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「枕詞は“勝者”にゃつかねェ」というのは勝者を美化する言葉

カイドウ「言い訳つきの“敗者”共」-ワンピース最新考察研究室.1042

ワノ国において「言い訳つきの“敗北”共」を腐る程見てきたと言うカイドウ。それに対して「侍は強ェんだ!!!」と言い返すルフィ。枕詞は“勝者”にはつかない。このやり取りは空白の100年を考えるヒントになっているのではないか。

-画像はONE PIECE 第1042話より引用-

【作中における勝者と敗者の代表格】


カイドウのセリフを読んでいて頭に浮かぶモノは何かというとですね。このONE PIECEという作中における勝者と敗者の代表格とは何であるか、そこにも通じる話なのかどうかであります。

勝者の代表はやはり世界政府であって。20人の王達、あるいは「虚の玉座」に座るイムになるんだと思うんです。今のトコロまだ空白の100年におけるイムの立ち位置は分かっておりません。イムは何歳なのかな?

そして敗者の代表こそが…

文献の上に浮かび上がったのは ある巨大な王国の姿…!! -ワンピース最新考察研究室.395
-ONE PIECE 第395話より引用-

今はもう跡形もない「ある巨大な王国」であって、ジョイボーイと呼ばれる男になるんですよね。こちらもまだ「ある巨大な王国」におけるジョイボーイの立ち位置はハッキリしておりません。

ワノ国と「ある巨大な王国」には深い関係がありそう。ポーネグリフを作ったのはワノ国の光月家であります。カイドウが言うのはワノ国の侍の事です。その話が空白の100年の勝者と敗者にも言えるのか。

ここを踏まえて再びカイドウのセリフです。



【カイドウのセリフの解釈】


カイドウ「枕詞は“勝者”にゃつかねェ!!」-ワンピース最新考察研究室.1042
-ONE PIECE 第1042話より引用-

敗者には言い訳がましい枕詞がつき、勝者には枕詞がつかない。“非暴力の弱者”や“名誉ある死者”と敗者をいくら美化しても敗者は敗者である。敗ければ何の言い訳も意味がない。ここはまぁ分かります。

しかしながらですね。

光月おでんの敗北というのには…

モモの助に気を取られる光月おでん -ワンピース最新考察研究室.970
-ONE PIECE 第970話より引用-

“マネマネの実”の能力者である黒炭ひぐらしの横槍というのが1つあるんですよね。これがなければ光月おでんが勝利していたとまでは言えない。ただ、敗北の原因はコレであるのは確かです。

この事を光月おでんは一切言い訳しておりません。家臣である錦えもん達もです。言い訳をしている描写なんてゼロです。釜茹でから刑を変更したのは汚い。

光月おでん「忘れてくれて構わねェ おれの魂は生きて行く」
-ONE PIECE 第972話より引用-

見事な死に様と語り継がれると言うカイドウに対して、光月おでんは「忘れてくれて構わねェ」と言い張りました。黒炭ひぐらしの件は悪かったと言うのに対して「真面目だな…」と返しているんですよね。

カイドウはワノ国の敗者に枕詞がつくと言う。しかし、そんな言い訳がましい事を言ってる描写なんてない様な気がするんですよね。

そこで、

「枕詞は“勝者”にゃつかねェ!!」というのは、勝者こそを美化する言葉と言えるのではないか。勝利において「○○の」なんてつかない。勝負に綺麗も汚いもないと言いたいんじゃないか。勝てば官軍。

これは空白の100年においても同じかも。

20人の王達が「ある巨大な王国」に勝利した裏にも何かあって。しかし、その「何か」というのは関係ない。勝ったのは20人の王達でありジョイボーイは敗けたんだ、と。その勝利に枕詞はつかない。

空白の100年とは世界政府の手によってもみ消された不都合な歴史
-ONE PIECE 第395話より引用-

空白の100年という世界政府にとって「不都合な歴史」というのが、もしかすると勝利につく枕詞になるかも知れません。「ある巨大な王国」やジョイボーイに対する勝利の言い訳が隠されているのかも。

チラリと思ったんですよね。

堂々と散っていった敗者光月おでんに対して、勝者カイドウはずっと後ろめたさを持っていたのではないか。その後ろめたさを消す言葉が「枕詞は“勝者”にゃつかねェ」であって。そうやって美化するしかなかったのではないか。

悲痛な表情のカイドウ -ワンピース最新考察研究室.1042
-ONE PIECE 第1042話より引用-

それが今回CP0の横槍でルフィを殴りつけた瞬間に噴出したって事なのかな。どうなんでしょうね?

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コメント 1

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baron
2022/03/12 (Sat) 07:08

強がって見せる者は意外と精神面の弱さを見せる

かんりにんさん おはようございます
なかなか考えさせられる考察です。“非暴力の弱者”や“名誉ある死者”だろうと 敗者は敗者、というカイドウの言ってるのは正論でしょうが 心の中ではおでんとの戦いで ”心の弱さ”を見せていますね。

おでんや赤鞘たちも言い訳がましい事は言っていません、20年前の戦いに確かに負けました。それでも自分たちの意思は貫いていました。心の面ではカイドウに負けていないと思うんです。カイドウの心に引っかかる出来事として刻むことはできたんですから

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