赤い土の大陸(レッドライン)は人工の壁なのか!?

世界の海を真っ二つに両断する巨大な大陸。「海を割る大陸」とも呼ばれる“赤い土の大陸(レッドライン)”により「この世界に海は2つ」なんです。最新話で判明したワノ国の地形から、このレッドラインもまた人工的に作られたモノなのか…?と。これについて考えたいと思います!!
-画像はONE PIECE 第22話より引用-
【ワノ国を囲む防御壁】

元々ワノ国は地上にあったのです。島を囲む壁が作られ、その内側に雨水が溜まった為に国は沈んでしまった。人々は“藤山”の中腹に土地を作り新たに国を建てたのです。それが現在のワノ国の姿。
この島を囲む壁(防御壁)の破壊が「開国」ならば、逆に壁の建造が「鎖国」であると考えられます。鎖国をしたのは光月家。こう光月おでんが話しておりましたので、壁を作ったのは光月家という事になりそう。
ぐるりと島を取り囲み、上は雲にまで到達しております。しかも隙間一つないんですね。雨水が溜まるのです。こんなモノが人間に作れるのだろうか… と思ってしまうんですけどね。
作ったのでしょう。
光月家は代々、石を切り出し加工する“石工”の一族。これが関係しているのかな。あるいは悪魔の実の能力が絡んでいるのか。例えば“イシイシの実”の能力であれば可能でしょう。
これほどの巨大な構造物が自然の力ではなく人の手で作り出せる。これが示されたんですよね。
【レッドラインは島の集合体】

-ONE PIECE 第604話より引用-
ナミの解説によると、レッドラインは地続きの島の集合体であるとの事。夏島の土地もあれば冬島の土地もあり、それが連なって巨大な大陸が形成されているらしいのです。
これが人為的によるモノなのかどうか。
悪魔の実の能力が関係していても良い。ただ、何千年何万年もの長い年月をかけて自然が作り出したモノではない。ワノ国を囲む壁の様に、レッドラインも誰かが作り出した壁なんですか?と。

-ONE PIECE 第956話より引用-
レッドラインの上にある聖地マリージョア。そこにある城の名前は“パンゲア城”です。パンゲア大陸という超大陸の名前が使われているんですよね。
いわゆる大陸移動説。現在の大陸は元々1つだったのであり、その巨大な大陸をパンゲア大陸と呼ぶ。
これについては91巻SBSで触れられており、その時の尾田先生のコメントは「さてその意味は…!? 言わない。笑」というもの。何かしらの意味はある。だが言わない、と。
僕は、
このレッドラインという巨大な大陸の成り立ちに人の手が入っている可能性はあると考えます。自然が作り出したモノではないのかも。それこそ人工の大陸、あるいは壁の可能性はありそう。
しかしながら、
そこに世界政府が絡んでいたりだとか、空白の100年に関係すると考えるには少し無理があると考えています。800年や900年どころの話じゃないハズなんです。
【レッドラインと空白の100年】
レッドラインという巨大な大陸の成り立ちを考える上で外せないモノが2つあります。その2つに関してどう考えるのか、それを示す必要があるんですね。
①ルナーリア族の神の国
②アイランドクジラ
元々はバラバラだった島々が1つの大陸を作り出した。自然による、あるいは人為的に。どちらであっても良いんですが、それがレッドラインという大陸の起源なんだとして。

-ONE PIECE 第1023話より引用-
レッドラインの上に聖地マリージョアが作られる前、つまり空白の100年が明ける以前はそこにルナーリア族による「神の国」があったらしいんです。
世界政府が誕生する以前にもレッドラインに国があった事が示されているんですね。「昔々… 赤い壁のその上に… “発火”する種族が住んでいました…」とね(第1022話)。
しかし、まだコレだけでは空白の100年以前のレッドラインのカタチまではハッキリさせる事ができません。世界を一周する巨大な大陸だったのかは分からない。
そこで②のアイランドクジラなんですね。

-ONE PIECE 第654話より引用-
世界一デカい種のクジラであるアイランドクジラには行ける場所と行けない場所があるんです。これはもう地質学の分野になります。ONE PIECE地質学。
アイランドクジラの進化とレッドラインの成り立ちは切っても切れない関係にあるんですよね。アイランドクジラの出現はレッドラインが出来上がって以降であるハズ。
ラブーンが双子岬(前半の海)にいるのは小さい頃にリヴァース•マウンテンから入ったからですよね。ラブーンは群れからはぐれて泣いていたクジラ。本来ならアイランドクジラが前半の海にいるなんて考えられない。
クロッカスの説明によると、アイランドクジラは“西の海”のみに生息するクジラらしい。ただしアイランドクジラの“GAM(小群)”がグランドラインに入って来ていました。魚人島を出航して新世界に入った麦わらの一味がその“小群”と遭遇。
この事から、アイランドクジラの主な生息域は“西の海”で間違いはないのだろうが、カームベルトを超えて…

-ONE PIECE 第965話より引用-
・新世界(グランドライン後半の海)
・北の海
↑この2つの海には泳いで行ける事が分かるんですよね。ただし、レッドラインを隔てた向こう側の海には行けるハズがない。レッドラインにはアイランドクジラが通り抜ける穴など無い。アイランドクジラは世界に2つある海の片側しか泳げない。
それはアイランドクジラという種が世界に出現して現代に至るまで、ずっとレッドラインが世界の海を2つに両断して来たって事になるんです。それは高々800年や900年の期間の出来事なんですか?と。
それが自然によるモノでも、人為的なモノでも、レッドラインという巨大な大陸が形成されたのは空白の100年より遥か昔の事なんだと思うんです。
世界政府が何かをしたワケじゃないのかも。

-ONE PIECE 第22話より引用-
↑こんな世界にしたのは世界政府ではない。世界政府が誕生する遥か昔から世界は上の様なカタチだった。こういう事なんじゃないかと思うんです。
世界政府が世界を変えたから、アイランドクジラが片側の海しか泳げないのではなくて。そもそもの世界のカタチがアイランドクジラにとって自由の無いモノだった。その種が世界に出現してからずっと。
それは種族間の差別も同じ。

-ONE PIECE 第500話より引用-
例えば魚人族に対する差別を始めたのは世界政府ではないと思うんです。遥か昔からある差別であって。この世界において魚人族の自由なんて無かった。これは800年や900年の話なんかじゃない。
そんな自由の無い世界に、ジョイボーイが出現したんだと思うんです。クジラが喜ぶ様な事、そして魚人島の人々の為に立ち上がろうとした。そこに待ったをかけたのが20人の王達(後の世界政府)であってですね。
どちらかというと、イムや20人の王達がした事というのは既得権益の保護だと思うんです。ジョイボーイに世界を変えられたくなかったんだと思うんです。それで滅ぼしたんだと思うんですね。
ある者にとっては不自由な世界の維持。それがイムや20人の王達にとっては自由の保護だった。この構図なんじゃないかと考えていて。
しかし、それでいて…

-ONE PIECE 第497話より引用-
“創造主”と呼ばれるからには何かを創造したのは確かなんだろうけど。それがレッドラインも含まれているかについては疑問があるんです。パンゲア城の命名の意味はあるんですけどね。
レッドラインという世界の海を2つに両断する大陸。それの形成は空白の100年を遥かにさかのぼるモノだと考えています。世界政府がした事じゃない。それでも、もし世界政府がしたというのなら…

-ONE PIECE 第654話より引用-
どの様な事をしてアイランドクジラを片側の海に追いやったのか。ここになると思います。そういう風になる様な事をしてるんです。ここを解き明かす事ができれば世界政府がレッドラインを作った可能性もアリアリです!!
ただ…
おそらくレッドラインは突き通されます!!
それによってアイランドクジラの“大群”が世界中の海で見られる様になるんだと思うんですね。ラブーンも親と再会できるのでしょう。果たしてそれは世界政府が創造した世界の破壊なのか。それ以前からの世界のカタチの破壊なのか。問題はココなんですよね。レッドラインが人工の壁である可能性はあるとしてもです。
見守りたいです!!!
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