海賊島「ハチノス」の“元締め”とは

44年前の海賊島「ハチノス」に若き日のカイドウが訪れます。ここで白ひげやマム、ロックスと出会うのです。そして15歳のカイドウがロックス海賊団の見習いとして入るワケですよね。今回は海賊島「ハチノス」とはどういった場所なのかを考えてみます!!
-画像はONE PIECE 第1049話より引用-
【黒ひげは海賊島「ハチノス」の元締め】

-ONE PIECE 第925話より引用-
現在 海賊島「ハチノス」には“四皇”黒ひげ海賊団提督マーシャル・D・ティーチがいます。その島には鉢巻をしたドクロをかたどった巨大な岩山がありまして。そのドクロの鼻の部分の空洞が居室になっている。黒ひげティーチはそこに陣取っている。
海軍本部准将ブランニューによると、黒ひげティーチは「現在海賊島ハチノスの“元締め”」との事でした(第957話)。この“元締め”というのが何であるかなのです。
“元締め”というのは他でも出てます。

-ONE PIECE 第917話より引用-
ワノ国「九里」の“元締め”こそがジャック!!
百獣海賊団カイドウの懐刀である“大看板”ジャックは、九里においてどんな立場だったのか。いわゆるボス、親分って事なんだろうなと。こう思われますからね。
黒ひげティーチは海賊島「ハチノス」の親分である。黒ひげ海賊団の本拠地は海賊島「ハチノス」である。カイドウにとってのワノ国、マムにとってのホールケーキアイランド。そんな島なんだと考えておりました。
ここに少し疑問が出て来たのです。
海賊島「ハチノス」の“元締め”って何だろう?
【ロックスも「ハチノス」の元締めだった!?】

-ONE PIECE 第957話より引用-
ロックス海賊団とは、大昔に海賊島「ハチノス」にて一つの儲け話の為にかき集められ生まれた個性の集団という話でしたよね。
黒ひげティーチが“元締め”になる前、38年前にゴッドバレー事件で壊滅するまではロックスこそが海賊島「ハチノス」の“元締め”だったのではないか?と。
この可能性はあると思うんです。
そこで今回の第1049話です。
どうやら海賊島「ハチノス」というのはロックス海賊団の本拠地とは言えないのです。ここが崩れちゃった感があるんです。それを示す描写というのがですね…

-ONE PIECE 第1049話より引用-
↑このワンシーンなのです。
仲間割れだろう
チームワーク“0”だからな
あいつら…
ゴッドバレーでロックス海賊団が壊滅した事に驚く海賊達が描かれています。場所は海賊島「ハチノス」です。その海賊達がロックス海賊団について「あいつら」と言っているんです。
どうも部外者っぽいぞ、と。
ゴッドバレーに共に行かず、ロックス海賊団が壊滅しても海賊島「ハチノス」に居座る者達。ロックス海賊団がどんな海賊団であるかよく知っている風ですよね。
こいつらは何なんだ!!?
この者達というのは、ロックス海賊団ではないが「ハチノス」を拠点にする海賊という事じゃないかな。なにも海賊島「ハチノス」はロックス海賊団だけが拠点とする島ではないのかも!!?
それはつまり…
・
・ロックス海賊団も「ハチノス」を拠点にする
これを黒ひげティーチにも適用すれば…
・
・黒ひげ海賊団も「ハチノス」を拠点にする
こう考えれば、海賊島「ハチノス」の“元締め”とは何であるのかが導き出せそうな気がします。この島には様々な海賊団が集まっているんじゃないか。僕が言いたいのは、海賊島「ハチノス」というのは特定の海賊団の拠点にはならないという事。
それが“元締め”という存在に集約されるのかも!!
【海賊島「ハチノス」の元締めとは】
そもそも“元締め”とは何なのか?です。
そこで、
海賊島「ハチノス」には海賊団という“反社会勢力”が世界中から集まっている。そして様々な“シノギ(経済活動)”で収入を得ている。こう僕は考えていまして。
略奪行為はもちろんの事、武器や兵器・ドラック・奴隷などの売買。それこそ闇社会に繋がっていたのだと考えます。それこそ悪の巣窟だったんじゃないかな?と。その“シノギ”から、海賊団が“ショバ代(場所代)”を払って「ハチノス」を拠点としていて。
その“ショバ代”という金銭の勘定・管理を“元締め”が担う。加えて仕事の差配です。これをする者こそが“元締め”と言える存在だと思うんです。ボスや親分だけが“元締め”の意味じゃありません。
ジャックも「九里」でそれをしています。

-ONE PIECE 第925話より引用-
「九里」の“元締め”であるジャックが怒られていたのです。“アガリ(=上納金)”が悪ィ(=少ない)ぞと。ジャックはジャックで「九里」の住民から金銭を徴収していたのでしょう。
同じく“元締め”として黒ひげティーチも、かつてのロックスも海賊島「ハチノス」にいる海賊達から金銭を徴収するのだと思うんですね。黒ひげ海賊団とは別の、またあるいはロックス海賊団とは別の海賊団からです。
しかしながらですね、
ジャックが徴収していたのは、傘下のホーキンスなどからだと考えられます。ならば「ハチノス」の“元締め”も傘下の海賊から金銭を徴収していたのではないかと言えるのですが… そうでもなさそうなんですよね。

-ONE PIECE 第306話より引用-
デービーバックファイトって何だっけ?
【デービーバックファイトが生まれた理由】

-ONE PIECE 第306話より引用-
海のどこかにあるという海賊達の楽園「海賊島」で生まれたのがデービーバックファイトなるゲームであります。この「海賊島」というのが「ハチノス」なんだと思うんですね。
やはり黒ひげティーチも「ハチノス」の事を海賊達の楽園だと言っております(第925話)。ここは踏まえさせて下さい。
そんな海賊島「ハチノス」にモリアが訪ねて来ます。黒ひげティーチとアブサロムを「捜しに」との事です(第925話)。モリアは大暴れ。港も全滅にしたみたい。
ここで黒ひげティーチが何と言うか。

-ONE PIECE 第925話より引用-
風紀を乱すなよ この「海賊島」の!!
↑風紀って何だろう。
規律、ルールですよね。それを乱す様な行いをモリアはしているらしい。仲間を捜しに来て、海賊が海賊に喧嘩をフッかけて何が悪いのか。どんなルールに抵触するのだろう。どうも黒ひげらしくない。
“海賊島では海賊団同士で争ってはならない”
これが海賊島「ハチノス」の規律(ルール)なんじゃないか。これをモリアは乱しているのかも。そして黒ひげティーチは続けます。「おれの船に乗れ!!! モリア!!!」と。
こうなると1つしかありません。
この島で海賊団同士が争うならデービーバックファイトで決めなくちゃならない。勝負は海賊のゲームでつけなきゃならない。仲間が欲しくなければ取らなくて良い。

-ONE PIECE 第306話より引用-
“誇り”を奪ってしまえば良い。
船の命である海賊旗(ジョリーロジャー)の印(シンボル)の剥奪です。これで決めろって話なんじゃないかと思うんです。
そこで、こんな海賊のゲームが海賊島「ハチノス」で生まれた背景に興味があるんです。なぜそんなゲームが作られなければならないのか。それなりの理由があるのではないか。ずっと考えて来てたのです。
それについて今回1つ浮かんだのです。

-ONE PIECE 第1049話より引用-
海賊島「ハチノス」にはロックス海賊団以外の海賊がいたみたい。もしかすると当時ロックスが“元締め”だったのかも。じゃあ“元締め”とは何かと考えた時にですね。
バラバラの海賊団が1つの島を拠点とするなら、戦闘行為は御法度なんだと思うんです。島が保たない。とてつもない覇気の激突や能力者の激突が日常茶飯事になればアウトだと思ったのです。
これを回避する為に生み出されたのがデービーバックファイトというゲームシステムなんじゃないか。それはバラバラの海賊団が集まるからこそだと頭に浮かんだのです。もちろん海賊団の内部での争いはアリでしょう。ロックス海賊団は争いが絶えなかったみたいですからね。
よって僕は、

-ONE PIECE 第925話より引用-
黒ひげティーチが“元締め”をする「ハチノス」には黒ひげ海賊団の他にも海賊団がいると考えています!! その島は黒ひげ海賊団だけのナワバリではない!! と。
【黒ひげ海賊団のバック】
ロックス海賊団が壊滅してから黒ひげティーチが拠点にするまでの36〜38年間。海賊島「ハチノス」はどんな状態だったのか。それはつまり黒ひげティーチの前の「ハチノス」の“元締め”は誰だったのか? です。
それが今、黒ひげティーチのバックにいる。
この可能性が高いと考えています。海賊島「ハチノス」は黒ひげ海賊団だけが拠点にするのではない。それ以外の海賊団もいると考えるからです。
ここで登場しそうなんですよね…

-ONE PIECE 第907話より引用-
船長ロックスを失っても力を増していると言われていた… ロックス海賊団の残党です!! これそのものは大した事はないと考えるのですが…。
黒ひげ海賊団+ロックス海賊団の残党
イコール…

-ONE PIECE 第907話より引用-
ロックス海賊団の復活となる!!?
マムとカイドウの同盟というのは、本当の意味での“ロックスの再来”とは言えなかったのかも。黒ひげ海賊団こそが“ロックスの再来”となるのであり、それとの戦いこそが“ゴッドバレー事件の再来”とも呼べるモノになるのかも。ルフィが誰と組むのかにも注目!! みたいな。
そこで僕は…
黒ひげティーチが“元締め”となる前、海賊島「ハチノス」の“元締め”は空位(欠番)だったんじゃないかと考えています。黒ひげティーチの出現を待っていたんじゃないかな?と。
海賊島「ハチノス」にいるロックスの残党は、黒ひげティーチだからこそ迎え入れた。そこには大きな理由があって、黒ひげティーチとロックスには何か繋がるモノがあるんじゃないかなぁと。
どうでしょうね?
“元締め”というのはバラバラの海賊団をまとめる役割を担う者と考えています。今も昔も海賊島「ハチノス」には色んな海賊団が集まっている。そういう背景があって、白ひげとマムが1つの船に乗るというロックス海賊団が出来上がったのだと考えます。
どうして海賊団が1つの島に集まるのか。
沢山の海賊団が集まる事で海軍本部に対抗したのだと考えています。それがスタートだったんじゃないかな。多くの海賊団が寄り添う事で政府・海軍は「ハチノス」に手が出しにくくなる。それにより海賊の楽園は保たれて来た。

-ONE PIECE 第985話より引用-
カイドウはワノ国を「ハチノス」にしたかったのかも。
まだマムとカイドウを倒したからといって… 白ひげも亡くなったからといってロックス海賊団は消えちゃいない。まだまだこれから。新たに黒ひげティーチがロックス海賊団を復活させる様な気がしています。それがどんなカタチになるかは分かりませんけれど…。
見守りたいです!!!
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