【傭兵】革命軍とジェルマ66から浮かび上がる“歴史”

資金が足りないと言うドラゴンは、革命軍を反乱の意志に傭兵の様に手を貸すところからスタートさせました。兵を出して見返りに報酬を得ていたのです。ジェルマ66もそういう風な事をしていましたよね!!
-画像はONE PIECE 第1097話より引用-
【傭兵】

-ONE PIECE 第1066話より引用-
ドラゴンは“自勇軍”にDr.ベガパンクを勧誘していたそうです。まだ「平和研究所MADS」にいた頃の話でしょうね。それをDr.ベガパンクが断るのですが、理由は貧乏軍隊では知恵と技術を活かす事ができないから。
それは革命軍を立ち上げた時も続いており、その為に傭兵の様に手を貸す事で資金力をつけて行ったんですね。そうやって今となっては世界に散らばる巨大な軍隊になれた。
傭兵とは言いますが、どちらかと言えば“義勇兵”の方が正しいと思います。金銭を主な目的としているので傭兵と表現しているんでしょうけどね。そこには確固とした“大義”や“信念”があっての事。傭兵をストレートに受け取ると少し勘違いを生みそう。
なぜなら傭兵というのは…

-ONE PIECE 第828話より引用-
まさにジェルマ66の様なものなんですよね。こちらは“大義”や“信念”で手を貸しているのではなさそうです。「理由などはどうでもいい」「金を払えた方を勝たせてやる」という事だったのです(第839話)。報酬こそが目的。
しかしながらですね、
革命軍もジェルマ66も救いの神に違いないのです。ブロックコリー島でジェルマ66は圧倒的な支持を受けていました。2年も続いた戦争を4時間で終結させています。戦争が終わったと大喜びの人達が描かれました。
【革命軍とジェルマ66】
どちらも軍隊を派遣して報酬を得ていても、革命軍の方には「反乱の意志」に手を貸すという大義名分が存在してそうでして。そこには大きな違いがある。とはいえ、それ以外は似せている感じがあります。

-ONE PIECE 第825話より引用-
ジェルマ66は世界経済新聞の絵物語における「悪の軍団」。これは世界政府・海軍によるプロパガンダと思われます。ジェルマ66は「ある時代の“悪”の代名詞」という言葉も出て来ます(第826話)。
それなら革命軍も同じくですよね!!
革命軍は世界政府にとって「悪の軍団」そのものであります。ドラゴンは世界最悪の犯罪者とされています。恐れているのはドラゴンの思想。王を打倒しようとする反乱の意志は、世界政府に加盟する国々の王にとっても脅威であります。
ジェルマ66には思想的な脅威はないものの、世界政府にとって“悪”としておかねばならない理由がありそうな気がするんです。傭兵として手を貸した国・軍隊には圧倒的な支持を受けているんです。「神の手」と呼ばれています(第828話)。
何となくですけどね…。
ジェルマ66を紐解けば革命軍が分かって来る。逆に革命軍を紐解けばジェルマ66が分かって来る。こういうのがあるのではないか。(そこが最も重要なのだが)思想の面を外せば共通する部分が沢山あるのではないか。そんな気がしました。
その最たるものが“歴史”であります!!
【「ある巨大な王国」と「ジェルマ帝国」】

-ONE PIECE 第864話より引用-
ジェルマ66総帥ヴィンスモーク・ジャッジの頭には「ジェルマ帝国」の復活というのが強くあります。ビッグ・マム海賊団との縁談もそれが理由でしたよね。かつてジェルマ王国は「ジェルマ帝国」と呼ばれていた。
ヴィンスモーク家は大昔“北の海”を武力で制圧した一族と言われていました。かつて“北の海”に一大帝国を築いていたのでしょう。それは300年前の話であり、わすが66日間の栄華だったという話なんですよね(第871話)。
その「ジェルマ帝国」の“300年の無念の魂”の為!! これがジャッジの心にはあるのです。その全人生をかけて“北の海”の国々に復讐をしたいのです。そこで革命軍とジェルマ66の共通点です!!
ジェルマ66が「ジェルマ帝国」なら…

-ONE PIECE 第395話より引用-
モンキー・D・ドラゴンの革命軍は「ある巨大な王国」になるんでしょうね?と。ここが浮かんで来そうだと僕は言いたいんです。ただしドラゴンの方も復讐かどうかは分かりません。僕は復讐ではないと考えています。ここは違ってそうな気がします。
ポイントは「ジェルマ帝国」とは何なのか。
「ある巨大な王国」と「ジェルマ帝国」というのは正反対の存在なのか。はたまた共通の存在だったのか。ここが気になっており、それは世界政府にとってどんな存在だったのか?です。
僕が考えるに、今から300年前…

-ONE PIECE 第826話より引用-
“北の海”に、世界政府に対抗し得る“一大勢力”がヴィンスモーク家によって作り出された。それが「ジェルマ帝国」だったのではないのかな?と。これを放置しておけば、800年前に滅ぼした「ある巨大な王国」の様な存在にまで大きくなるかも… と。世界政府は恐れた、みたいな。
ただし、僕は「ジェルマ帝国」には「ある巨大な王国」の様な思想はなかったと考えます。これはジェルマ66と同じくです。もしも「ジェルマ帝国」が「ある巨大な王国」の意志を継いでいたりすれば、サンジもまた“D”って話になりかねません。これは無いと考えます!!
おそらくですが、これからジェルマ66は再登場を果たすと考えています。そこで「ジェルマ帝国」とは何であったかが語られると考えております。そして「ある巨大な王国」との共通点&相違点が浮かび上がると考えています。
それが革命軍とジェルマ66の関係性に表れていると考えているんです。同じなんだけど違う。中身は大違いなんだけど色々と似てるよな、と。こういうのに表れていると思うんですね。

-ONE PIECE 84巻より引用-
革命軍=ルフィの父親
ジェルマ=サンジの父親
何かしら浮かび上がって来そうな気がします!!
革命軍の立ち上げの話で傭兵というワードが出て来て、真っ先に僕の頭に浮かんだのがジェルマ66でした。そこを持って来るんだ… と思ったんですよ。注目は“歴史”なんです!!
推移を見守りたいと思います!!
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