ヤマトの「光月おでんの様に生きる!!!」という言葉の意味

第1056話のラストで「僕は光月おでんの様に生きる!!!」と言ったヤマト。この言葉にはどんな意味があるのだろうか。何らかの決断をしたのは間違いありません。
-画像はONE PIECE 第1056話より引用-
【ヤマトの決断】

-ONE PIECE 第1056話より引用-
さて!! 決めたぞ!!
ルフィ達の所へ行くか!!
↑このセリフは少し不可解ですよね。今更になって何を決めたって言うのだろう。ルフィと一緒に海に出ると決めていたハズなんですからね。再考したのは間違いなさそうです。
この件について、
僕は、ヤマトがワノ国を出る決意をしたのは変わらないと考えています。ここが変わる事はないんだろうなと。ヤマトにはワノ国を出る必要があるのです。ここはシッカリ自覚しているモノと考えます。
何の為に海へ出るのか。

-ONE PIECE 第1024話より引用-
もっともっと強くなる為ですよね!!
ヤマトの力は必要になって来ると思うんです。光月おでんの航海日誌にも記されていた「大海を分かつ程の“巨大な戦”」においてです。過酷な海を冒険して今よりもっと強くならねばならない。
ここは小さい頃から変わらない。
あとはルフィ達の所に行って何を伝えるのか。ここなんだと思うんです。海には出るのだが、ルフィ達(麦わらの一味)に伝えなくちゃならない事がある。こう考えると…
①一緒に海に出るよ
②一緒には海に出ないよ
↑この2択ではないかな、と。この①と②の決断がようやく出来たのでルフィ達の所に行こうという事になったと考えております。これこそが「光月おでんの様に生きる!!!」とは何であるのかに関わっているのだと感じます。
【ヤマトが決断を翻したワンシーン】

-ONE PIECE 第1051話より引用-
これからキミ達の船に乗せて貰う
“光月おでん”ことヤマトだ
よろしくね!!
↑この第1051話の時点では、ヤマトはサニー号に乗って冒険に出る気マンマンです。この時から決意は変わっていない可能性は十分あると考えています!!
ヤマトの麦わらの一味入りはある!!!
↑ちゃんと書いてますからね。この可能性を否定するつもりなんてコレッポッチもありません。僕だって大歓迎です。しかしながら、そう考えている方々も今回の「さて!! 決めたぞ!!」のシーンにはクエスチョンだったと思うんです。
どうして一緒に兎丼の常影港に行ってないんだ?となったと思うんです。余計なシーンなんですよね。上の第1051話から今回の第1056話までの間で、何か考えなきゃならない事がヤマトの中であったのかも。
一度はキミ達の船(サニー号)に乗せて貰うと言ったのだが、ちょっと待てよと。少し考えなきゃならないな… って風に考えを翻す事になるワンシーンがあったのかも知れないのです。
そう考えた僕の目に留まったのが…

-ONE PIECE 第1056話より引用-
↑このシーンなんですね。
ルフィ達に頼ろう!!
こんな奴に敗けないよ!!
↑これは果たして「光月おでんの様に生きる!!!」と言う者のセリフなのでしょうか。そうではないのかも。上のヤマトのセリフに対してモモの助は何と言ったか。どんな態度をヤマトに見せたのか。
重要なシーンになるのかも知れない。
【光月おでんの様に生きるという事】

-ONE PIECE 第1000話より引用-
これまでの光月おでんの豪快な人生は航海日誌に余す事なく記されております。それをヤマトは読んでいるのです。ヤマトは光月おでんがどう生きたのかを知っています。
誰にも何も頼らなかったとは言いません!!
光月おでんには航海術がなかった。誰かの船に乗せて貰わなければ海外に出る事は叶わなかったのです。それで白ひげ海賊団の船に乗せて貰うという選択をしたのです。
ただし、
どんな強敵を前にしても、誰かに頼ろうなんて弱音を吐く事はなかったと考えます。それをヤマトはしてしまったのです。「ルフィ達に頼ろう!!」と言ってしまった。

-ONE PIECE 第969話より引用-
どれだけガンジがらめにされたって誰かを頼ったり泣き言を言うなんて事はなかった様に思います。伝説の1時間も同じくです。光月おでんとはどんな人物だったか?の部分ですね。
また光月おでんの戦闘は…
・山の神(白猪)
・アシュラ童子
・白ひげ
・ロジャー
・黒炭オロチ
・カイドウ
常に“一騎討ち”の印象濃く描かれている事に気付かされます。赤鞘九人男を連れ去って百獣海賊団に挑みますが、やはりカイドウとの戦闘は“一騎討ち”であり、それに黒炭ひぐらしの横槍が入るというカイドウにとっても後味の悪い結末にしております。
ここがポイントではないだろうか。
ヤマトは海に出る展開になるとは思うんです。それは強くなってワノ国と一緒に戦う為。今となっては戦う相手は“世界”です。
ルフィ達と共に冒険をして強くなれる!?
↑ここなんですね。
まだカイドウとの決戦においてはヤマトが弱音を吐くなんて事はありませんでした。カイドウに対しても1人で立ち向かったのです。これならルフィ達と海に出たとしても何も問題はない。
それがvs緑牛においては一転「ルフィ達に頼ろう!!」となってしまった。直後に「それではダメでござる」というモモの助の強い決意に当てられたんですよね。ハッとしたんじゃないだろうか。
このワノ国編では…

-ONE PIECE 第1012話より引用-
一対一(サシ)というのが1つのポイントになっているんです。過去編でヒョウ五郎が錦えもんに対して「一対一では戦るな」と言っていたり、ルフィとカイドウの決着も一対一でつきましたもんね。色々と言われる部分はあるにしてもです。
麦わらの一味の船に乗れば、もしかすると常にルフィ(or誰か)に頼ってしまうかも知れない。それじゃ僕は強くなれないかも。こうヤマトが考えた可能性アリと見てます。
それを考えての「さて!! 決めたぞ!!」なのかも。
ルフィ達とは別々で海に出る!! と。

-ONE PIECE 第597話より引用-
ルフィの仲間達だって、バーソロミュー・くまによってバラバラの場所に飛ばされた事で気づいたんですよね。常にルフィに頼ってしまっていた、と。それじゃダメだ。強くならなきゃと。
このワンステップがヤマトにも必要なんじゃないか。ただ海に出たい、ルフィ達と海に出たいという夢から… ルフィ達の力になる為に強くなりなくて海に出たい!! に変わったんじゃないか。それならばルフィ達とは違う船で海外に漕ぎ出すのが良いのかも。

-ONE PIECE 第963話より引用-
光月おでんの様に豪快に、誰が相手であろうが1人で立ち向かって行ける強者となる。その“胆力”ですね。それをつちかう冒険こそが自分には必要と悟ったんじゃないかなぁと。
もしも、ルフィ達とは海に出ないと決断をしたのならコレじゃないかと考えています。あの緑牛との時にルフィに頼った部分には何かあるのかも。少し甘さが出た部分だと感じます。光月おでんの様になりたいのならね。
さて、
ヤマトの言う「光月おでんの様に生きる!!!」とは何を意味するのでしょう。ただ自由に海に出たいというだけなのだろうか。少し違ったモノがある様にも思うんです。
どうなるのか見守りたいです!!!
- 関連記事
-
-
【第1073話考察】世界最高権力「五老星」ジェイガルシア・サターン聖 2023/01/30
-
ウィーブルは“ウオウオの実”の人工悪魔の実の能力者か!? 2023/01/29
-
【もう一つの魂】バーソロミュー・くまの自我は“影”に残る 2023/01/28
-
【歪んだ未来】ウィーブルは白ひげのクローン!? 2023/01/26
-
バーソロミュー・くまが残した「記憶」にはボニー出生の秘密が!? 2023/01/25
-
Dr.ベガパンクがホワイトボードに書いているのは「能力の伝達条件」か!? 2023/01/24
-
エッグヘッド失踪事件の真犯人は「ステューシー」か!? 2023/01/24
-
【第1072話考察】“記憶の重さ” 2023/01/23
-
【ロックス海賊団】ミス・バッキンガム・ステューシーのクローンは敵か味方か 2023/01/23
-
【徹底的な正義】ひばり中佐も出撃!? サカズキ元帥の判断は… 2023/01/18
-