200年前に世界政府が魚人島との交友を発表した背景

かつて魚人と人魚は“魚類”に分類されていたそう。それが200年前に世界政府が魚人島との交友を発表。リュウグウ王国は世界政府加盟国になるのですが… この話の裏には何かあるのでしょうか?
-画像はONE PIECE 第620話より引用-
【魚人島と世界政府の関係】

-ONE PIECE 第500話より引用-
魚人島と世界政府の関係性について詳しい話が出て来たのはシャボンディ諸島編の第500話。ロビンから説明が入ったんですよね。200年前まで魚人族と人魚族は“魚類”に分類され、世界中の人々から迫害されていた。200年前に世界政府が魚人島との交友を発表するまでずっと…と。
そして、その200年前に魚人島リュウグウ王国が世界政府に加盟していた事、世界会議(レヴェリー)に参加した過去がある事が明かされて行きます。
しかしながら、ハチによると人間達は魚人族を嫌い続けたという話。交友を決めた“政府の中枢”に近づく程に差別体質は深く根付いて変わる事はなかったと言ったのは元七武海ジンベエ(第620話)。
リュウグウ王国の世界会議出席についても…

-ONE PIECE 第910話より引用-
「200年ぶり」という話だったのです。リュウグウ王国が世界政府に加盟して200年、今年の世界会議への参加は「たった二度目」。200年前に1度だけ参加し、それからずっと不参加だったのです。
おそらくですが、
200年前に交友が発表されて世界会議に参加したものの… 聖地マリージョアで徹底的に差別されちゃったんだろうなと。その他の世界会議参加国の王族達はもちろんの事、そこで出会う人間の全てにです。
交友なんて口先だけだ、と。
そこで気になるのが、何の為に世界政府は魚人島との交友を発表したのか?なのです。加盟国として世界会議への参加を認めたのはなぜ?
世界政府側に何か目的があったんじゃないか。こう思わざるを得ないのです。打算あっての交友。世界政府にとって何かしらの利害があり、偽りの交友を発表していただけ。“魚類”扱いは変わらない。
真っ先に思い浮かぶのが…

-ONE PIECE 第649話より引用-
古代兵器ポセイドン!!!
第908話でイムが、しらほし姫の写真に剣を突き立てているんですよね。その周囲には切り刻まれたルフィと黒ひげティーチの手配書。2人は“D”を名に持つ者。
イムは古代兵器ポセイドン(しらほし姫)の秘密を知っているんじゃないか。そんな風に思えて来るのです。なぜだか分かりませんけどね。しらほし姫の写真とルフィ達の手配書に敵意を見せていたのは…

-ONE PIECE 第626話より引用-
しらほし姫の元に現れるだろう「その力を正しく導く者」というのは“D”であって、その事をイムは知っているからなのかも。その時が近い事を知っていて、あぁ〜 忌々しい!! みたいな。こういう事なのかな。
何にせよイムは掴んでいるっぽい。
この古代兵器ポセイドン絡みで、200年前から世界政府は手を打ち始めていたって事なのかな。本心ではしたくないんだけど、ひとまず交友を発表しておこう。海底に追いやっていては危険を察知できない、だとか。
これはありそうなんですよね。
魚人島の人魚姫が古代兵器ポセイドンに覚醒するのは数百年に1度という話。何かキッカケはあったのだろうが、200年前から対応策を取り始めていたとしても変な話じゃありません。
ただ、1つ気になる事があるのです。
【魚人島とグリーンビットを繋ぐ線】
世界政府が魚人島との交友を発表したのが200年前。その時に何があったのか。それを考えた場合に常に出て来るのが、小人族のトンタッタ王国があるグリーンビットなんですよね。

-ONE PIECE 第705話より引用-
グリーンビットの周りに闘魚が棲みつき、人の往来がなくなったのが200年前の話なのです。それまではドレスローザから橋を渡ってグリーンビットに行けたのです。あるいは船で。
400年前にモンブラン・ノーランドがトンタッタ王国を訪れているんですよね。トンタッタ族にとってノーランドはヒーローであります。
気軽に誰でもグリーンビットを訪れる事ができなくなったのが200年前。闘魚をどうにかできる者じゃないとグリーンビットには行けなくなった。
でもね?
それが世界政府と魚人島の交友と時期を同じにしてるとして、どう繋がるの?って話なのです。思い付く事といえば、人魚族は魚と話ができますからね、闘魚にグリーンビットの周りに棲みつく様にお願いしたのかなと。
なぜかリュウグウ王国の王族に魚人族はいない。全て人魚族なんですよね。
ならば、世界政府にとって重要な拠点に闘魚が棲みついていて、それをグリーンビットに移らせて欲しいからリュウグウ王国と交友する事に決めた… なんてあります? どうなんだろう。
それ以外で繋ぐモノが1つあるんです。
・世界政府と魚人島の交友
・グリーンビット
この2つの点と点を繋ぐモノとは何か。

-ONE PIECE 第722話より引用-
ドンキホーテ一族なのです!!!
ここが気になるんですよね。
【魚人島との交友とドンキホーテ一族】
作中における200年前の出来事として、「世界政府と魚人島の交友」と「闘魚がグリーンビット周辺に棲みつく」という2つがある。しかし、これをダイレクトに繋ぐ線に思い浮かぶモノがない。
ただし“ドンキホーテ一族”というキーワードが2つを繋ぐのです。ここに何がありはしないだろうか。ちょっと考えてみたいんです。
リュウグウ王国にとって200年ぶりの世界会議。この背景にはドンキホーテ一族が関係しているんですよね。

-ONE PIECE 第626話より引用-
オトヒメ王妃が持ち帰った天竜人の一筆。
魚人族と人間との交友の為
提出された署名の意見に
私も賛同する
それはつまり、天竜人が魚人島の地上への移住の意志を後押ししてくれたんですよね。この天竜人とは何者なのか。ドンキホーテ・ミョスガルド聖であります。
そしてグリーンビットのトンタッタ族。

-ONE PIECE 第726話より引用-
ドンキホーテ一族による奴隷時代です!!
空白の100年の前、900年前までトンタッタ族はドレスローザのドンキホーテ王によって奴隷として扱われていたのです。空白の100年が明けてドンキホーテ王は聖地マリージョアに移住。ドレスローザはリク王による治世となる。
そこでリク王は、長きに渡るトンタッタ族に対する行いの“償い”をするんですよね。ドレスローザから何でも持ち出して良いよ、全ては妖精の仕業にしますからと。妖精=トンタッタの小人族。
200年前にグリーンビットの周りに闘魚が棲みついて、自由な人の往来ができなくなった事。これって、その「妖精伝説」を後押しするモノとも考えられるのです。トンタッタ族の存在は闘魚に守られる様になっているからです。
ロズワード聖がですね…

-ONE PIECE 第908話より引用-
先のミョスガルド聖と、ドフラミンゴとロシナンテの父ホーミング聖を例に出して「ドンキホーテの一族はどうかしているえ!!」と言っていました。
トンタッタ族にとってのドンキホーテ王やドフラミンゴみたいな人間もいれば、ミョスガルド聖やホーミング聖やロシナンテ(コラソン)みたいな人間もいる。それがドンキホーテ一族。
もしかすると…
200年前に魚人島との交友を決めたのは、その当時のドンキホーテ一族の天竜人ではないか。周囲の反対を押し切って交友を発表したのではないか。
↑この可能性あるんじゃないかなと。

-ONE PIECE 第907話より引用-
これからミョスガルド聖によって200年前の話が教えてもらえるんじゃないか。そんな気がチラリとするんです。200年前の交友に打算なんてない、と。
これならば、交友が発表されながらも差別体質は変わらないという話も納得なんですよね。時のドンキホーテ一族が決めた事だから。
ただ、天竜人1人の独断でそんな事が決められるモノだろうか?と。ここはやはりネックなんです。他の天竜人(五老星?)なりの賛同が集まったのなら、少なからず打算はあったハズ。
どうも200年前の世界政府と魚人島の交友の裏にはドンキホーテ一族が絡んでいる様な気がしてます。同じく200年前にグリーンビットの周りに闘魚が棲みついている事に直接の関係性はないんだけど。ドンキホーテ一族の関与を仄めかすモノなんじゃないか?と。
どうなんでしょうね。
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