【第1069話考察】“万物は望まれて、この世に生まれる”
扉絵は「ジェルマ66のあゝ無感情海遊記」です。

vol.26「闇金王ル・フェルドの慈善事業・平和研究所MADS」
闇の世界の帝王“闇金王”ル・フェルドが「MADS」のパトロンだったとは。ここにステューシーも絡むかもですが、最大の衝撃は「MADS」が船だった事!! 海列車にひかれたフランキーの近くを通りがかった“廃船”はコレっぽいなぁ。
では本編です。
タイトルは“万物は望まれて、この世に生まれる”!!
ー画像はONE PIECE第1069話より引用ー
【四皇と戦うには“上”の許可が必要】

-ONE PIECE 第1069話より引用-
ボニーを上の“研究層(ラボフェーズ)”に連れて行こうと走るルフィ達と、Dr.ベガパンクを消そうとするルッチ達が出会います。ここでカクがルッチに“待った”をかけます。
ルフィが四皇になった以上は“上”の許可がなければ戦えない。その理由はステューシーが引き継ぎます。四皇は傘下がつきもの、つまり組織的に大きいので小競り合いであっても大きな戦争を招く。
そこで海軍に連絡を取る様に指示。
ルッチ達CP0の“上”というのは、ここでは五老星(天竜人の最高位)を指すのだと思われます。CP0は天竜人直属の諜報機関ですからね。海軍本部元帥サカズキが“上”であるハズがない。
どうしてステューシーは海軍に連絡したのか。
五老星からはCP0と海軍本部とで作戦を遂行せよという指示だったのに、ルッチ達が独断専行して進めてしまったのかも。それでエッグヘッドに入ってみたら四皇ルフィがいましたよ、と。
非があるのはCP0であって五老星に連絡は取りづらい。そこでまず海軍本部に連絡して、サカズキから五老星へ報告。その上で許可をもらおうと考えたってトコロでしょうか。

-ONE PIECE 第1069話より引用-
だからこその「一旦相談して欲しかったのう…」のセリフに繋がりそう。サカズキ元帥は、CP0が「SSG(海軍特殊科学班)」の班長Dr.ベガパンクを消す作戦を知ってます。どうやら共同作戦っぽいのです。
サカズキとしては、Dr.ベガパンクを消すにしても“セラフィム”は今後も使えるんでしょうね?と五老星と交渉してそうですよね。“セラフィム”の「威権順位」の上下関係から考えて。
その目算が狂いそう。
【黄猿の“かねてよりの作戦”】
もしもDr.ベガパンクがルフィを味方にしていたとすれば、海軍本部は甚大な戦力を失ってしまうと焦るサカズキ。部下に「“黄猿”は?」と確かめます。

-ONE PIECE 第1069話より引用-
かねてよりの作戦で すでにエッグヘッドへ出航!!
この“かねてよりの作戦”とは何か。

-ONE PIECE 第1061話より引用-
↑これかなぁ。
海軍本部大将“黄猿”は「G-14支部」に立ち寄った分だけ遅れてるって事になるでしょうか。そこでヘルメッポやひばりを拾ってエッグヘッドへ行き、その足でハチノスのコビーを救出に向かう。
黄猿(光)vs黒ひげ(闇)
↑ここへ持って行く展開でしょうか。
ドレークと連絡の取れないプリンス・グルス少将は、サカズキ元帥に指示を仰いだって事になるのかも。“黄猿”と共にヘルメッポ達が介入して来そうな予感がします。
【ルッチ覚醒】

-ONE PIECE 第1069話より引用-
ネコネコの実 モデル:レオパルド(豹) 覚醒フォルム
ルッチもまた能力を覚醒させておりました。シャカが「珍しい事例」と言ってます。動物系(ゾオン)の覚醒は人格を取り込まれてしまう事が多いとの事。まさにインペルダウンの獄卒獣がそれなんでしょうね。
黒い“焔雲”の様なモノを身にまとってます。
もしかすると、通常の動物モデルのゾオン系を覚醒させると幻獣・神獣に近づくという事かもです。猫が化け猫になる、あるいは狐が妖狐になる… みたいな。
対するルフィも能力を覚醒させます。“太陽の神ニカ”の姿となって戦います。覚醒したゾオン系同士の戦い。どうなって行くのでしょう。
上の許可、それに加えてサカズキからの指示をも無視して戦うルッチ。その経過と共に落とし所にも注目ですよね!!
【その存在が消える事はない】
ルフィが能力を覚醒させた姿についてDr.ベガパンクが質問するのですが、よく知らないと返すナミ。“ゴムゴム”の力でしょ?と。それもそのハズです。

-ONE PIECE 第1069話より引用-
Dr.ベガパンクが言うには、“ゴムゴムの実”というのは古い「悪魔の実図鑑」には載っていないらしい。しかし今ある図鑑には載っているんでしょうね。世界政府による改変です。
そして今ルフィが見せている“太陽の神ニカ”の姿が古い文献には記されているのでしょうけどね。古い「悪魔の実図鑑」の方の話も聞きたいトコロ。ズバリその実の名前は出てるんですか?
これらはエルバフに答えがありそう。そこにあるオハラの文献が更に詳しい話を教えてくれそうです。ロビンが見つけてくれそうですよね。
問題は次です!!!
“ニカ”なんて聞いた事がないというナミに…

-ONE PIECE 第1069話より引用-
それは歴史から消された名前だからと説明するDr.ベガパンク。そして「人が望み続ける限り その存在が消える事はない…!!!」と続けます。
僕は“ジョイボーイ”というのは通称だと考えています。本名というのが別にあるハズだ、と。それもまた歴史から消えずに残っている様な気がします。どう出て来るのか。
【悪魔の実とは誰かが望んだ「人の進化」】
万物は望まれて この世に生まれる。悪魔の実もそうだとDr.ベガパンクは言います。悪魔の実とは、誰かが望んだ「人の進化」の“可能性”である!! と。
そもそも生命の誕生とは原始海洋にバクテリアが出現したのが始まりという説があります。ここから生物として進化して行くという話。白ひげは「人間みんな海の子」と表現してましたよね(第552話)。
そう考えると、悪魔の実の能力の“不自然”が自然の母“海”に嫌われるという話は理解できます。能力者というのは、海から発生して人間に至った進化系統から外れてしまっている(別次元)という事なんだろうなと。
では何が悪魔の実を生み出したのか。

-ONE PIECE 第1069話より引用-
ああなれたらいいな…!!
こうなれならいいな…!!
↑これは“望み(=想い)”ですよね。
その人間の“望み”が果実に宿ったモノが悪魔の実であり、人間がそれを望み続ける限り消える事はない。

-ONE PIECE 第703話より引用-
↑何度も何度も悪魔の実は復活を繰り返す。こういう事なんだと思うんです。その“望み”や“想い”、それは人が受け継いで行く“意志”も同じ様なモノと言えないだろうか。そして“怨念”もです。
これは万物に神は宿るというアニミズムの世界観であって。まさに“信仰”なんですよね。そしてDr.ベガパンクが今回「神がいるかいないかなど考えるまでもない」と、これまた“信仰”の話をしています。宗教観です。
物理学者ウイリー=ガロンが「人が空想できる全ての出来事は起こりうる現実」であると残しておりますが、それは全て科学によって実現できるという意味なのだろうか。
【パシフィスタの「威権順位」】

-ONE PIECE 第1069話より引用-
戦桃丸が“セラフィム”3体を引き連れて登場。ミホーク型の“セラフィム”の目も星が描かれる様になり、全ての“セラフィム”の腕にブレスレットなのか何なのかが描かれる様になりました。内部が透けてるのかよく分かりません。
戦桃丸は昔Dr.ベガパンクに拾われていたそうで、恩人になるみたいです。何があったんでしょうね。相当な恩義がある様子です。
パシフィスタには「威権順位」があり…

-ONE PIECE 第1069話より引用-
1. 五老星
2. Dr.ベガパンク
3. 戦桃丸
4. 威厳チップ所有者
より上位の者の命令を聞く様にプログラムされている様子。ちなみに電伝虫での命令は無効。ルッチ達は「4」となり戦桃丸の下になります。それにより「S-ベア」も戦桃丸の命令を聞く事となりました。
これは後の展開を考える上で重要なポイントになります。電伝虫ではダメとはいえ五老星が最上位にいるんです。Dr.ベガパンクはその下になるんですよ。面白いですよね、この設定。
そこでまずルッチが狙ったのが戦桃丸です。この場における“セラフィム”の司令塔を消すべきと判断しました。どうなるのか?って事で次回です!!!
【次号は休載】
なんとココで休載が入ります。12月19日(月)発売の3号は休載で、その次の4.5合併号になるらしいのですが… それって年内なの?
12月24日(土)か26日(月)で年内ラストだとイイなぁ。どうなんでしょうね。待つより仕方ありません。
しかし今回も情報量が多めですよね!!
色々と記事にしたりして楽しく行きたいと思います。
ありがとうございます!!!
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