【STAMPEDE】ロジャーの「おれ達は…早すぎたんだ」の意味
- 2019/08/17
- 19:00

劇場版「ONE PIECE STAMPEDE」を観に行かれた方に向けた記事です。問題は映画のラストです。エピローグにてロジャーが言ってたセリフについて。
おれ達は… 早すぎたんだ
このセリフの意味というのは、映画を観ていれば自ずと分かるものなんです。ロジャーがどんな意味を含めていたのかは。でも映画だけに留まらず連載中のONE PIECE本編にも繋がる事にもなりそうな。そんな話を今回は。
まず 入場者特典の「巻 壱萬八拾九」を取り出します。そこに尾田先生の描きおろしたエピローグシーンのラフ画が載ってるんですね。そこで、ロジャーの仲間が勝手にラフテルのエターナルポースを作っちゃう。
「もしまた必要になったら…」
これが作った理由なのですがロジャーは否定します。海に投げ入れるんですね。すると海に沈んで行くエターナルポースを巨魚(海王類)がやって来て飲み込んでしまう。
この“海王類が飲み込む”というのが深いんですね。

海王類は「約束の時」に方舟ノアを引く役目があるみたいなんです。おそらく「約束の時」とは、伝説の人魚姫(=ポセイドン)を正しく導く者が現れる時。
尾田先生が (設定上)ラフテルのエターナルポースを海王類に飲み込ませたんです。今は「約束の時」には早いから海王類が預かった と示唆している風にも思える。ロジャーがグランドラインを制覇した当時、ポセイドン(しらほし姫)はまだ この世に存在していません。生まれてません。
ロジャーの「早すぎたんだ」というのは、古代兵器ポセイドンの出現を待てなかったという意味とも考えられるんですね。ここで“ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)”を見つけた所で どうしようもない。導こうにもポセイドンが存在しなければ何にもならないのだから。
それはそれで1つの理由になり得るとは思うのですが。最大の理由はそうじゃないと僕は考えるんです。
ロジャーが海に投げ捨て、ルフィが握り潰したラフテルのエターナルポース。両者がそうしたのは どんな理由があったからでしょう。そこ(ラフテル)に行く事だけが目的ではないからです!!! その過程!!! そこに至る冒険にこそ価値があるからです!!!

それが分からないバレットとフェスタとの対立軸こそが「STAMPEDE」の根幹をなしているんですよね。
だから、「おれ達は… 早すぎたんだ」とは、
ゆっくり冒険できなかった!!!
こういう意味だと考えます。
不治の病にかかった事でロジャーには時間が無かったから。ラフテルまでの冒険に時間をかけられなかった。それこそがロジャーの目的だったにもかかわらず。だからこそレイリーは言ったのでしょう。

ゆっくりと世界を見渡して… と。その前にも「慌ててはいけない」「少々…急ぎすぎたのかも知れん」と言ってます。
冒険の期間としては、ロジャーに比べてルフィの方が短くなるのでしょうが。おそらくルフィはロジャーと同じ轍は踏まない筈です。ゆっくりと満足のいく冒険をしてる筈なんです。急ぎ足ではなく濃厚な冒険を楽しんでる。すでに その効果が出てると思うんです。世界会議編にて!!!
レベッカが言ってます。
ルフィを知ってるからとレオ(小人族)が姿を見せる。

そして しらほし姫(人魚族)も話に入ってくる。
これを第906話では「不思議な縁」としています。麦わらのルフィという共通認識が種族を超えて人と人とを繋ぐ。ルフィの冒険によって、争っていた人々が理解し合い 手を取り合う様を僕達は何度も見て来たんですよね。ルフィが訪れて変わったんです。これが必要なのでしょう。

世界中を巻き込む程の“巨大な戦い”を起こす為には。ルフィが戦うのなら 私達も一緒に戦うよ!! と立ち上がる人が世界にとれだけの数がいるのか。ここなのでしょう。
ロジャーとルフィは似ている。同じ空気を持っている。そう形容されますが、ロジャーの冒険で何も変わらなかったからこそルフィが変えてるんですよね。変えたんです。その島々が抱える問題には介入せずにロジャーは旅をせざるを得なかったのではないかな。時間が無かったから。だからこそ冒険の最後に後ろを振り返っても誰も居なかった。極悪人のレッテルを貼られただけで終わった。そういう事なんじゃないかな。ルフィは違うんですよね。
いくらロジャーが最強だろうが、ロジャー海賊団が最強だろうが。それだけで何かが変わる訳じゃないんですよね。これもまた「STAMPEDE」という物語においても重要なポイントなんです。
この海を1人で生きてるやつなんて いる訳ねェだろ!!!
そう言ってルフィがバレットに立ち向かうんです。たった1人のバレットvsあらゆる勢力の共闘がテーマなんです。しかもラフテルを懸けての戦いなんですね。これまた深い!!!
ゆっくりと世界を見渡す事で、世界にあふれる理不尽の数々を知り、それを解決して行く。そうやって手を取り合って来た冒険の末に何かがあるのでしょう。それを得られるか得られないか。そこが肝心な気がします。ロジャーとルフィは何が似てて何が違うのか、でしょうか。

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「もしまた必要になったら…」
これが作った理由なのですがロジャーは否定します。海に投げ入れるんですね。すると海に沈んで行くエターナルポースを巨魚(海王類)がやって来て飲み込んでしまう。
この“海王類が飲み込む”というのが深いんですね。

海王類は「約束の時」に方舟ノアを引く役目があるみたいなんです。おそらく「約束の時」とは、伝説の人魚姫(=ポセイドン)を正しく導く者が現れる時。
尾田先生が (設定上)ラフテルのエターナルポースを海王類に飲み込ませたんです。今は「約束の時」には早いから海王類が預かった と示唆している風にも思える。ロジャーがグランドラインを制覇した当時、ポセイドン(しらほし姫)はまだ この世に存在していません。生まれてません。
ロジャーの「早すぎたんだ」というのは、古代兵器ポセイドンの出現を待てなかったという意味とも考えられるんですね。ここで“ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)”を見つけた所で どうしようもない。導こうにもポセイドンが存在しなければ何にもならないのだから。
それはそれで1つの理由になり得るとは思うのですが。最大の理由はそうじゃないと僕は考えるんです。
ロジャーが海に投げ捨て、ルフィが握り潰したラフテルのエターナルポース。両者がそうしたのは どんな理由があったからでしょう。そこ(ラフテル)に行く事だけが目的ではないからです!!! その過程!!! そこに至る冒険にこそ価値があるからです!!!

それが分からないバレットとフェスタとの対立軸こそが「STAMPEDE」の根幹をなしているんですよね。
だから、「おれ達は… 早すぎたんだ」とは、
ゆっくり冒険できなかった!!!
こういう意味だと考えます。
不治の病にかかった事でロジャーには時間が無かったから。ラフテルまでの冒険に時間をかけられなかった。それこそがロジャーの目的だったにもかかわらず。だからこそレイリーは言ったのでしょう。

ゆっくりと世界を見渡して… と。その前にも「慌ててはいけない」「少々…急ぎすぎたのかも知れん」と言ってます。
冒険の期間としては、ロジャーに比べてルフィの方が短くなるのでしょうが。おそらくルフィはロジャーと同じ轍は踏まない筈です。ゆっくりと満足のいく冒険をしてる筈なんです。急ぎ足ではなく濃厚な冒険を楽しんでる。すでに その効果が出てると思うんです。世界会議編にて!!!
レベッカが言ってます。
“世界会議(レヴェリー)”に来て こんなにルーシーの話題が通じるなんて思わなかった そうだよね 彼らは世界を冒険してるんだ
ルフィを知ってるからとレオ(小人族)が姿を見せる。

そして しらほし姫(人魚族)も話に入ってくる。
これを第906話では「不思議な縁」としています。麦わらのルフィという共通認識が種族を超えて人と人とを繋ぐ。ルフィの冒険によって、争っていた人々が理解し合い 手を取り合う様を僕達は何度も見て来たんですよね。ルフィが訪れて変わったんです。これが必要なのでしょう。

世界中を巻き込む程の“巨大な戦い”を起こす為には。ルフィが戦うのなら 私達も一緒に戦うよ!! と立ち上がる人が世界にとれだけの数がいるのか。ここなのでしょう。
ロジャーとルフィは似ている。同じ空気を持っている。そう形容されますが、ロジャーの冒険で何も変わらなかったからこそルフィが変えてるんですよね。変えたんです。その島々が抱える問題には介入せずにロジャーは旅をせざるを得なかったのではないかな。時間が無かったから。だからこそ冒険の最後に後ろを振り返っても誰も居なかった。極悪人のレッテルを貼られただけで終わった。そういう事なんじゃないかな。ルフィは違うんですよね。
いくらロジャーが最強だろうが、ロジャー海賊団が最強だろうが。それだけで何かが変わる訳じゃないんですよね。これもまた「STAMPEDE」という物語においても重要なポイントなんです。
この海を1人で生きてるやつなんて いる訳ねェだろ!!!
そう言ってルフィがバレットに立ち向かうんです。たった1人のバレットvsあらゆる勢力の共闘がテーマなんです。しかもラフテルを懸けての戦いなんですね。これまた深い!!!
ゆっくりと世界を見渡す事で、世界にあふれる理不尽の数々を知り、それを解決して行く。そうやって手を取り合って来た冒険の末に何かがあるのでしょう。それを得られるか得られないか。そこが肝心な気がします。ロジャーとルフィは何が似てて何が違うのか、でしょうか。
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