パシフィスタの“威権順位”のルール

戦桃丸が意識不明になった事で、「威権チップ」を持つ“黄猿”がパシフィスタ(マークⅢ)に対する司令塔になりました。命令権を奪ったのです。このパシフィスタの“威権順位”というのは今後も出て来ると思うんです。今一度ルールその他について確認しておこうと思います!!
-画像はONE PIECE 第1091話より引用-
【パシフィスタの“威権順位”】

-ONE PIECE 第1069話より引用-
“威権”とは「相手にこちらの意思を押し付けて従わせる力」であります。パシフィスタには命令をきく者の優先順位が設定されている。それが“威権順位”というものになります。
パシフィスタという事なので…
①パシフィスタ(プロトタイプ)
②パシフィスタ(マークⅢ)
③新型パシフィスタ(セラフィム)
これら全てに“威権順位”が設定されているものと考えます。そして①〜③に互換性はありそうだぞと。1つの「威権チップ」で①〜③の全てに命令できる仕組みと考えています。
ルッチ達が持っていた「威権チップ」と今回“黄猿”が手にする「威権チップ」に違いはないと考えます。「セラフィム専用チップ」や「マークⅢ専用チップ」などない。このスタンスです。
そして気になるのが…
①に含まれるであろう「PX-0」、すなわちバーソロミュー・くま本人も“威権順位”に従って行動していると考えております。これにより聖地マリージョアでレンタルされている仕組みが解けそう。

-ONE PIECE 第908話より引用-
バーソロミュー・くまと“威権チップ“がセットで天竜人の間でレンタルされているんだろうなと。「威権チップ」によりロズワード聖の命令に従い、それがチャルロス聖に渡されたのでチャルロス聖の命令に従っていたと。
この様に考えると…

-ONE PIECE 第603話より引用-
“威権順位”よりもプログラムの方が優先されるという事になりそうです。麦わらの一味が戻って来るまでサニー号を守るという任務がプログラムされていたバーソロミュー・くまは海軍とも戦ってくれたハズです。
では果たして今バーソロミュー・くまは…
・チャルロス聖からの命令が残る
・マリージョアへ戻るプログラム
・制御できない意志
どれに従って行動しているのか?と。

-ONE PIECE 第1090話より引用-
S-スネークによる“威権順位”を無視した行動が出た今、パシフィスタに関する様々な事に揺らぎが出ているんですけどね。今一度、基本的なルールについて再確認してみようかと思います!!
【“威権順位”のルール】
パシフィスタの“威権順位”には数々のルールが設定されております。これがエッグヘッド編を面白くしているんですよね。命令権の奪い合いや、正体不明の敵の存在などの演出に使われました。
では、これまでの描写から“威権順位”に関するルールについて書いて行こうと思います。いくつかハッキリと説明されていない部分もあるんですよね。そこは補足するより仕方ありません。

-ONE PIECE 第1091話より引用-
1. 五老星
2. Dr.ベガパンク(ステラ+サテライト)
3. 戦桃丸
4. 威権チップ所有者
これらがパシフィスタの命令権者(司令塔)になれる権利を持つ者達であり、それぞれ優先される順位が設定されております。最低でも「威権チップ」を持っていなければ“司令塔”にはなれない。
①命令は“威権順位”の上位の者が優先される
②電伝虫による命令は無効
③“威権順位”が下位の者が“司令塔”を死亡・意識不明・睡眠状態にすれば命令を書き換える事が可能(命令権の奪取)
④たとえ“司令塔”が死亡・意識不明・睡眠状態になっても命令は失効しない
⑤“威権順位”が同列の者では命令を書き換える事ができない
⑥命令されていなくても戦況に応じて自己判断した行動を取る事もある(人格を持つ)
この6点が基本的なルールとして設定されていると思われます。ただし問題は⑤なんです。ここに決定的な矛盾点があるんです。この⑤のルールがなければ成立しないストーリーが用意されているにもかかわらず、最もグラつく設定になっているんです。
扱いが難しいのは分かりますけどね…
おそらくSBSで説明されると考えます!!
どこが矛盾していたのか。
【同列では命令を書き換えられない】

-ONE PIECE 第1073話より引用-
上の画像のシーンで出ているのが④と⑤。ルッチ(司令塔)を眠らせてもセラフィムへの命令は失効しませんでしたよね。そして“威権順位”が同列のステューシーでは命令の書き換えは不可能。研究所への攻撃をやめないセラフィム。
そこでDr.ベガパンク(エジソン)が命令を書き換えてセラフィムを止めたのです。この同列では命令の書き換えが不可能である設定があるからこそヨークの暗躍が可能となっているんです。

-ONE PIECE 第1075話より引用-
ヨークが石化しても命令は失効せず、“威権順位”が同列である他のサテライトでは命令の書き換えが不可能だったのです。まさに④と⑤のルールがあったからこそのストーリー。第1073話があっての第1075話なのです。ヨークはすぐに石化を戻して貰っています。
では、そもそも…

-ONE PIECE 第1075話より引用-
どうすればエジソンの「停止せよ」の命令をヨークに書き換える事ができたのか。わざわざヨークに言わせているので答えは用意されていると思うんですけどね。どんな方法があるのか?です。SBSか本編にて言及されると思います。
何にせよ⑤はルールとして存在します!!
【現在のパシフィスタへの命令と今後】

-ONE PIECE 第1090話より引用-
現在「旧“悪魔の実”研究室」にてバブルに閉じ込められているセラフィム。S-スネークのCPに対するセリフから、未だにヨークからの命令が続いている事が分かります。地下のCPは狙わなくて良いと言われていたのです(第1079話)。
もしもセラフィムがバブルから解放されたなら、“Dr.ベガパンク本体”と“地下のCP”を除く者達を攻撃対象として動き出す事になりそうです。あともう一つ命令がありましたね。

-ONE PIECE 第1079話より引用-
研究所内の「壊しちゃいけない場所」の存在です。これも大きなポイントになって来ると思われます。“黄猿”の「傷つけちゃいけねェ物」と合致しているんですかね?と。おそらく「融合炉」だと思うんです。他に思い当たらないのですが… まだ分からない。
この問題というのは…

-ONE PIECE 第1090話より引用-
サターン聖からの指令を難しくする可能性があるんです。かなり面白くなるんですよ!! だからこそ、ヨークが言うのは「融合炉」だと思いつつ… そうでない場所も期待しちゃうんです。
もしもですよ、
①壊しちゃいけない場所は「融合炉」ではない
②セラフィムが「融合炉」を破壊する恐れがある
③ヨークからの命令を書き換えたい
④ヨークを意識不明にしなければならない
首の後ろを「トン」で意識不明にできればOKな話なんですけどね。ヨークは傷つけちゃならないけど、それをしないとセラフィムの命令を書き換える事ができない。そんなシーンが生まれる可能性があるんです。
セラフィムへの命令を失効させるには、ヨークを死亡・意識不明・睡眠状態にして「威権チップ」を持つ者が書き換える必要がある。あるいは“威権順位”がヨークよりも上位であるサターン聖(五老星)が可能。同列であるDr.ベガパンク本体とサテライトには書き換える事はできません。
果たしてサターン聖は研究所まで出て来る?
もしもサターン聖が出て来るのならば…
最終局面で「工場層」の戦桃丸が意識を取り戻す可能性があると考えています。「威権チップ」を持つ“黄猿”によって命令を書き換えられましたが、再び戦桃丸が命令権を取り戻すかも。

-ONE PIECE 第1074話より引用-
そして脱出するルフィ達を攻撃させない様にパシフィスタ(マークⅢ)が大船団を抑え込む様にするんじゃないのかなぁと。レーザー撃ちまくり&バブルシールド張りまくり。ここに期待したいです!! “威権順位”のトップであるサターン聖の命令は「工場層」には届かない… みたいな。
この様に、またまだ“威権順位”は今後のストーリーに絡んで来ると考えています。中でも注目はセラフィムとサターン聖ですね。サターン聖が来たのは“威権順位”があるからこそ。そう僕は思っております。
推移を見守りたいですね!!!
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