【第1072話考察】“記憶の重さ”
扉絵は「ジェルマ66のあゝ無感情海遊記」です。

vol.28「量産される殺戮兵器」
MADS時代のシーザー・クイーン・ジャッジですが… ホント悪い顔してますね。クイーンはウイルスでジャッジは武器開発かな。シーザーの手にあるのは人工悪魔の実になるでしょうか。とすれば血統因子が発見されて以降の話になるぞと。注目は次回です。Dr.ベガパンクと謎の女性が何の研究をしているのか。この本編と絡むのかも?
では本編です。
タイトルは“記憶の重さ”!!
ー画像はONE PIECE第1072話より引用ー
【平和への大きな一歩である】

-ONE PIECE 第1072話より引用-
冒頭の“ト書き”はMADSの所長の頃のDr.ベガパンクの手記(日記)だと思われます。どうやらクローンの誕生を喜んでいるんですよね。ここで言及される「彼女」とはラストで判明するステューシー。
問題は、クローン実験の成功が「平和への大きな一歩」としている事です。今のところセラフィムを含む「パシフィスタ(平和主義者)」というのは兵器として使われています。平和には程遠いモノと思われますよね。
何より倫理的におかしい!!
非人道的な行為とも言えますよね。ジェルマ66のクローン開発の話を聞いたサンジは「吐きそうだ」と言ってました(第840話)。この反応は正しいと思います。ではDr.ベガパンクは何をもってクローンが「平和」と言うのか。

-ONE PIECE 第1033話より引用-
絶滅にひんする種族を救えるかも知れない。ここなんだと思うんです。パシフィスタのバーソロミュー・くまは「特殊な種族」だそうですしね。セラフィムのルナーリア族も絶滅したとされる種族。人の巨大化の実験にはオーズ。
何かしらクローンには平和的理由がありそう。
【歪んだ未来】
ジュエリー・ボニーがDr.ベガパンクに襲いかかる時、その能力を使った技“歪んだ未来(ディストーションフューチャー)”で体型を変化させています。この姿が気になりますよね!!

-ONE PIECE 第1064話より引用-
ルフィにした「ある方向の未来」への変化を自分にしたという事っぽいのです。ただ、それはそれでボニーの未来の体型って事なんですよね。今のまま歳を取った姿ではないにしろ。
その上半身と下半身のアンバランス加減。ONE PIECEのキャラによく見られる特徴ではあるのですが。その体型って何なの?と。なるワケですよ。
父バーソロミュー・くま?
それとも…

-ONE PIECE 第957話より引用-
ビッグ・マムの方? みたいな。
クローン開発を話題にする冒頭で描かれるボニー。彼女もまたクローンなのか。あの口紅の共通点には秘密があるのか。バーソロミュー・くまとは血縁関係にないのか。何となく気になるんですよね。まぁビッグ・マムはさすがに関係ないかも。年齢操作すればソルベ王国の王太后コニーそっくりなんですもんね。
ボニーの体型からバーソロミュー・くまの特徴は見られない。しかし“歪んだ未来”で具現化されたというのか。それならば親子であるのは間違いないかも。それとも別の何かが出たのかな。その秘密はバーソロミュー・くまの記憶の中のボニーを知る事で判明しそう。
【ボニーの能力】
ボニーが“跡死(トシ)突き”なる技でDr.ベガパンクを若返らせています。突かれたDr.ベガパンクの体から「光る物体」がこぼれ落ちます。それがDr.ベガパンクの年齢であり「輝ける年月」。
ちびっ子ベガパンクが可愛い!! 笑
こぼれ落ちるのは年齢だけであって、その記憶や人格に影響はないみたいです。若返りにしても老化にしても体だけの問題みたいですね。老化の方のメカニズムは明かされていません。
気になったのが…

-ONE PIECE 第1072話より引用-
生物に対して永遠の効力はない事。
時間が経てば元通りって事なんでしょう。
逆に言えば、生物以外には永遠の効力を持つって事なんです。老化させて壊した扉の鍵は壊れたまま。あれって未来のセキュリティーにあるまじき鍵ですけどね。そこはスルーすべきです。
もしもボニーが世界政府に能力を利用させられていたとして。それは生物以外の何かの“経年操作”をさせる為とも考えられます。生物以外に“年齢”という概念はないので“経年”とさせて頂きます。
壊す為の使用は考えられないので…
何か古いモノを新しくする為にボニーの能力が使われていたのかな。こうなりますよね?
【レッドラインを登るくま】
“赤い港(レッドポート)”に現れたバーソロミュー・くまでしたが、今度は自力で“赤い土の大陸(レッドライン)”をよじ登り始めました。なぜ能力を使って飛ばないのだろう。不思議ですよね。ここまでは飛んで来たのに。
もしかすると聖地マリージョアのある頂上ではなくて、その途中の場所に行きたいのかな。うーん。それはそれで意味が分かりませんけどね。
僕が気になったのは、エッグヘッドの研究層にある一室(記憶が保管される場所)が「ピピピピピ…!!」と反応した事。これとバーソロミュー・くまの行動は関係があるのかも。
どうも警告音を発する様な事が起こっているんですよね。その室内において。何らかの異常数値を感知しての「ピピピピピ…!!」の様に見えます。レッドラインのバーソロミュー・くまとエッグヘッドの記憶は繋がっているのかな?
【バーソロミュー・くまの記憶】

-ONE PIECE 第1072話より引用-
すでにDr.ベガパンクの頭はリンゴ状態。バーソロミュー・くまが包帯を巻いている事から改造はスタートしているって事でしょうか。パンクハザードなのかエッグヘッドなのか。おそらくはエッグヘッドでしょうか。
そこまで古い過去ではなさそう。ただしバーソロミュー・くまは若く見えます。どの時系列の話なのか分かりにくいのが気になりますけどね。
2人の会話は、人の魂というのは確かに存在するという事とバーソロミュー・くまの能力の説明。見えるハズのない“痛み”を存在させられるのならイメージや思い出といった“心象”も存在させられるだろう。そこで「記憶」というのを出して見せてくれと。

-ONE PIECE 第1072話より引用-
それがコレなのでしょう。
これにボニーが触れる事で何かが分かるんでしょうね。なぜバーソロミュー・くまが自ら人格を失う決断をしたのか。その秘密の一端が隠されていそう。過去編突入ですね!! とても楽しみです!!
問題はですね…
バーソロミュー・くまが改造を受け入れた理由を話せばボニーを「傷つける結果になる」という部分。だからこそボニーには話さないと約束した。これが何を意味するかと考えるに…。
ボニーが責任を感じる可能性がある!!!
ここになる様な気がするんです。
自分のせいだったのか… とボニーが思ってしまう様な理由なんでしょうね。それが、自分の為に犠牲になってくれたんだって事なのか。それとは違った何かがあったのか。バーソロミュー・くまはボニーを救う為に改造を受け入れたの?
しかし事実として、ボニーは世界政府から逃げなきゃならない状態に置かれていたワケですよね。何らかの為に利用させられていた可能性があります。こことの兼ね合いなんです。
何があったのでしょうね。とりあえずバスタオルの用意はできています。いくらでも泣かせてもらって結構です!!
【ステューシーの正体】
どうやらルッチと同じくカクも能力を覚醒させていたみたい。ただしハッキリは分かりません。黒い炎(羽衣?)をまとうのと、首が長くなったみたいですね。キリンというよりブラキオサウルスみたいな感じです。
そんなカクですが出番は僅か。

-ONE PIECE 第1072話より引用-
味方だったハズのステューシーに噛まれて倒れてしまいます。ルッチも振り返りざまにビックリしております。当然ながら僕もビックリ(笑
ステューシーの背中には黒い翼が見えます。カクの血を吸ったという事でしょうか。吸血鬼の能力の様に見えますね。これが若さを保つ秘訣なのかもです。
ステューシーの正体は…
ロックス海賊団
ミス・バッキンガム・ステューシーのクローン
MADS
クローン実験成功体第1号「ステューシー」
こう来ましたか、と。面白い!!!
先に記事にしてます!!!
【ロックス海賊団】ミス・バッキンガム・ステューシーのクローンは敵か味方か
↑詳しくはこちらをご覧ください!!
端的に言えば、ステューシーはDr.ベガパンクの味方ではなさそうだぞと。ルッチ達の敵であり、麦わらの一味とDr.ベガパンクの敵でもある。このステューシーの為に…

-ONE PIECE 第1070話より引用-
黄猿が作戦を進行している可能性がある。こういった事を書いております。もはやステューシーの正体はバレていて泳がされていたのではないか?と。黄猿の作戦と麦わらの一味は無関係なんです。
ではステューシーの背後はとなると…

-ONE PIECE 第907話より引用-
船長を失っても力は増しているというロックス海賊団。その残党達ですかね。そしてミス・バッキンも現役のロックス海賊団の構成員ではないか?と。バッキンが科学者なら息子のウィーブルも怪しい。クローンかも。年齢に関しては1/4にできます。
【次号予告】
今回もまた衝撃でしたね!! まずはステューシーの行動に対するシャカの反応です!! これがどう出るかです。もしもステューシーが味方なら安堵。驚愕するなら味方じゃない。どちらかなんです。
それ以外にもボニー関連だとか色々と話題が満載ですからね。バーソロミュー・くまの過去編も期待大なんですよ。早く知りたい事が沢山あります。
もちろんエッグヘッド周辺も気になりますよね!! ローにガープにキッドに。次回は何が描かれるのでしょう。ワクワクが止まりませんよねー!!
そんな次回は…
1月30日(月)になります!!!
まだまだ書きたい事が沢山ありますので、次の記事からは個別で詳しく考えて行きたいです。いつも通りですけどね。久しぶりに連載から離れた考察を書くのも楽しかったですし。こういう時間もまた取りたいと思いつつ…。
ありがとうございます♪
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