ロジャーが揃えていない“真の歴史の本文”

世界に9つあるという“情報”をもつ石(真の歴史の本文)の「いくつか」しか揃えられていないのです。何を読んでいて何が読めていないのか。ここに何か意味はあるのだろうか…。
ー画像はONE PIECE 第967話より引用ー
ロジャー海賊団が全ての“真の歴史の本文”を揃え切っていなかったのは、ニコ・ロビンこそが それを成し遂げる最初の人となるからだと思われます。

ONE PIECE 第301話より引用
9つ全てを繋げて完成する今まだ存在しないテキスト。これこそがロビンの夢であり、本当の意味での“真の歴史の本文(リオ・ポーネグリフ)”である!! こう言えるのでしょう。
ロビンは語られぬ歴史(空白の100年)が知りたい。それをロジャー達は知った。でも、本当の意味でロジャー海賊団はリオ・ポーネグリフを完成させてはいなかった。それを成すのはロビンこそが最初の人。
これと同じく、ロジャーは“海賊王”となったのだが「本当の意味での“海賊王”」にはなれていない。それになるのはルフィが最初の人である。こう考えています。同じじゃない!! これはとても重要であると考えています。本当の意味でロジャーは「この海の王」にはなれていなかったと考えています。世界政府による支配を制した訳ではなかった筈だからです。
これは麦わらの一味の全てのメンバーに言える事だと考えています。ゾロもです。それぞれ全員が史上初の人物になると思ってます。この記事では そこまで広げませんけれど。
では、ロジャー達が揃え損なった“真の歴史の本文”とは何だったのかですよね。現時点でどこまで考える事ができるのでしょう。まずロジャーが読んでいなかったと思われる“真の歴史の本文”の筆頭と言えば…

ONE PIECE 第202話より引用
アラバスタ王国にあったポーネグリフですよね!!
新世界で光月おでんのスカウトに成功したロジャーが最初に向かったのはジャヤだったのです。そこでの宴が光月おでんが加入して初めてのロジャー海賊団単独の宴であるのはハッキリしてます。そこから空島へと飛びました。おそらくアラバスタ王国までは逆走していない。光月おでんの仲間入りの前に訪れていたとしてもロジャーにはポーネグリフが読めていなかった。
ロジャーはアラバスタ王国のポーネグリフを読んでいない。ここから考えを巡らせるしかありませんよね。何が記されたポーネグリフだったのか。
その石には この国の歴史など刻まれていない…!! お前達の欲しがる“兵器”の全てが記してあったハズだ…!! …そのありかも…
ーONE PIECE 第218話より引用ー
その“兵器”とは…

ONE PIECE 第193話より引用
古代兵器プルトン!!
古代兵器プルトンは○○○という場所にあります。こう記述されるポーネグリフをロジャー達は読んでいなかったという事になるんです。
つまりです。

ONE PIECE 第967話より引用
その他の“真の歴史の本文”をいくつか読む事でロジャー海賊団は「世界の全て」を知りました。そう光月おでんは日誌に綴っています。それにより「空白の100年」や「Dの一族」、「古代兵器」とは何かを知った、と。
しかし…
・プルトンとは何であるのか
・プルトンはどこにあるのか
これらについてロジャー海賊団は知る必要がなかった。あるいは知る必要性を持つに至らなかった!!? こんな風に仮定する事ができると思うんです。
きっとプルトンには存在理由があると思うんです。砕けぬ石に刻んで残したのです。「ここにありますよ」ってね。それをロジャーは読んでいないと思われるのです。これは裏を返せば、プルトンのありかを知らないままで終わった冒険だったと言えると思うんですね。ロジャーが兵器に興味があろうが無かろうが関係ありません。アラバスタ王国のポーネグリフを残した人達はロジャーに読んで欲しかったのかも知れないんですから。何らかの意味を持たせてね。
本来ならロジャー海賊団は、プルトンのありかを知り、何らかの為に使用しなくてはならなかったのかも。それをしないままで終わらせた冒険だったんじゃないかな?だからこそ世界はひっくり返らなかったのであり…

ONE PIECE 第576話より引用
数百年分の歴史を背負って世界に戦いを挑む選択に至らなかったと言えるのかもね。
ですから、
ロジャーが全ての“真の歴史の本文”を読めていないからといって、知った歴史に欠けた部分があるというのではない。そこは全て知ったのでしょう。まだロジャーの頃には読んでも意味を為さない“真の歴史の本文”が「いくつか」あったのではないかな?それを読んでいなかっただけ。

ONE PIECE 第967話より引用
どっちみち その当時では古代兵器は3つ揃わなかったのです。しらほし姫(ポセイドン)は生まれていなかったのだから。
ロジャーの時代とは違って、ルフィの冒険では「プルトンのありか」が重要な意味を持って来る。だからこそロビンは読んでいなければならなかった。こういう事なのかも。
では、その時点で…

ONE PIECE 第778話より引用
海底遺跡から出てきたポーネグリフや…

ONE PIECE 第934話より引用
ワノ国の城の地下にあるポーネグリフに何が記されているかを考えれば良いのかな?もしかすると、これらのポーネグリフも“真の歴史の本文”であり、重要な情報が記されているのかもね。尚且つ まだロジャー達は読んでいなかったのかも知れないんですね。ならば何が記されているかが気になりますよ!!
ジンベエの方はブルックが頑張って写しを取ってくれてます。これと城の地下の2つをワノ国編のラストでロビンが読んでくれそう。ワノ国編が終わったタイミングで内容が明かされる流れになってるんです。そのストーリー構成も気になりますよね!!
ひとまず、アラバスタ王国のポーネグリフを読んでいないと思われるのを基礎として考えを広げてます。ロジャーは読んでいないんだけどロビンは読む。そんな“真の歴史の本文”には どんな意味があるのでしょう。もう1つか2つ出て来て欲しいですね!! さらに考察が広がりそう。
最後にもう一つだけ。
ロジャーとポーネグリフの話となれば出さねばならない事柄があるんです。第0話のシキのセリフなんです。彼はロジャーに対して「お前が在り処を知る“世界を滅ぼす兵器”」とハッキリ言ってます。これは今から27年前の出来事。まだ光月おでんはロジャーにスカウトされてません。ロジャーはポーネグリフを読めてなかった筈なんです。
そうシキに言われたロジャーは、古代兵器については触れず「支配」には興味がないとだけ返しています。この時ロジャーは古代兵器のありかを知っていたのでしょうか。よく分からないんですね。シキがそう思ってただけでロジャーは知らなかったのかも。逆に知ってた可能性もあります。ならば なぜ知ってたのか。コブラがロジャーにプルトンのありかを教えるとは思えないのです。…謎です。まさかウラヌスの事を話してるの?
どうなんでしょうね。
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