【第1048話考察】天月家の血筋は今もワノ国に残る!?

かつて光月家に仕えた大名家は全部で5つありました。今回クローズアップするのは天月家です。第1048話のヒトコマを絡めつつ話を進めて行こうかと思います。
-画像はONE PIECE 第965話より引用-
【カイドウに立ち向かう大名達】

-ONE PIECE 第1048話より引用-
↑まず問題のシーンはコレですね。
光月家については全て片付いた、あとは各郷の大名達だけという事でして。オロチが問う。我々と共にワノ国を盛り上げるか“戦”かの二者択一。当然ながら大名達は“戦”を選択。
はい、ここで101巻のSBSです!! その前に再び上に引用させて頂いた画像を見て下さるのがよろしいかと思います。各キャラをどう説明しているかであります。
ではSBSですよー。

-ONE PIECE 101巻SBSより引用-
第1024話にて登場した、ヤマトに名乗らず“某(なにがし)”とでも呼んでくれと言った侍。彼を含めて岩屋には3人の侍がいました。全て滅びた郷の大名ですよ、と。
どの郷の大名であるのか、何という名前なのかが明かされたのです。この記事で注目するのはココじゃありません。尾田先生からの次の一節です。
3人の名前は本編では出さないので、
ここで明かしちゃいますが、
↑こうあったのです。
てっきり僕は、3人の侍はもう登場しないんだと思っていたのです。そうじゃなかった。第1048話で再登場したのです。では、予定になかったのに描く事になったのだろうか。
ここに少し思うトコロがありまして。
101巻SBSの時点で尾田先生の中には、3人の侍を再登場させる構想はあったと思うんです。カイドウ&オロチという元凶との決着前に20年前の出来事を挟む考えはあったと思う。
この過去描写は必要だと思うからです。
つまり、再登場はさせるが名前は出さないぞと決めてらっしゃった。これが真相じゃないかと思うのです。名前ではなく“どの郷の大名であるか”だけしか描かない。それによって何がクローズアップされるのか。

-ONE PIECE 第1048話より引用-
4人の大名に並べて描かれる、右端の刀を抜く人物は何なのだ?であります。霜月牛マル達を名前じゃなく治める郷の名前で紹介する事で可能になる演出があるんですよね。
右端の人物は…
①大名ではない
しかし…
②各郷の大名達と並ぶ存在である
③20年前に共に戦った同志
この様に読者に推測させつつも、名前を伏せる事に何の不自然さも出ない。それは霜月牛マル達を名前で紹介していないからに他ならないのです。
顔じゃない。伏せたいのは名前。
いや、姓(名字・苗字)じゃないかな?
あの右端の人物は「天月姓」なのかな?
今回のお題はコレです!!!
【ワノ国で重要な3つの家系】
天月家は滅んでいるのかどうか、という話なんですけどね。トキの旧姓は天月であって、その血はモモの助と日和に受け継がれています。だからといってモモの助も日和も天月家ではないです。当然ながら光月家です。
ここで家制度だとか“家”の概念だとかの話をしようなんて思いません。マンガの話をするのにマジになる必要などないんですからね。
ただ、天月トキ(旧姓)の血を受け継ぐモモの助と日和が生きている限り、天月家が滅びる事なんてありませんと言うのは… ちょっと違うと思うんですよね、やっぱり。
まず僕はこう考えておりまして。
ワノ国には、これからもまだ重要であり続けるだろう3つの家系というのがある。こう考えておりまして。その3つの家系とは…
・光月家
・霜月家(鈴後)
・天月家
↑これらであります。
今回話題にする天月家というのは、とても重要な位置付けにあると思うんです。明かされなきゃならない事がワノ国編以降にも残りそうな気がします。そういうのが天月家の他にも光月家と霜月家(鈴後)にはありそうで。
・光月家=ある巨大な王国との関係
・霜月家(鈴後)=侍リューマの血筋とゾロ
・天月家=トキはどこで生まれたのか
この3つの家系には、ワノ国の他の家系にはない重要性があると思うんですね。そして、その家系が持つ謎を解き明かさねばならない者がいる。こんな風な気がするんです。
つまり、上の3つの家系は滅んではならない。誰かしら生き残りがいるんじゃないかな?と。
光月家ならモモの助と日和です。霜月家(鈴後)はシモツキ村を出身とするゾロ。同じく天月家にも… であります。こう考える僕にとって、

-ONE PIECE 第1048話より引用-
このヒトコマには何かあると思えて仕方がないのです。今となっては分かるのですが、上の4人の大名はカイドウとの“戦”では亡くなっていないのです。誰一人として。

-ONE PIECE 第942話より引用-
白舞大名の霜月康イエは一命を取り止め、トの康として「えびす町」に隠れ住んでいたのです。鈴後大名の霜月牛マル達3人の場合は、捕縛されて鬼ヶ島の岩屋に閉じ込められていました。
“戦”で討ち死にした訳じゃないのです。
もしも第1048話の刀を抜いている謎の人物が「天月家」の者ならば、他の4人と同じく“戦”では討ち死にしていない可能性があると考えます。天月家は滅んではいない。どこかに天月の者がいる!!
そうなると… 1人なんですけどねェ。
【お玉は天月家の生き残り!?】

-ONE PIECE 第911話より引用-
武士の恥っ!!
武士は腹など減らないのです。にもかかわらず腹が鳴る。それをお玉は恥じたのです。武士として。加えて、九里大名の跡取りであるモモの助を「もも君」と呼ぶ。それが無礼ではないとすれば、お玉はそれ相当の家柄の者としての自覚がありそう。
お玉は… 天月玉、あるいは天月玉姫なんじゃないかな。そんな気がするんですよね。かなり前に記事にしておりますけれど。その時は“きびだんご”の能力から希美の大名家としました。これは希美大名の風月おむすびの登場でなくなりました。
どうしても鬼ヶ島の決戦に参加したかったのです。それは光月家に仕えた天月の者としての使命と考えたからではないか。海に出たかったのは…

-ONE PIECE 第965話より引用-
自身の家系が空白の100年に何があったのか、天月トキはどこで生まれたのかを知りたいからではないか。ワノ国を出た天月家と、ワノ国の大名家であった天月家の関係にも何があるのでしょうね。それは霜月家にもあります。
そうなると1つ大きな問題が出ます。
【大名家としての天月家】

-ONE PIECE 第965話より引用-
ワノ国の大名家の1つに数えられる天月家ですが、少なくとも今から41年前の時点で大名ではなかった。こう考えられるんです。そして、天月家がどの郷の大名だったのか。2つあるウチのどちらかと思われます。
・九里
・白舞
この2つの郷のどちらかの大名が天月家で、もう1つの方の大名が黒炭家だったんだろうなと。こう考えられると思うんです。もっと言うと…
・かつて九里大名は黒炭家
・かつて白舞大名は天月家
↑こうなるかもです。

-ONE PIECE 第965話より引用-
“白舞”の天月大名は、オロチの祖父に毒を盛られて死亡したのかも。そして世継ぎがおらず、それを引き継いだのが霜月康イエなのかなと。
その罪により黒炭家は九里大名の身分を失う。それ以降“九里”は無法地帯になる。39年前に光月おでんが平定するまでですよね。
41年前の光月おでんの過去編で“白舞”の大名は霜月康イエなんです。霜月家が“鈴後”と“白舞”の2つの大名になっている事は、黒炭家の陰謀が大きく関わっている様な気がするんですよね。“九里”に大名がおらず無法地帯である事もです。
これを踏まえるなら…
天月大名家の「本家」は黒炭家の陰謀で途絶えていたって事かもです。それにより“白舞”は霜月家が引き継ぐ事になるのだが、後から「分家」の天月家が見つかる。だからといって郷を返してくれとは言えないので… って事かもね。

-ONE PIECE 第974話より引用-
カン十郎がオロチに対して「本家の末裔!?」と言ってました。おそらく霜月家も“鈴後”の大名家の方が「本家」になるんだと考えてます。「本家と分家」というのは設定されてそう。
大名家の家柄なのだが、訳あって大名には戻れずにいた。そんな天月家の者というのがいて、どこかの郷で暮らしていたのかもです。
この僕の考え方で行くと、天月家は黒炭家に大きな恨みがある事になります。オロチがワノ国の人々に対して「黒炭家の怨念」を語りますが、その裏で耐え忍んで来た天月家の存在があるとすれば。黒炭家に対する同情も飛んでしまうんですけどね。
何をどう言おうと黒炭家は加害者である!!
どうなんでしょうね。
ひとまず、お玉が天月家の末裔なんじゃないかと考えています。お玉の父、あるいは祖父も20年前にカイドウに立ち向かっていた。ただし、その“戦”では死んでおらず。色々とあって天狗山飛徹にお玉を託す事になった。そして現在に至る…と。
これで待ってみようかな!!
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