ワノ国にやって来た“緑牛”の目的

ルフィとゾロが目を覚ましたので国をあげての宴をしようと盛り上がるワノ国。そこに空を飛んでやって来たのが海軍大将“緑牛”であります。何の目的でワノ国に来るのだろう。
-画像はONE PIECE 第1052話より引用-
【妨害念波は誰なのか】

-ONE PIECE 第1052話より引用-
聖地マリージョアの五老星とワノ国近海にいる艦隊とで電伝虫による会話中。突如として妨害念波が入ります。割り込んで来たんですね。
お前らよォ!!
そこで待ってろ
おれがそっち… 行くから!!
↑これが誰なのか?って話なんですけどね。僕は“緑牛”だと考えてます。この後でやって来たのが“緑牛”なんですもんね。他の可能性もあるんでしょうが、ちょっと僕の頭には浮かんでません。
まずですね、
結果的に五老星も含めてワノ国近海の艦隊は、謎の人物に言われた通り動かず待ったと考えられます。ロビンを連れ帰ろうと動いた形跡がないのです。
ルフィとゾロが目を覚さない7日間に不穏な動きはなかったと考えられるんですね。何かあったのなら話が出るハズです。ロビンが見当たりませんが、フランキー達の様に別件で動いていると思われます。ポーネグリフ関連でしょうか。
つまり、「そこで待ってろ」と言った人物は“世界政府の関係者”である。こう言えると思うんです。部外者から「待ってろ」と言われて待つなんて話の辻褄が合いません。
五老星やCP0達にとって少なくとも…
・味方だと思ってる人物
・待った方が賢明だと思わせた人物
またあるいは…
・任せても良いと思わせた人物
こういう事であって、“最高戦力”とも言われる海軍大将が来るというのなら… って話で落ち着いたのかな?と。それならもう“緑牛”で良いと思うんです。7日後の今もまだ政府の艦隊がワノ国近海で待ってるのなら尚更ですよね。ここがどうなっているかです。
【なぜ“緑牛”が動けた?】
妨害念波の声の主が“緑牛”なんだとします。これって鬼ヶ島の決着がついて“すぐ”なんだと思うんです。決戦の当日と言って良いのか、翌日の朝(新しい朝)と言うべきか。
ならば疑問が出ますよね?
何があって“緑牛”は動いたのか
さらに言うと…
誰からどんな話を聞いたのか
考えてみれば、この五老星とCP0(政府の艦隊)の会話は海軍本部には秘密のハズなんです。知られちゃいけないハズの会話なんです。

-ONE PIECE 第956話より引用-
どうして非加盟国であり海賊カイドウが支配していたワノ国にCP0がいるんですか?って話になるからですよね。ワノ国の中にいなくちゃ知り得ない情報を“すでに”入手しているからこその会話がなされている。
ワノ国の中で何が起こったのか。その情報を世界政府(五老星)が海軍本部と共有しているなんて考えられない。特にあの時点では、です。サカズキ元帥はワノ国の問題に「関与せず」と決めてました。
なぜ“緑牛”はその会話に割り込めるんだ?と。何かしらの背景があるハズですよね。あの時点で世界政府ではない、海軍本部の人間がワノ国の状況が知れて動けたとなると1つしか浮かびません!!
まさかアプーと繋がってるワケがない。

-ONE PIECE 第956話より引用-
海軍本部機密特殊部隊「SWORD」の隊長であるドレークから連絡が入ったとしか思えないのです。ここからの情報で“緑牛”が動いている。こういう事だと思うんです。
“緑牛”の「そこで待ってろ」というのは…

-ONE PIECE 第1052話より引用-
深手を追って倒れているドレークに手出しするんじゃねぇぞ!! という意味合いが含まれているんじゃないか。ワノ国で世界政府が海賊と取り引きをしている。その秘密を知ったドレークを、です。
これこそ“緑牛”の目的と考えます!!
【海軍大将“緑牛”の目的】

-ONE PIECE 第1052話より引用-
余計なマネは絶対するな
ええな “緑牛”!!!
↑これはサカズキ元帥のセリフですよね。これについて色々と考えてみたのですが、サカズキの言う「余計なマネ」というのは“CP0とはやり合うなよ”と。間違っても手は出すなよって意味かも。まさか妨害念波で割り込んだなんて知らないのかも。
つまり、ドレークからの連絡をサカズキも聞いているって事になるかもです。どうにかドレークを救い出さねばならない。それを協議してるのに、「もう“緑牛”さんが向かったらしいです」との報告が上がる。「なんじゃと!!」みたいな。
“緑牛”がワノ国に来たのは、あくまでもドレークを無事に海軍本部へ連れ帰る事であって。麦わらの一味に対する敵意はないと考えています。
ドレークがどう報告しているかなのです。

-ONE PIECE 第991話より引用-
百獣海賊団に正体がバレつつあり、“孤軍”となったおれが助かったのは麦わらのルフィのお陰だ、と。どうにか麦わらの一味には手を出さないでくれと。こうドレークが報告したのなら“緑牛”は手を出さない。そんな気がしています。
麦わらの一味がいなければドレークは助からなかったかも。では、助からなかったなら世界政府の裏の顔を知る事はなかった。そういう意味ではルフィは“恩人”とも言えるんですね。
もちろんロビンを狙う事もない!!
今このワノ国においては、です。ここら辺の“仁義”というのはキチンとすると思うんです。ドレークはね。ワノ国を出てからはまた敵に戻るにしてもです。
そこで、ロビンの身柄を狙うCP0達とでバチバチになりそうな気がしてます。そもそもドレークとCP0がバチバチですしね。何か物語が用意されてそうな。
あと、ドレークの件で1つあるんです。

-ONE PIECE 第912話より引用-
お玉が住んでいる編笠村を破壊したのがドレークなんですよね。これ以外にもドレークは、百獣海賊団に潜入する中でワノ国に対して悪い事をしていたと思うんです。そうしなければカイドウ達をダマせない。
このお詫びです!!!
これを“緑牛”がドレークに代わってするんじゃないかな?と。“緑牛”というのは、そういう事ができる人物なんじゃないか。こんな風に僕は見てます。
上の編笠村の家々を見ると、茅葺き屋根であるのが分かります。どう見たって石造りの家じゃありません。これに関して“緑牛”の能力が何かできたりするのかなぁ。
前回の記事で書いたのですが…

-ONE PIECE 第1048話より引用-
もしも“緑牛”の能力が植物に関するモノだとすると、草木も生えなくなったワノ国の荒廃した国土を復活させる事が可能かも知れないのです。まぁでも“緑牛”の持つ能力については別で記事にしたいと思います。
“緑牛”のワノ国来訪の目的はドレーク。
①ドレークを無事に連れ帰る
②CP0には麦わらの一味に手出しさせない
③ワノ国への被害に対する償い
こんな感じで落とすんじゃないかな?
“緑牛”が良い人キャラだから、じゃないんです。ドレークの事があるならば、です。要は“仁義”ですよね。あるいは“義理と人情”とも言い替えられるでしょうか。このワノ国編において重要なポイントであります。これを持って来るんじゃないかな。
“緑牛”が来るからって心配はなさそうな気がしますけどね。もしかすると海軍本部は海軍本部で、その上の世界政府との関係性が最終章でクローズアップされて行くのかもです。これもまた別の記事で考えたいです。
さて、何が目的なのでしょうね?
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