【桃源郷】「食」というテーマから考えるONE PIECE最終章

「光月モモの助」が!!!
「ワノ国」を統治いたす!!!
母トキと約束した光月家の再興を成し遂げるべく、父おでんの背中を追いかけると心に誓ったモモの助。ワノ国の将軍となったモモの助は、後にルフィと共に世界に夜明けを導く事になると思われます。今回のモモの助のセリフから、これから始まるONE PIECE最終章のテーマとなるモノが見えて来たのかな…!?
-画像はONE PIECE 第1051話より引用-
【かれた大地も「桃源郷」に変える】

-ONE PIECE 第1051話より引用-
拙者がひきいたこの国は
かれた大地も「桃源郷」に
変えるだろう!!!
↑こうモモの助は人々に誓いました。実はハッタリをブチかましたワケですけどね(笑) しっかり実現させる事となるでしょう。
光月おでんが「モモの助」と名付けた由来。“モモ”というのは天下無敵を表す言葉。これは「桃源郷」の“桃”から取られているって事になるみたい。
そこで桃源郷とは、という話をしても面白いんですけどね。天竜人の牛耳る世界に対する… は良いとしても、桃源郷とは何であるかの本質の部分を持ち出すと少し話がズレる様な気がするんです。桃源郷にしてもユートピア(理想郷)にしても現実には存在しないという“皮肉”なのだから。
モモの助はそれを実在させるハズ!!
そこで、
モモの助が言うのは、オロチとカイドウによって荒廃させられたワノ国の大地(花の都以外)を復活させるという事であって。光月おでんの「背中を追いかけまする!!!」と言うのだからね。

-ONE PIECE 第914話より引用-
“九里大名”光月おでんが、“九里”の皆んなに美味しいモノを食べさせてあげる為に作ったのが「桃源農園」なんですからね。その背中を追って、“ワノ国将軍”光月モモの助は“九里”だけとは言わずワノ国の皆んなに美味しいモノを食べさせてあげる。
「桃源農園」に行けば食糧がある、じゃない。ワノ国全体が「桃源農園」の様なモノ。そこかしこに四季の実りがあふれている。そんな国にしますからね、と。これが「桃源郷に変える」という意味だと思うのです。
全国レベルで「桃源農園」を作る=ワノ国を桃源郷にする。それはつまり、ワノ国を「腹いっぱいメシ食える国に」するという事であって。

-ONE PIECE 第918話より引用-
カイドウを倒したルフィの後をモモの助が引き継ぎ、お玉との約束が果たされる。こういう事なんだと考えます。ルフィとモモの助の協力のもと「腹いっぱいメシ食える国」が実現する!!
しかしまだ終わらない。
後にルフィとモモの助は、これを全世界レベルで実現させると思われるのです。それに向けて出発する時こそワノ国を「開国」する時であって。

-ONE PIECE 第972話より引用-
再びルフィ(ジョイボーイ)を国に迎え入れて、2人で協力して「世界を夜明けに導く」為に出航するんじゃないかなと。第1049話でカイドウから「お前が一体どんな世界作れる!!?」と問われたルフィが言ったのです。
友達が……!!! 腹いっぱい!!!
メシを食える〜〜!!! 世界!!!
どうやらワノ国で成し遂げた偉業を世界に広げるつもりでいると考えられるのです。これにモモの助も協力しそうな気がするのです。これはONE PIECEの最終章における1つのテーマとなっているのかも。
「食」です!!
なかったワケではないんです。チラホラと出てはいたんですよ。麦わらの一味にはサンジという存在がいますしね。でもそれは氷山の一角も一角。ワノ国みたいな国が世界には沢山あるのかも。飢えと貧困にあえぐ国々が、です!!
この「食」というテーマで1つ最終章を考えてみようかと思います!! きっとクローズアップされる様な気がするんです。そこでまず取り上げたいのは「エルバフ」なんです。天上金の徴収などに苦しむ国々については後回しにしましょう!!
【エルバフ編と「食」に関して】
友達が腹いっぱいメシ食える世界という話。それをルフィが実現するだろう旅が最終章で描かれて行くとします。どうしたって巨人族は外せない気がするんです。

-ONE PIECE 第116話より引用-
人間の“腹いっぱい”と巨人族の“腹いっぱい”は全く違うんですよね。量の問題です。ドリーから巨大な恐竜の肉をもらって食べるルフィ。代わりにルフィはサンジが作った海賊弁当をドリーに。
「ちと足りねェ」なんてドリーは優しい。
これ以外にも、ロビンの過去編ではサウロが巨大な魚をキレイに食べていましたよね。この時ロビンはジャム付きのパンをあげるんです。巨人族のサウロからすれば小さな小さなパンです。それでも「気持ちが嬉しいでよ」と笑ってくれましたね。
エルバフには…

-ONE PIECE 第866話より引用-
「冬至祭」というお祭りがあり、それまでの12日間を断食する習わしがあるのです。これによりマムが騒動を起こすワケですが、肝心の「冬至祭」は描かれずに終わっているんです。その前の断食期間でメチャクチャになるからです。
この「冬至祭」というのは「太陽」の“死”と“復活”のお祭りと言われていました。太陽の恵みに対する感謝というのが根底にありそうです。太陽の神ニカに関する事が出るのかどうか。それはさて置きまして。
巨人族、あるいはエルバフに行った時に「食」に関する話が出て来そう。もちろんポイントは「腹いっぱいメシ食える世界」との関係性です。
おそらくですが、巨人国エルバフは世界政府に加盟していないと考えます。天上金が徴収される事はない。世界一の強国と名高いエルバフは世界政府に屈していないと思うんです。
それはつまり、もしもエルバフにて“飢え”について話が出たとしても、世界政府によるモノとは考えられない。こうなると思うんです。エルバフが世界政府の支配下にないのなら、その影響下にもないって事になるんです。
そこで僕はこう考えます。
エルバフは「友達が腹いっぱいメシ食える世界」を邪魔する者達かも知れない!! 被害者じゃない。エルバフの巨人族は加害者であるかも!!
キーワードは1つです!!

-ONE PIECE 第866話より引用-
略奪です!!!
このエルバフの村にマザー・カルメルが訪れていた時。彼女は「略奪より交易」を巨人族に説いていたらしい。「聖母(マザー)」の言う事だからと聞き入れていたモノと考えられます。
それがカルメルがいなくなってから…
・略奪を良しとする巨人族
・略奪より交易を説く巨人族
この2つに分かれているんじゃないかなと。こうなると対立の構図が生まれるんですよね。もしもエルバフ編というのがあるのなら、もちろんルフィは「略奪を良しとする巨人族」をブッ飛ばさなければならない。
もしもエルバフの巨人族が人間から略奪していたとすれば、相当な量の食糧を奪っているとも考えられます。食べる量が違うんですからね。たまったもんじゃない。おそらくエルバフはバイキングをモチーフにしていると思われます。ならば略奪や制服、植民は外せないんですけどね…。どうなんだろう。
ここに世界政府が絡む可能性もあるでしょうけどね。世界政府に加盟しない国々にも問題はあるんだよ、と。それを示す章にする方向もアリだと思うのです。
エルバフに略奪される人間達を救って「腹いっぱいメシ食える」様にしてあげ、エルバフもまた略奪しなくても「腹いっぱいメシ食える」様になれる方策を探る。こういう話になるのかなぁと。
【オールブルーと「食」に関して】
最終章にて、麦わらの一味の仲間達の夢が順番に叶って行くと思うんです。そこで今回の「食」というテーマに当てはまるのがサンジですよね!!

-ONE PIECE 第903話より引用-
食いてェ奴にゃ食わせてやる!!
これがサンジの信念ですからね。ルフィによる「友達が腹いっぱいメシ食える世界」の実現に無関係とは思えません。となると、その“夢”であります!!
“オールブルー”の発見というのは今回の事と密接な関係にあるのかも知れない。そんな気がチラリとするんです。
よく聞く話ですけどね、“オールブルー”というのは全ての海が繋がる事じゃないと思うんです。そういう海域(ある範囲内の海)があるって事なんですもんね。
たとえば「バミューダ海域」みたいなモノ。
そんな区切られた一定範囲の海に…

-ONE PIECE 第56話より引用-
4つの海の全種類の魚達が住んでいる。そんな楽園みたいな場所はどこなんだ?と。これをサンジは探しているのであって。別にサンジは4つの海を1つにしたいなんて考えてないと思うんです。
この“オールブルー”こそが…

-ONE PIECE 第917話より引用-
ワノ国における「桃源農園」の様な場所になるのであって。サンジが見つけるだろう“オールブルー”とは魚版の“世界の食糧庫”と呼べる様な場所になるんじゃないか。
ここに行けば全種類の魚達が取り放題。いくら獲っても不思議と魚の数は減らない。コックは料理がし放題で、皆んなのお腹を満たす事ができる。そんな夢の様な場所になるんじゃないか。
そんな気がしております!!
【聖地マリージョアと「食」】

-ONE PIECE 第906話より引用-
聖地マリージョアの森は「人工」である。これが何を意味しているのか謎なんですよね。フェイクグリーン(人工樹木)であって、聖地マリージョアは草も生えない場所なのかな?
いや、そうじゃなくて。
あくまでも人工で整備された森という意味なのかも。ちゃんと草木は生える。ただ自然の森ではないんですよと。こうも受け取れますもんね。
まだどちらか分からない。
ただ1点、この聖地マリージョアのあるレッドラインの上に「自然界のあらゆる環境下で生存できる」というルナーリア族の国があったのです。レッドラインの上がどんな環境下なのか秘密がありそう。
もしも草木も生えない場所というのなら、作物は実りませんし牧畜も難しいです。それでなくても何かを育てている描写などありません。

-ONE PIECE 第906話より引用-
世界会議に参加した王族が食べていた豪勢な食事。天竜人ともなると更に豪勢かもね。藤虎も「ここのメシはさすがにうまい」と言ってました。おうどんですけどね。
この聖地マリージョアにおける食糧ってどうしてるんだろう。地上から買ってるのかなぁ。これって天上金とは別に搾取してる可能性がありそうなんですよね。
育てている自分達は口にできない、ただ作物が実れば聖地マリージョアに持っていかれる。そんな奴隷の様な第一次産業の従事者というのがいるのかも。
これはまだ描かれていないハズです。
ルフィが作る世界の実現において、聖地マリージョアの「食」を支える奴隷達の解放というのは是が非でも成し遂げなければならない。そんな気がするんです。
これも何らかのカタチで最終章で触れる様な気がしています。まだまだ色々と書きたい事はありますが、大きく3点ですね。最終章において「食」というのは1つのテーマになっていそう。
・エルバフ
・オールブルー
・聖地マリージョア
この辺が絡みそうですが… さて。
どうなるのか楽しみに待ちたいです!!
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