【ギア5】覚醒前にルフィは死んでいる

ついに8月6日(日)、アニメ「ONE PIECE」で“ギア5”がお披露目になるそうです。週刊少年ジャンプでも告知が入りましたので、今回はルフィが能力を覚醒させるシーンについて書いてみようかと思います。ただ少し先の情報も出すつもりですので純粋なるアニメ派さんは気をつけて頂きたいです。ほんの少しですがネタバレ気味です。
-画像は週刊少年ジャンプ2023年35号より引用-
【覚醒前にルフィは死んでいる】

-ONE PIECE 第1043話より引用-
ルフィ(ギア4)vsカイドウ、CP0ゲルニカの横槍もあってカイドウの“咆雷八卦”を真正面から受けてしまうルフィ。その場に倒れたルフィは「しー…ん」となって身動き一つしません。このシーンはとても重要であり、絶対に外せない演出だったと考えております。
ルフィは死んだと考えております!!
死んだからこそ能力が覚醒したと考えているんです。つまり能力が覚醒する為には一度ルフィは死ななければならなかった。これが上のシーンに対する僕の解釈となります。
まず、ルフィの声が聞こえなくなったからといって死んだとは言えません。声が消えるのは気絶であっても起こる現象なんですよね。空島編でエネルがゲームをしましたよね。81人のうち何人が生き残るか。次々と声が消えて行きますが死んだワケではなかったのです。
しかしルフィは死んでいたと思います。
死んだからといって、

-ONE PIECE 第577話より引用-
すぐに体から能力が抜けない事は、頂上戦争における“白ひげ”に対する能力者狩りで示されておりました。能力者が死ねば能力が抜けて世界のどこかに悪魔の実として復活するのですが、すぐに起こるのではないのです。タイムラグがある。
カイドウの“咆雷八卦”を受けてルフィの心臓は止まり死んでしまったのだが、あるキッカケで“ヒトヒトの実”幻獣種(モデル:ニカ)が覚醒する事によって…

-ONE PIECE 第1043話より引用-
“解放のドラム”が心臓マッサージの役割を果たしルフィは蘇生した。こう考えております。能力の覚醒が心臓を動かしてくれたので生き返った。ルフィは一度死んで生き返った。
何がキッカケで能力が覚醒したのか。
【約束とは死んでも守るもの】
死んだと思われたルフィが“太陽の神ニカ”として蘇るといったシーンの後、光月日和と黒炭オロチの場面へと転換します。そして再びルフィ(ギア5)とカイドウの戦いへ戻るのです。この日和のシーンが重要であると考えます。
日和がオロチに対して何度も何度も「約束」という言葉を投げつけます。父おでんは約束を守りましたよね?と言うんです。この「約束」というのが重要なポイントとなっており、ルフィの能力の覚醒にも関わっていると考えます。
この「約束」とは何であるかと言うと…

-ONE PIECE 第653話より引用-
約束とは死んでも守るもの!!
ワノ国編でルフィはモモの助や錦えもん達、そしてお玉と約束をしているんですね。訪れた“死”の中でルフィの魂が、死んだとしても絶対に約束は守りたいという強い意志を示した事で…

-ONE PIECE 第1046話より引用-
ルフィの心身の“心”の部分が能力に追いついた!! ここで能力が覚醒して“解放のドラム”なる心拍を呼び込んだのではないか?と。もうすでに“身”の部分はカイドウとの戦いで追いついていて、あとは“心”だけだったんじゃないかな。
先の「約束とは死んでも守るもの」というセリフは魚人島編のラストで出ます。しらほし姫との約束するんです。今度は海の上の本物の森へお散歩に連れ出して欲しいと。それをルフィが了承して約束するんです。
死んだとしても絶対に約束は守る!!
↑この部分が重要なのであって、

-ONE PIECE 第1043話より引用-
能力の覚醒=ジョイボーイが帰って来た!!
↑これを演出するには“死”というのは外せない。死んでしまうも約束は守るんだと生き返る。その“死”というワンステップは入れる必要があったと思うんです。
ルフィがしらほし姫と交わした約束は…

-ONE PIECE 第649話より引用-
空白の100年に死んだジョイボーイが当時の人魚姫と交わした約束と同じなんだと思うんですね。地上への移住が果たされたなら森を散歩しよう、と。そのジョイボーイと人魚姫の約束を代わりに果たすのがルフィとしらほし姫であって。

-ONE PIECE 第1044話より引用-
「光月」は… 約束を果たす一族!!
こう日和の話すセリフが鬼ヶ島の屋上のコマに重なります。描かれるのは“満月”と“解放のドラム”。ルフィ達“D”もまた約束を果たす一族である。こういう事なのかもね。
という事で。
約束を果たせず死ねるか!! という強い意志が能力を覚醒させ“太陽の神ニカ”としてルフィを蘇生させた。あの時ルフィは死んでいた。そしてルフィが“ジョイボーイ”となって遥か昔からの約束を果たす。約束は守られる。
魚人島編の「約束とは死んでも守るもの」に対するアンサーが今回の“ギア5”への覚醒になっていると思うんです。それだけ約束とは重いものである。
【ルフィはルフィ】
あの時ルフィは死んでいたとしましたが、あくまでも再び心臓が動き出した事による蘇生と考えております。生き返った。ルフィはルフィのままであると思います。

-ONE PIECE 第1046話より引用-
カイドウから「お前は… 誰だ?」と問われたルフィがハッキリと「モンキー・D・ルフィ!!」と答えています。ルフィはルフィです。ルフィは動物系の覚醒を成功させていると考えます。“太陽の神ニカ”に取り込まれているとは考えられない。
あくまでもルフィはルフィであって、それを“太陽の神ニカ”や“ジョイボーイ”と重ねるのは周囲の目に過ぎないと考えております。ラストまで主人公は第1話からのルフィで何も違わない。ルフィはルフィであって、それを何に重ねるかは「お前らが勝手に決めろ!!」と。
これで行きそうな気がするなぁ。
さてさて、
8月6日(日)、“解放のドラム”がアニメに響くそうです。久しぶりに観ようかなと考えています。どんな感じになるんでしょうか。観れると思うんだけど… (予定は未定)。
楽しみですね!!!
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