 第576話より引用
世界中を巻き込む程の“巨大な戦い”があるんだろうと思うんですね。その戦いにおいて世論はどちらを支持するのか。ここが念頭にあるんだと思うんですね。
オロチ&カイドウと光月おでんの構図も同じです。ワノ国の国民は、これから始まる火祭りの決戦において どんな決断をくだすのか。20年前の光月おでんのバカ殿をどう思っていたのか。光月おでんの処刑をどう見たのか。ワノ国中を巻き込む程の“巨大な戦い”が今まさに始まろうとしてるんです!! 色んな事柄が問われて来るんだと考えます!!
さぁ どうなるのでしょうね。
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