舞台装置としての「藤山」

posted by ひーちゃん@管理人

2019/10/27

2021/12/17

ワノ国編も第三幕となり、いよいよ決戦の火祭り当日を迎えました。舞台はワノ国本土からカイドウとオロチのいる鬼ヶ島へと移ろうとしているのです。そこで気になるのが…

そびえ立つ藤山(フジヤマ)なんですよ。単に景観の為に配置してあるとは思えないのです。このまま何もないまま終わってしまうのかな？何かありそう。

今回はそんな藤山の舞台装置としての役割を考えてみたいです。

明らかに藤山は富士山ですよね。ならば、2つ浮かんでるんですね。

①噴火

②御来光

どちらか。あるいは両方で使って来そうな気がしています。富士山と言えば、そうなりますかね。ただし、もう一つ浮かんでるのも確かなんですよね。本命ではなく次点って事で③です。

③内部に何かある

とりあえず①と②をメインで考えてみたいのですが。まずは藤山についての基礎知識を先に。

場所は花の都にあります。都の門外です。

そして標高はかなり高い。平均海水面からすると相当なんです。ワノ国自体がすでに雲の上に位置していて、藤山の山頂は更に上になっています。

ワノ国はゾウと同じくらいの高さでしょうか。そこからそびえ立つ藤山が高いといっても上空1万メートルの空島まではなさそうですが…どうでしょうかね。

では行きましょう!!

【噴火】

まず、海楼石というものがあります。

ワノ国で生まれたらしいのです。この海楼石と空島の形成には繋がりがありそうな感じなんですよね。

海楼石に含まれる“パイロブロイン”と呼ばれる成分が関係しているのです。だからこそ空島の「雲の海」にて能力者は溺れる事となります。

それは角質の粒子で火山によって空に運ばれ水分を得た時その密度の差により“海雲”と“島雲”は形成されるのです

火山が関係している。

もしかすると、何年かの周期で藤山が噴火をし、海楼石の生まれたワノ国の物質が空に運ばれる事で空島が形成されたのかも知れないのです。長い年月をかけて空島が出来上がったのかも。

今年は藤山の噴火の年なのかも？

この藤山の噴火が、物語において大きな意味を持つのかも知れないのです。大自然の脅威を前に人間がいかに無力であるか。何度となく作中で語られて来ました。サイクロンなどの嵐、アクア・ラグナと呼ばれる高潮などです。

火山というのも相当なエネルギーですからね。

怪物であるカイドウを吹き飛ばすって流れも浮かぶのです。藤山の噴火を「ワノ国の人々全員の怒り」と置きかえる事は出来ないだろうか。

このワノ国編のクライマックスで藤山の噴火が巻き起こり、vs四皇の戦いに関わって来るのかも？

【御来光】

もう富士山と言えばコレですよね。ワノ国が江戸時代の日本をモデルにしているというのなら「富士講」も外せない要素なのではないでしょうか。簡単に言えば富士山に対する信仰って事ですよね。江戸時代に大流行したと習った覚えがあります。

今でもお正月に富士山の山頂で初日の出を拝むのは大変ありがたい事である、と。多くの方が知っている事なんです。キーワードは…

夜明け!!!

トキの言葉にも出ますし。

もっと大きな…

世界の夜明けという言葉も出てます!!

夜明け。日の出。新時代の到来。それらとワノ国の藤山とは何らかの形で繋がって来るのかも知れないのです。その為に用意される山なのではないだろうか。

ワノ国編だけに留まらないのかも知れません。藤山が舞台装置としての意味を持つのは、ONE PIECEという物語全体の終盤になる可能性もありますよね。

藤山に人々が登るって流れもあるのではないか。登らなくてはならないのではないか。なぜそんな事が浮かぶのかというと…