【悪魔の掟】カナヅチではない能力者は登場するのか

悪魔の実に関して3つのルールが存在します。その2つがすでに崩れ、残るは「一生泳げない体」になるというモノなのですが…。これも最終的には崩れてしまいそうな気がするのです。ならば、どういったカタチで崩れてしまうのかを考えたいと思います!!
-画像はONE PIECE 第385話より引用-
【悪魔の掟】
ファンブック「ONE PIECE BLUE DEEP」において「能力者達を縛る悪魔の掟」といって悪魔の実に関するルールが3つ紹介されています。いわゆるタブー(禁忌)であります。
①生涯カナヅチ

-ONE PIECE 第1話より引用-
悪魔の実を食べると“悪魔の力”を得るのと引き換えに、海に嫌われて泳げない体になってしまう。これは魚人族であっても例外ではありませんでした。海に沈んで泳げなくなります。
②一人1能力

-ONE PIECE 第385話より引用-
能力者がさらに別の悪魔の実を食べると体が跡形もなく飛び散って死んでしまうと言います。五老星も「二つ食べた人間など歴史的に前例がない」と話しております(第594話)。
③世界に1能力

-ONE PIECE 第1070話より引用-
48巻SBSにて尾田先生が「この世には、同時期に同じ能力は二つと存在しない」と言っております。1つの悪魔の実を複数人で食べても能力者になるのは1人だけとも(38巻SBS)。
しかしながら…
3つある中の2つの掟を崩す者が現れたのです。②と③であります。問題は①の「生涯カナヅチ」を崩す者が現れるのかどうか。ただ、それを考えるに当たって押さえておくべきポイントを設定すべきかどうかなのです。
【悪魔の掟を崩した者達】

-ONE PIECE 第577話より引用-
・ヤミヤミの実の能力
・グラグラの実の能力
黒ひげマーシャル・D・ティーチは「一人1能力」の掟を破って2つの能力を手にしました。悪魔の実のルールを最初に破ったのは黒ひげティーチだったのです。
そして次に破ったのがDr.ベガパンク。

-ONEPIECE 第1070話より引用-
ゾオン系に限られますが、その全てを人工悪魔の実として再現する事に成功したのです。グリーンブラッドも含めるとパラミシア系能力も「世界に1能力」ではなくなったのです。
こう来るともうね、
おそらくは「生涯カナヅチ」なる掟も崩してしまうんだろうな、と思えて来るのです。海に嫌われてしまう事のない能力者というのが登場するんじゃないの?とね。
【悪魔の実としての掟は崩れず】
3つある中の2つが崩れたといっても、崩したのは2人の人物の方であって。悪魔の実としては何らルールは破っていない。尾田先生は別に設定を崩したワケではない。
こう僕は考えておりまして。
いくら“人工悪魔の実”や“グリーンブラッド”なるカタチで能力を再現しようとも、やっぱり悪魔の実は世界に二つと存在しない。これは間違いのない事実のままにしていると思うのです。

-ONE PIECE 第385話より引用-
悪魔の実に宿り、それを食べた者に“悪魔の力”をもたらす存在は世界に1つだけ。能力をつかさどる“悪魔”は世界に1匹だけ。ここは不動だと思うのです。
要はクローンなんだと思うんです。人間のクローンを登場させておりますので、それじゃ能力はどうなんだ?というのが発展しての“人工悪魔の実”や“グリーンブラッド”だと思うんです。設定上、能力のクローンは可能だったのでしょう。

-ONE PIECE 第485話より引用-
何体ものクローン(パシフィスタ)が出て来ても、バーソロミュー・くまは世界に1人だけ。バーソロミュー・くまの魂は1つしか存在しない。よってPX-0とPX-1は厳密には違うんだけど… 実質的にはねと。これが悪魔の実と人工悪魔の実の違いなんだと思います。
やっぱり世界に二つとない、は崩れない。
また、黒ひげティーチにしても…

-ONE PIECE 第577話より引用-
彼の体の構造が異形だから、1人で2つの能力を得る事ができたのであって。それは「生まれてこの方一度も眠った事がねェ」といった先天的なモノ(生まれつき)による。
あくまでも黒ひげティーチだからであって、五老星の知る歴史上で同じ事例の人間はいなかった。誰も複数の能力を手にした者などいなかった。
少なくとも悪魔の実の方でルールを破ってはいないし、複数の能力を得られる体にしてくれる悪魔の実なんてものは存在しない。つまり、黒ひげティーチは先に複数の能力を得られる悪魔の実を食べていたんだよ、みたいなのは違うかなぁと。
尾田先生は何ら悪魔の実の掟は崩していない。設定を無かった事にはしていない。それを崩す者が現れちゃった… というカタチで描いている。そんな風に考えております。
ゆえにですね、

-ONE PIECE 第19話より引用-
第19話“悪魔の実”において、悪魔の実を食べると「海に嫌われちまうんだ」としてましたけど、実は違いますと。海に嫌われない悪魔の実があるんです、みたいな。
こういうのはしないんじゃないかな?と。
やっぱり悪魔の実を食べればカナヅチになってしまう。例えば“ウミウミの実”の能力という風な、海そのものの能力だとかはどうなんでしょうね。もちろん存在する可能性はあるんですけどね。
体が海となり、その能力者に触れられると海楼石をつけられたみたいになる。海と同化でき泳げなくはならない。海を自在に操ってしまう… などなど。
面白いとは思いますし、ありそうな気もするんですがね。そういった設定崩しの悪魔の実を登場させるよりも、設定は設定として保持しながら、それを崩す者を登場させる方がより面白く感じるかなぁと。
個人的な想いが含まれますけどね。
では、どういった存在が出てくれば「生涯カナヅチ」という掟を崩す事ができるのか。このラインで1つ考えてみたいと思います。
【カナヅチではない能力者】
海に嫌われずにいられる能力者は登場すると考えています。たとえ海中であっても行動不能にならない能力者です。それはつまり悪魔の掟が通用しない者。

-ONE PIECE 第1話より引用-
それは、そもそも「泳げない体」を持たないモノです!! 泳げなくなる体があるからカナヅチになるんでしょ?と。ならば体を持たないモノはどうなるんだ?となるんですよね。
こう考えれば1つだと思うんです。

-ONE PIECE 第443話より引用-
魂の存在でありながら能力者である者!!
これは登場しそうな気がします!!
バンダー・デッケン九世の“マトマトの呪い”というのもありますよね。おそらくデッケンは悪魔の実を食べていない。初代バンダー・デッケンの魂と共に能力を得た可能性があります。
しかも海中で能力を使う事は可能です。
ただし海楼石はダメっぽい。ロギア系の能力者であっても海楼石の檻からは脱出できませんからね。海楼石は防ぎようがないと思われますが、海の中はまた別です。
何かがあって、死んでも能力を保持しながらこの世に存在し続ける魂。その存在はカナヅチにならず海中であっても自在に動き回る事が可能かも知れない。
これは、能力というのは何に宿るのか?の問いに対する答えになりそう。そして、黒ひげティーチの体の構造にも関わって来るのかも。あるいは物に悪魔の実を食べさせる技術にもです。
カナヅチにならない悪魔の実の能力なんてモノはない。しかしカナヅチになってしまわない存在はある。どうでしょうか。単純な話なんですけどね。
僕が睨んでいるのは…
デービー・ジョーンズです!!!
それは「悪魔に呪われて深い海底に今も生きているという昔の海賊」です。悪魔に呪われているとは何なのか。海底に今も生きているって何なのか。この謎が関わって来そうな予感がします!!
さて、悪魔の実に関する3つのルール。悪魔の掟。全てが崩れるのかどうか。残りは1つのなのです。どうなって行くのでしょうね。
見守りたいです!!!
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