【聖地マリージョアの国宝】五老星と“不老”

“五老星” ここに!!!
虚の玉座に腰掛けるイムにひざまずく五老星。彼らは“不老”なのかどうか。どうも空白の100年の生き証人ではない可能性が高まっているんですよね。これで行きましょうか!!
-画像はONE PIECE 第908話より引用-
【五老星と空白の100年】

-ONE PIECE 第355話より引用-
五老星の容姿が20数年前から変わらないなんて話は別にどうでも良いんです。第0話と今のDr.くれはに大きな違いなんてないんですもんね。それをもって五老星が不老というのは少し弱い。
オハラのクローバー博士との会話から、どうも五老星は空白の100年に何があったのかや「ある巨大な王国」について知ってそうなんですよね。もしかすると空白の100年から生きているんじゃないのか?と。
そこで出て来たのが第1037話の「もはやあの実は我々にとっても伝説だ」のセリフ。過去何百年も覚醒しなかった悪魔の実(ゴムゴムの実)は五老星にとって伝説。その悪魔の実にもう一つの名を与えたのは「世界政府」、と自分達を第三者に置いている。
あれあれ?と。空白の100年が明けてからの800間ずっと今のメンツが世界政府最高権力ではない可能性が出て来たのです。ただし、この時点ではまだ僕は疑ってました。受け取り方で変わるかもよ?と。
決定的なセリフが出たのが第1044話。

-ONE PIECE 第1044話より引用-
ふざけた能力だと聞いている…!!
“ゴムゴムの実”の名を与える前の悪魔の実… “ヒトヒトの実”幻獣種モデル“ニカ”の能力の覚醒について伝聞である事がハッキリしたのです。五老星は実際に見たワケではない。伝え聞いているだけ。
ズニーシャ(ジョイボーイの仲間)のセリフの数々から、その能力を800年前に実在した人物ジョイボーイが覚醒させていたのは間違いなさそう。それを「聞いている」だと?
それをもって五老星が空白の100年から生きているワケではないと言い切れるかというと難しい。部下からの報告の線は消えないからですよね。何とでも言おうと思えば言える。
しかし、ここまで来て疑いを持つのもキツい。ちょっとイタいんですよ。それ何アピール?みたいな事になるんですよ。もちろん可能性は否定しませんが、五老星は空白の100年に実在したジョイボーイを知らないって事で進めてみます!!
五老星は800年前から生きてはいない
五老星は空白の100年の当事者ではない。「ある巨大な王国」やジョイボーイについて知っているのは伝聞でしかなかった。

-ONE PIECE 第907話より引用-
五老星は「天竜人の最高位」との事でした。彼らは「創造主」ではない。虚の玉座に誓いを立てた20人に王達の5人が生き残っているワケじゃない。その20人の末裔である天竜人に過ぎない。
こう考えたとします。
もう1つの謎に波及するんですよね。ここからが記事の本題になります。五老星と不老について、もう少し深く考えてみようと思います。
【聖地マリージョアの国宝と不老】
“オペオペの実”を探していたドンキホーテ・ドフラミンゴ。何の為にその悪魔の実を欲していたのかです。ここに不老が出て来るのです。

“オペオペの実”の能力者の最上の業である“不老手術”。これの為なんですよね。“不老手術”を施してもらいたいからこそ“オペオペの実”を探した。“不老手術”をすれば能力者当人は死んでしまうとの事。その性質上、最も信頼できる者に食べさせる必要がある(第765話)。
だからこそドフラミンゴは弟ロシナンテ(コラソン)に“オペオペの実”を食べさせるつもりだった。それをローが食べたと知ると… 「おれの為に死ねる様に教育する必要がある」と言い切ったんですよね(第767話)。全ては“不老手術”にあるのは明白。
なぜ そこまで不老にこだわるのか。

-ONE PIECE 第761話より引用-
聖地マリージョア内部にある重大な国宝を利用して世界の実権を握りたいからなんですよね。どうやら、その国宝を利用したいなら“不老”になっておく必要がある。そこまでをドフラミンゴは知っているみたいなのです。
それはつまり、今この世界の実権を握る者は不老なんだって事。世界政府の中枢に不老の者がいるのは間違いなさそう。

-ONE PIECE 第908話より引用-
イム&五老星、あるいはイムだけ。
何をもって五老星は天竜人の最高位であり「世界政府最高権力」なのか。そこに不老というのが大きく関わっていそうなんですよね。
“五老星が空白の100年から生きてはいない”としても、それがイコール“五老星は不老ではないとはならない”のです。この800年間のどこかで不老になった者、とも考えられるからです。
僕が気になるのは2点。
①国宝とは何であるのか
②イムとは何者なのか
そこで1つ振り返りたいのが…

-ONE PIECE 第760話より引用-
ドフラミンゴが恨みを持っているのは天竜人なのです。自分を再び天竜人(神)として受け入れてくれなかった恨みがあるんですよね。天竜人が牛耳る世界の全てを破壊してやると誓った。
それと並行して“オペオペの実”を探し出して不老になり、自分こそが聖地マリージョアの国宝を握ってやろうと考えた。実権を奪ってやろうと画策していたんですよね!!
誰から実権を奪うつもりなの?
イム?
五老星?
ここがまだ曖昧なんですよ。
イムとは何者なのか。天竜人の最高位(五老星)の「もっと上」の存在なのは間違いない。ならば、空白の100年の20人の王達からしても「もっと上」なのかどうか。もうイムこそが聖地マリージョアの国宝なんじゃないのか?と。ここまでの見方もあります。
ドフラミンゴは…
①五老星(天竜人)を引きずり下ろし、自分こそがイムを利用して世界の実権を握ろうとしていた。
②イムと五老星の両方を引きずり下ろし、自分こそが新たな世界の創造主になるつもりだった。
ここをどう考えるかで、誰が不老なのか変わって来ると思うんです。ドフラミンゴが恨んでいるのは天竜人(五老星)であって。イムは恨みの対象から外れるのかどうか。
五老星に代わって実権を握りたかったのなら、ドフラミンゴは五老星と同じ不老になりたかったって事になるんですよね。
【五老星は不老なのかどうか】
現時点ではですね、

-ONE PIECE 第906話より引用-
麦わら帽子=国宝
イム=不老
↑こういう事であって、厳重に保管された麦わら帽子との接触に不老は不可欠。イムと接触している五老星や“謎の側近”は不老でなくても良い。彼らは不老ではない。こういう事なのかなぁとも思うんです。
ただ、多くの天竜人が政治に関与せず、五老星と呼ばれる5人が「世界政府最高権力」の地位にいる事が気になりますよね。それなりの特殊性がありそうなのです。特殊性=不老。
もしも13年前…

-ONE PIECE 第765話より引用-
ドレークの父バレルズと世界政府の取り引きが上手く行き、天竜人の1人が新たに不老手術を受けていたなら五老星が“六老星”になっていたというのだろうか。
ここら辺はまだ余地があるんです。
そうは言っても… 国宝の利用に不老が必要ならイム1人で事足りるんですよね。権力を分散する必要性なんてない。むしろイムだけが不老であり国宝(=権力の源泉)を握るべきです。
では、五老星は不老なのかどうか。
難しい!!!

-ONE PIECE 第233話より引用-
↑この傷跡は何なのよ!!!
聖地マリージョアにいて、何があれば傷跡が残る事になるのだろう。フィッシャー・タイガーと戦ったりしたのかよ、と。只者じゃなさそうなんです。元サイファーポール説を唱えた事すらあるんです僕。
どちらかと言うと、“五老星は不老ではない”の方に寄ってます。でも自信がない!! 空白の100年から生きている不老の者である可能性が消えないんです!! 何をどうしたって今のところはね。

-ONE PIECE 第395話より引用-
空白の100年というのは全世界から消された歴史であり、それは五老星も例外ではない。その歴史は、その時代を生きた者からも消えている。
こう考えたなら… 先の「聞いている」という発言も辻褄が合うんですね。彼らは彼らで空白の100年の文献を残していて、その歴史家から聞かされた話として知っているのかもなのです。
でも、“ゴムゴムの実”にもう一つの名を与えた「世界政府」と自分達に距離を持たせてます。世界政府が誕生したのは空白の100年が明けてからという話。そこに今の五老星のメンツはいなかったのかも。
うーん、どう考えます?
とにかく謎が多すぎるんですよね。まぁでも、イムだけが不老で良いんですよね。別に五老星が不老じゃなくてもね。もう少し推移を見守ってみたいです!!!
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