海軍大将“緑牛”アラマキの能力と思想・信条

ついに海軍本部大将“緑牛”ことアラマキが登場しました。その能力も色々と明かされつつあります。また問題はアラマキの思想・信条の部分なんですよね。この第1053話で判明した点を踏まえて考えて行きましょう!!
-画像はONE PIECE 第1053話より引用-
【緑牛アラマキの能力】

-ONE PIECE 第1053話より引用-
“緑牛”の能力が植物に関係しているのは間違いないと思うんです。“兎丼”の元囚人採掘場とその周辺が緑豊かになっているのは“緑牛”の能力がした事だと思うんです。
第1053話のラストでも“緑牛”が通った場所が緑化しております。こちらは花の都です。“緑牛”の背後が緑の絨毯になっているんですね。草木を生やしながら花の都に迫り来る。
この事は大きな意味を持って来ます!!
囚人採掘場は武器工場を兼ねており、これがワノ国の公害の原因なんですよね。ここからの有毒物質を含んだ排煙と排水がワノ国の自然を失わせたのです。そこが緑豊かになっているワケです。この部分はご記憶くださいませ。
ただし、
これは“緑牛”が能力を覚醒させているから起こっている事だと思うんです。本来の能力は「体を植物に変化させる」というモノであり、“超人系(パラミシア)”に分類されるのだと考えています。
能力が覚醒する事で周囲に影響が及び…

-ONE PIECE 第1053話より引用-
“緑牛”が自分の手や指を変化させている植物が地面からも生えている。そして、それで敵を攻撃しているのだと思うんですね。“イトイトの実”を覚醒させたドフラミンゴがしていた事と同じなんだと思うのです。
これの拡大版が周辺の緑化であって。

-ONE PIECE 第1053話より引用-
↑このシーンは、“緑牛”がゴリゴリの戦闘モードで迫って来ている事を示す為の演出だと考えています。常に“緑牛”が歩くトコロが緑化するワケじゃないと思うんですね。要は「能力=戦意」であって、それがムキ出しになっているとの表現なんだろうなと。
あとはキングやクイーンにしている行為。ドスっと刺して何かを吸い取っています。何を吸い取っているのかというと…

-ONE PIECE 第860話より引用-
ビッグ・マム海賊団のスムージーが「男を100人刺した美女」を絞って作ろうとしていたウェルカムドリンク。これと同じと考えれば話が早いと思うんです。“緑牛”だって飲んでいるんですからね。
ならば何なんだって話なんですけど。どう表現すれば良いんでしょうね。おそらくキングもクイーンも何か食べたりすれば元に戻るんだと思うんです。エネルギー(養分)はエネルギーなんでしょうけど… 何と言えば良いのかな。
【緑牛の能力と聖地マリージョア】

-ONE PIECE 第1053話より引用-
これはカイドウの故郷であるウォッカ王国でしょうか。新聞を読んで驚く人々の横にチラリとサボの絵か写真が描かれております。これについてはまた記事にしたいトコロですが、今回はサボです!!
このサボと“緑牛”が戦っています。
第925話の黒ひげティーチの話から、聖地マリージョアにてサボ達と海軍大将の2人がブツかったのが判明してます。何かあったのは間違いなさそう。しかし、今回の“緑牛”の能力の描写から1つ不思議な点が出ましたよね!!

-ONE PIECE 第1037話より引用-
↑これは何かあっただろう後の聖地マリージョアの様子です。“緑牛”が戦った後を示すモノが何ら見られないワケです。まずパンゲア城の周囲に変化はありません。
ズームアップしてみましょう。

-ONE PIECE 第1037話より引用-
バーソロミュー・くまを奴隷にする天竜人の居住区である“神々の地”にも何ら変化がありません。“兎丼”の元囚人採掘場の様な事が起きていないんですよ。木が生えてたりしませんよね?
1つだけ変わった場所があります。
それは中央下のトラベレーターの大きな傷です。王族が通行に使う「歩くエスカレーター」にザックリと傷がついてます。世界会議で起こった事件に絡むモノと思われます。
これは今回の件には関係なさそう。
問題は、“緑牛”が戦ったと思われる聖地マリージョアには緑化の現象が起きていない事なんです。これは非常に不自然なワケです。ここをどう考えるかなのです。
ただし、簡単な話ではないんです。

-ONE PIECE 第906話より引用-
聖地マリージョアに森はあれど「人工」なんです。これが関わっている可能性があります。ポイントはレッドラインの上という聖地マリージョアの環境なんです。
もしかすると、聖地マリージョアは“緑牛”の能力の覚醒技を無効化したのかも。“緑牛”自身は植物に変化できても、周囲に草木を生やす事はできない。聖地マリージョアの環境がそれをさせない。
こういう事があったのか?と。
これはサボの現在に関わる重要なポイントになりかねません。おそらく“藤虎”の方も隕石をドカドカ落としたりは出来なかったハズです。天竜人に被害が及ぶからですよね。
どこまでの戦闘が行われたのでしょう。
【緑牛の思想・信条】
海軍本部大将にはそれぞれ掲げる正義というのがあるんですよね。それはその人物の思想・信条を表すモノとなっております。人物像を考える上で外せません。
・センゴク(君臨する正義)
・サカズキ(徹底的な正義)
・クザン(だらけきった正義)
・ボルサリーノ(どっちつかずの正義)
・イッショウ(仁義ある正義)
まだ“緑牛”アラマキの正義は判明しておりません。しかし今回チラリと見せたのがサカズキの正義に対するスタンス。

-ONE PIECE 第1053話より引用-
サカズキ元帥の“徹底的”スタイルが大好きなんだそうです。似た様な思想・信条を“緑牛”アラマキも持っているのでしょう。もしかすると、その上をいく程かも知れません。
これから何が考えられるのか。
僕はこれまで、“藤虎”が七武海制度の撤廃を目指していたのだから“緑牛”は“緑牛”でCP(サイファーポール)を壊すのかな?と考えていました。今回もCP0とブツかるんじゃないかと思っていたのです。そうはならなかった。
そうは言ってもですね…

-ONE PIECE 76巻SBSより引用-
“緑牛”が世界政府にとっての「鬼門」の位置付けなのは変わらないハズだと思うんですね。“緑牛”の存在が世界政府を良くない方向へと導いてしまうのだと思うのです。
ならば1つかも。
サカズキの“徹底的スタイル”を信奉するアラマキの「行き過ぎた正義」が政府・海軍の首を絞めるんじゃないかな。そこまではすべきじゃない。それはただの狂気だ、と。そう周囲に思わせる行動を取るんじゃないか。
そこに立ち塞がる者の存在!!!

-ONE PIECE 第579話より引用-
サカズキにはコビーが立ち塞がったのです。もう海軍は目的を果たしているのに戦いをやめない。そこに毅然と立ち向かったのがコビーだったんですよね。
“緑牛”にもコビーが立ち塞がるのかも…
いや…

-ONE PIECE 第991話より引用-
海軍本部特殊機密部隊「SWORD」という部隊が“緑牛”の思想・信条の壁となりつつ展開して行くのかな。このワノ国には「SWORD」の隊長であるドレークがいるんです。まずは“緑牛”とドレークとで何があるのか。
ここに注目ですね!!!
サカズキが元帥となった後を継ぐのが“緑牛”アラマキという位置付けなのかも。そしてクザンの後を継いでいたのが“藤虎”イッショウ。サカズキと対立したコビー。この構図を“緑牛”アラマキが継承しつつ… という話なのかもですね!!
ロビンの過去編にて、「徹底的な正義は… 時に人を狂気に変える」と言ったのは“青雉”クザンであります。そう言ってロビンを逃したのです。これに対する“緑牛”アラマキとなるのなら、ちょっとロビンの身柄が心配ですけどね。
どうなって行くのでしょう。
- 関連記事
-
-
ヤマトの「光月おでんの様に生きる!!!」という言葉の意味 2022/08/10
-
「クロス・ギルド」とサー・クロコダイルの過去 2022/08/09
-
【第1056話考察】“CROSS GUILD(クロスギルド)” 2022/08/08
-
“火の傷”の男は「水先星島(ロードスター)」に待つ!? 2022/08/08
-
【古代兵器プルトン】ワノ国将軍家に伝わる話と伝えられていない話 2022/08/06
-
赤い土の大陸(レッドライン)は人工の壁なのか!? 2022/08/05
-
シャンクスの圧倒的な覇気に対して黒ひげティーチは…!? 2022/08/03
-
【ウラヌスはどこに】海底に沈むワノ国と古代兵器の法則 2022/08/02
-
【第1055話考察】“新時代” 2022/08/01
-
世界政府はシャンクスに“ヒトヒトの実”幻獣種モデル“ニカ”を食べさせるつもりだった!? 2022/07/31
-