【第1092話考察】“暴君くま聖地暴走事件”
今週の扉絵は読者リクエストです。

「巨大なコバンザメになつかれてのしかかられてるジンベエ」
ジンベエザメとコバンザメは片利共生の関係で有名です。コバンザメに利益はあってもジンベエザメにはありません。3匹のコバンザメに頭を抱えるジンベエは、本編の“黄猿”の心情を表しているのだろうか。本当なら傷つけたくない… 3人。
では本編です。
タイトルは“暴君くま聖地暴走事件”!!
ー画像はONE PIECE 第1092話より引用ー
【暴君くま聖地暴走事件】
ついに聖地マリージョアまで登って来たバーソロミュー・くま。多数の兵士が止めようしますがダメみたいです。どこかへ行こうとしている様子。そこで「“熊の衝撃(ウルススショック)”」。あ、喋れるみたい。

-ONE PIECE 第908話より引用-
それによりパンゲア城の前にある3つの門の1つが破壊されました。神々の地へ続く天竜門ではないみたい。その付近で暴れているという事。多数の天竜人が出て来ていますね。処刑しろと騒いでいます。
そこに現れたのがサカズキ元帥!!

-ONE PIECE 第1092話より引用-
ロブスターが品切れだ何だと騒ぐ天竜人を完全無視するサカズキ。目の前のバーソロミュー・くまにだけ語りかけます。これは歴史的な破壊事件であり、制御できないのなら野放しにはできない。自我もないのにどこへ行くつもりだ?と。
何も答えないバーソロミュー・くまにサカズキ元帥は“冥狗(めいごう)”で攻撃。頂上戦争で白ひげを攻撃した技ですね。白ひげと同じくバーソロミュー・くまも頭部を失います。そして足にも追撃のマグマを受けつつも…

-ONE PIECE 第1092話より引用-
“ニキュニキュの実”の能力を使って自身を弾き、どこかへと消えたバーソロミュー・くま。サカズキ元帥の脳裏に浮かんだのは2年前のボニーとの会話。どこへ行くんじゃ…。
これは全て「昨日」の出来事です!!
そして、その翌日にあたるエッグヘッドへと舞台が戻るんです。果たしてバーソロミュー・くまはどこへ行こうとしていたのか?なのですが。十中八九エッグヘッドに向かって飛んでいる最中と言えるのかも。

【第1092話チョイ見せ考察】バーソロミュー・くまはどこへ行こうとしているのか
尾田栄一郎公認ポータルサイト「ONE PIECE.com」にて、9月19日に発売...
↑冒頭1ページのみのチョイ見せ記事より可能性が高まったと感じました。サカズキとボニーの過去を挟んでいながらエッグヘッドに来ないというのは少し考えにくいぞと。残る可能性は、聖地マリージョアのどこかで動けずに隠れているというもの。
さぁ どこへ行ったのでしょう。
それ以外のポイントは…
①わざわざ元帥が出て来た
②くまには血が流れている
③くまの意志
④くまが志願した理由
↑結構ありますね(笑
少なくとも①と②は改めて記事にしたいと思ってます。①は聖地マリージョアの守備体制や海軍本部の現況。②は悪魔の実の能力との関係性ですね。
【海獣兵器を撃破せよ】
パシフィスタ(マークⅢ)が味方についた事もあり、エッグヘッド沿岸では次々と海獣兵器が撃破されていっております。この描写を挟んだ事には意味があるのかな。2つ考えが浮かんでいるんです。

-ONE PIECE 第1079話より引用-
まずは近海のどこかに潜んでいるだろう黒ひげ海賊団の海賊船について。まぁでも沿岸の海獣兵器が撃破されたところで海軍の大船団が島を囲んでいるワケですからね。黒ひげ海賊団にとっては何も変わらない。
もう1つは…

-ONE PIECE 第1091話より引用-
沿岸の海獣兵器を全滅させればパシフィスタ(マークⅢ)の任務は終了です。動かなくなるのかも。そして命令権者である司令塔は現在“黄猿”なんです。これまでのルールにならえば「威権チップ」の所有者では命令の書き換えは不可能。海兵が新たな任務を与える事はできない。
新たな任務を与える事ができるのは…
①黄猿(研究層からは命令不可)
②戦桃丸(意識不明)
③サターン聖(電伝虫では無効)
こう見て行くと③のサターン聖がエッグヘッドに上陸しなければならないハズなんです。海獣兵器撃破後にパシフィスタ(マークⅢ)に新たな任務を与えなければならない事態が起きたならば、です。
見守りたいです!!
【黄猿により「ベガフォース1」破壊】
“工場層”に続々と海兵が入って来て島を占領しようとする中、“研究層”ではルフィと“黄猿”が激闘を繰り広げていました。といっても、まだ“黄猿”には余裕がありそう。
ルフィが100倍強くなったところを見せる為に、“黄猿”を圧倒する演出が入ると思っていましたけどね。そういう事にはなりませんでした。さすがは海軍大将(最高戦力)です。
そうは言ってもまだルフィは“ギア4(スネイクマン)”しか見せてません。ルッチの時と戦法を変えてます。ボクシングで1ラウンドから猛ラッシュをかけて通用する相手ではない。こういう事でしょう。
“黄猿”からルフィにDr.ベガパンクを守る理由を質問しますが、逆にルフィから質問返し。なぜDr.ベガパンクを消したいのか?と。それについて“黄猿”が言いかけたところで距離を取ります。それはルフィに聞かせたくない言葉。

-ONE PIECE 第1092話より引用-
“黄猿”は本心ではDr.ベガパンクを消したくないんですね。邪魔しないでくれ=決意が揺らぐ間を与えないでくれ。こうなるでしょうか。この本心は後で見え隠れしそうな気がします。なにせ「どっちつかずの正義」ですからね。
助走距離をとった“黄猿”は「加速は… “力”!!」とルフィに突進!! 光速は一定というのは関係なさそうです。とにかく凄い事が起きている。蹴り飛ばされたルフィは「ベガフォース1」に激突!! 「ベガフォース1」は大爆発を起こします!!
脱出計画が潰れてしまいました!!
おそらくサニー号も研究所の裏まで運ばれていませんよね。しかも横倒しです。フランキーがいるのでサニー号の方はどうにかできるでしょうか。フランキー将軍の登場にも期待が膨らみます。
【黄猿とボニーも顔見知り】

-ONE PIECE 第1092話より引用-
そうなんだろうなと薄々は感じていましたが、“黄猿”とボニー(子供の頃)には面識があった様子です。つまりバーソロミュー・くまともですよね。くまとも“黄猿”は長ェ付き合いの可能性が出ました。
ボニーが子供の頃にエッグヘッドに来た事があると言ってたのです。おそらくは父バーソロミュー・くまに連れられてでしょう。そこに“黄猿”も顔を出していたんじゃないかな?
面白くなって来ましたよ!!
そのバーソロミュー・くまがエッグヘッドに来てるかも知れないと上に書いたところです。“黄猿”も何か事情を知っているかも。戦桃丸・ベガパンク・ボニーに続いて4人目の“傷つけたくない者”の登場になるのかも。
狙うべき相手はDr.ベガパンクから変わったと話すボニー。“黄猿”に対して攻撃しますが逆に蹴られてしまいます。そこで“黄猿”が「任務以外で知り合いを傷つけさせねェでくれよ」と言ってます。
ここで言う「知り合い」とはボニーの事ですよね。つまり襲いかかって来るなと言ってる。ボニー討伐は任務に入っていない。しかし攻撃されれば海兵としてやり返さなければならない。それをさせないでくれと言っているのでしょう。

-ONE PIECE 第1089話より引用-
確かにサターン聖がボニーの事は放っておけと言ってました。では麦わらの一味についてはどうだろう。このエッグヘッドにおける任務はDr.ベガパンクを消す事であって。“黄猿”にとっては別に麦わらの一味は討伐対象ではないと思うんです。邪魔をするから戦うだけ。
Dr.ベガパンクを逃さない為に「ベガフォース1」を破壊したのであって、別に麦わらの一味を逃さないぞ!! と狙ったのではない。だからサニー号を破壊しようとはしなかった。こういう事じゃないかな。
“黄猿”はルフィと決着をつけるまでは考えていない。Dr.ベガパンクさえ消したなら後はお好きにどうぞ。しかしルフィの側はDr.ベガパンクを消そうとする“黄猿”を倒さなければならない。危険を排除しなければならない。この違いはあると思うんです。
しかし、1つ謎が出ました。
【リリスをスルーした“黄猿”】
ルフィを蹴り飛ばしてフロンティアドームの外に出し、襲いかかって来たボニーもバリアの方へ蹴り飛ばした“黄猿”。その場に残ったのはフランキーとリリス。
フランキーが“ラディカルビーム”で攻撃しようとしますが“黄猿”は消えてしまいました。おそらく“黄猿”にビームは効かないハズですが… じゃなくて!!

-ONE PIECE 第1091話より引用-
どうしてリリス(Dr.ベガパンク)を狙わなかったのだろう。まずDr.ベガパンク本体を狙ったというのは分かるんですけどね。ヨーク以外のDr.ベガパンクを全員消すというのが任務なんだと思うんですよ。
僕は、順番にサテライトは消されて行くと予想していたのです。だからこそ気になったんです。まずリリスが狙われるのか… と思って読み進めてみるとスルーだったから驚きました。
“黄猿”にとってDr.ベガパンクは長ェ付き合いなんでしょうが、リリスとはそれ程でもないでしょうに。逆に消しやすいと思うんですよ。ちょっと引っかかりました!!
【司令室に“黄猿”現る!!】

-ONE PIECE 第1092話より引用-
いきなり王手をかけて来た“黄猿”!! 司令室のDr.ベガパンク本体の前に光の速さで現れたのです。「わかってくれ」と言ってます。後ろの麦わらの一味には目もくれません。狙いは一目瞭然ですよね。
ここに舞い戻ったルフィが介入するんですが…
この局面のポイントはヨークだと考えます!!
まず“黄猿”によってDr.ベガパンク本体が消される事はないと思うんです。これは是が非でもルフィが阻止するでしょう。ウソップ達の注目もDr.ベガパンク本体だと思うんです。そこを“黄猿”に突かれてはならない!!
もう一度 任務を確認したい!!

-ONE PIECE 第1090話より引用-
守るべきは「ヨークの身柄」なんです!!
すぐ後ろにヨークがいるんです。これを“黄猿”に持って行かれてしまうとダメなんですよ。1つ任務を成功されてしまうんですね。しかも暗証コードは解けました。おそらくスイッチ1つでバリアは解除できそう。解除すればヨークを連れ出せます。
“黄猿”がDr.ベガパンク本体から「ヨークの身柄」へと狙いを変えて来られると厄介な事になるのかも。ヨークさえ手にできれば、ほぼ「マザーフレイム」が手に入るんです。これこそが世界政府が欲しがる物なんです。
【伝説の鉄の巨人の目に光が灯る】

-ONE PIECE 第1092話より引用-
いよいよ伝説の鉄の巨人が動き出しそう!!
問題は“動力”でした。色々と考えて記事にして来ましたよね。そのどれでもなかったのです。これは本当に予想外の展開でした。そう来たか、と。
①太陽の神ニカ
②解放のドラム
これらが伝説の鉄の巨人の目に光を灯した事に関係していると思われます。描写からすると「ドンドットット♪」のリズムである“解放のドラム”が大きく関わっていそうな。

【ドンドットット♪】“解放のドラム”で伝説の鉄の巨人が動き出す!!
伝説の鉄の巨人の目に光が灯る!! 鳴り響く“解放のドラム”!! …という事は!!...
↑先行記事を上げております!!
先のvsルッチでは何も起こらなかった事、これからの冒険との兼ね合いなど色々と触れております。そちらで詳しく考えを書かせて頂いておりますのでね。そちらを読んで頂ければと思います!!
「ベガフォース1」を失った今、この伝説の鉄の巨人がエッグヘッド脱出のキーとなりそうです。そりゃ空を飛んでくれるでしょ!! 気候空域に関係なくね。大いに期待して待ちたいです!!
【次号予告】

-ONE PIECE 第1092話より引用-
↑このコマ良いなぁ。そこにガンダムの目が光る、みたいなアレでしょ。もう続きが気になって仕方ないよ!! って皆さんもそうでしょ?
次週、休載ありません!!
万が一の覚悟はしてました。
…からの休載ナシ!!
よって次回 9月25(月)になります!!!
のって来ますよ、そりゃ(笑
次からの記事では個別に詳しく考えて行こうと思います。この記事では触れていない点も少しあるかな。何を書こうか色々と考えてみますね。
いつも読んで下さりありがとうございます!!!
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