オハラにある世界最大最古の図書館と「太陽の神ニカ」の伝説

ロビンの故郷オハラには“全知の樹”と呼ばれる巨大な樹木が立ち、そこには図書館と考古学研究所がありました。もしかすると、この図書館の蔵書の中に「太陽の神ニカ」を記すモノがあった可能性があるんですよね。少し考えてみたいです。
-画像はONE PIECE 第391話より引用-
【世界最大最古のオハラ図書館】

-ONE PIECE 第392話より引用-
オハラにある「全知の樹」の樹齢は五千年であります。そこには図書館があり、クローバー博士の話では「永きに渡り世界中から運び込まれた膨大な量の文献の数々」が収蔵されていました。世界最大最古の「知識」を誇る図書館であります。
空白の100年が明けて世界政府が誕生してから800年。ズニーシャは1000年を生きる象。こんなもんじゃないんです。それより遥か昔からの「知識」がオハラ図書館には存在したのです。
あくまでも五千年というのは樹齢であって、実際のところ図書館が何年前から存在するのかはハッキリしません。それでも数千年レベルだと思われます。
空白の100年と呼ばれる… 今から900年前から800年前までの歴史に関しては“歴史の本文(ポーネグリフ)”を読まなければ分からないみたい。何があったのか&何をしたのか空白の100年の文献は残っていない。しかし、それ以前の歴史(文献)は残っているのです。
そこで太陽の神ニカであります!!
【太陽の神ニカの伝説】
太陽の神ニカというワードの初登場は第1018話です。それは百獣海賊団“飛び六胞”フーズ・フーの口から語られました。彼によると…

-ONE PIECE 第1018話より引用-
太陽の神ニカというのは「太古の昔」に奴隷達が信じた伝説の戦士との事です。この「太古の昔」というのが引っ掛かるんですよね。おそらくは空白の100年よりずっと昔の事。
作中で空白の100年にさかのぼるだろう事象には、主に「遥か昔」だとか「数百年前」というのが使われるんですよね。それよりも「太古の昔」というのは古いんだろうな、と。そんな印象を受けますよね。
おそらく太陽の神ニカの伝説は空白の100年より以前から存在する。その伝説が空白の100年から出て来るのなら、100年間の歴史と共に消せたハズ。それが不可能だから…

-ONE PIECE 第1037話より引用-
その名を関する悪魔の実の名前については「もう一つの名」を与える事で消すしかなかった。こういう事だと思うんです。太陽の神ニカの伝説そのものは消そうにも消せない。空白の100年の以前からあるモノだから。
そう考えると、太陽の神ニカの伝説を記す書物があっても不思議ではなく、それが世界最大最古のオハラ図書館にあっても不思議じゃないと思うんです。

-ONE PIECE 第395話より引用-
オハラのクローバー博士が“ある巨大な王国”の存在に辿り着いたのは「遥か昔の文献」とポーネグリフからです。ポーネグリフ単独で辿り着いたのではないのです。「遥か昔の文献」にも何かが残ってた。
その「遥か昔の文献」というのはどこにあったのかな?もしかするとオハラ図書館にあった文献かも知れないのです。それはつまり、オハラ図書館の蔵書には世界政府が消失させられなかった“ある巨大な王国”に繋がる文献が残っていた事を示すのです。
それが残っていたのなら…
オハラ図書館に「太陽の神ニカ」の伝説、プラスその神になれる悪魔の実の存在を記す文献があった可能性が大いにあるんですね。そんなモノは無かった、とは言えないのです。
ここから何が導き出せるかなのです。
【シャンクスと“ゴムゴムの実”】
もしもオハラ図書館に太陽の神ニカに関する文献が残っていたとすれば何が考えられるのか。2つあるんです。1つはニコ・ロビンですよね。彼女は太陽の神ニカにまつわる伝説を知っているのかも。
もう一つがシャンクスなのです。

-ONE PIECE 第391話より引用-
オハラがあったのは“西の海”であり…

-ONE PIECE 第434話より引用-
シャンクスの故郷も“西の海”なのです!!
これの何が気になるかというと…
シャンクスが護送中の“ゴムゴムの実”を奪ったのは、その悪魔の実の「もう一つの名」を知っていたかどうかに関わるからです。もしも、それが実は“ヒトヒトの実”幻獣種モデル“ニカ”である事を知っていたのなら、どこでそれを知ったのか。
シャンクスは世界政府最高権力である五老星と何かしら繋がりがありますよね。世界会議の裏で会談していたのです。
五老星は“ゴムゴムの実”の「もう一つの名」が“ヒトヒトの実”幻獣種モデル“ニカ”である事を知る。ならばシャンクスは五老星から聞いたのかな?となるんですけどね。
五老星がシャンクスに対して秘密を明かす事に関して合理的な説明ができないんです。なぜ教えるの? どんな理由で?ってなるんですよ。五老星が教えない限り知る事はないハズだから。
そこでロジャー海賊団です。
あくまでも現時点で、でありますが…

-ONE PIECE 第1044話より引用-
ヤマトは今回の事を知らないっぽい。ヤマトはルフィと太陽の神ニカを結びつけておりません。ルフィがジョイボーイというズニーシャの言葉にも驚いてます。ゴムの体と太陽の神ニカが結びついてないんです。
それはつまり、光月おでんの航海日誌(おでん漫遊記)には「ゴムゴム=太陽の神ニカ」なる記述は無い。それとジョイボーイを繋げる記述もない。この可能性があるんですね。
最後の島ラフテルに辿り着いた光月おでんすら何も書き残していない事を、高熱を出したバギーの看病の為にラフテルに行かなかったシャンクスが知ってるなんて少しおかしいんですね。

-ONE PIECE 第1017話より引用-
何も詳しく知らずCP9が護送する悪魔の実を奪ったのなら話は分かるのですが、真相を知ってて奪ったのなら、それは故郷である“西の海”のオハラとの繋がりを示唆するのではないか。
シャンクスはオハラに行ってるんじゃないか。
ロジャー海賊団が解散したのは25年前。オハラが滅びるのは22年前。ロジャーの処刑は24年前であり、その時“東の海”ローグタウンにシャンクスは訪れてます。シャンクスがオハラを訪れる為の時間的余裕は十分にあるんですよね。
こんな話をなぜ記事にするかというと…

-ONE PIECE 第907話より引用-
五老星と繋がるシャンクスは悪人なんじゃないかだとか言う話が頻繁に出るからなんです。もちろん可能性は否定しませんし、どう考えるも自由なんですけどね。僕個人としては、シャンクスを疑いを持った目で見るだけでも嫌なんです。
シャンクスはルフィにとって指針となる海賊で間違いないと考えております。ただし、出自というか“血”は世界政府の中枢や天竜人に繋がると考えてます。しかし人格の形成は“血”でなくて。どんな意志を持つ者に育てられたかが重要であって。

-ONE PIECE 99巻SBSより引用-
ロジャー海賊団で育ったシャンクスの心は間違いなくルフィと通じると考えます。ここを疑うなんてトンデモナイと僕は考えているんですね。夏に公開される映画の事もあります。
ただ、その考えを通す為には何があって世界政府から“ゴムゴムの実”を奪ったのかが説明できないとダメなんですよね。真相を知っていたのなら何から知ったのか。
世界政府(五老星)とは敵対する立場で奪ったと言える根拠がなければダメなんですよ。これをずっと僕は考えていまして。シャンクスの故郷である“西の海”にはオハラがある。そこには空白の100年の前からの文献が残っていそうなんです。ここを結びつけられないだろうか。
問題はロビンの知識です!!
シャンクスがオハラで知ったのなら、ロビンも知っていてもおかしくない。これは、ルフィが自分の体に起こった変化を知らないまま冒険をするのか、この決戦の後にロビンから何か教えてもらえるのか。ここに関わると思うんです。
可能性は低いのかも知れません。
でもオハラが“西の海”である事が気になるんですよね。ロジャー海賊団が解散した後、シャンクスは“西の海”に戻ったりしてないかなぁ。オハラを訪れてないのかなぁ。
どうなんでしょうね?
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