【海楼石が生まれた国】ローの“穿刺波動”と花の都の地下、そして藤山

ローが覚醒技“K・ROOM”をまとわせた刀をビッグ・マムに突き刺しました。そのまま刀身は伸び、鬼ヶ島を貫通してワノ国本土にまで到達。さらに地中深くまで突き刺しての大技“穿刺波動(パンクチャーヴィレ)”が決まりました。これに関して少し気になる点があります。
-画像はONE PIECE 第1039話より引用-
【海楼石はワノ国で生まれた】

-ONE PIECE 第924話より引用-
世界に広がる海楼石はワノ国で生まれた。こうバジル・ホーキンスが説明しておりました。ワノ国には海楼石に関する重要な秘密があると考えられます。
海楼石とは特殊な鉱物であり「海と同じエネルギーを発している」との事。「“海”が固形化したもの」との説明がスモーカーからされていましたよね(第169話)。
ただし、“海楼石=海”というのは少し違う。

-ONE PIECE 第605話より引用-
悪魔の実の能力者は海中だと力が抜けますが能力は使えるのです。海楼石は違います。力が抜けるだけじゃない。悪魔の実の能力を封じ込めてしまう。監獄の柵に海楼石が使われるとロギアの能力者は逃げる事ができないのです。
これがまず前提条件です。
そこで空島の成り立ちについてです。空島を形成する雲(島雲&海雲)は通常の雲とは異なります。ここに海楼石が大きく関わるんですよね。

-ONE PIECE 第240話より引用-
海楼石に含まれる成分に“パイロブロイン”と呼ばれるモノがあり、それが空島の雲を形成するのに大きな役割を果たすのです。では、どんな経緯で空島の雲が作られるかであります。
作中でキチンと説明されております。

-ONE PIECE 第240話より引用-
“パイロブロイン”というのは角質の粒子であり、それが火山によって空に運ばれるという事。そして“パイロブロイン”が上空の水分を得て空島の雲が形成される。
だから“海雲”というのは地上の海と同じであります。また、雲の形成に海楼石が関わるといっても、“島雲”に立っても悪魔の実の能力者は力が抜ける事はありません。ここは重要であります。
そこで再びワノ国に戻ります。

-ONE PIECE 第909話より引用-
ワノ国には巨大な山があるんですね。その名を“藤山”といいます。まるで富士山ですので、ワノ国の“藤山”というのも活火山なのかなぁと思うんです。噴火した過去もあるかも知れません。
まさか世界中の空島の形成にワノ国だけが関係してるとは言いません。ただ、海楼石が生まれたというワノ国の国土に“パイロブロイン”が全く存在しないなど考えられませんよね。“藤山”が空に“パイロブロイン”を運んだ事もあるんじゃないかなと。
そこで“藤山”がそびえる場所です。

-ONE PIECE 第934話より引用-
↑花の都なんですよ。
その“藤山”というのが空に“パイロブロイン”を運んだ事があるのなら、花の都の地下には“パイロブロイン”が含まれているのは間違いないハズなんです。
そこに今回ローが、

-ONE PIECE 第1039話より引用-
オペオペの実の能力の覚醒技“K・ROOM”をまとわせた刀(鬼哭)を深く深く突き刺したのです。そして“穿刺波動(パンクチャーヴィレ)”をマムに炸裂させたのです。
この事には意味がありそうなんです。
どこまで深く刺したかは分からない。
しかし、この描写に意味があるのならワノ国の地下に海楼石の鉱脈などはないのです。花の都の地面を掘ったトコロで海楼石は出て来ない。そういう事ならローは技が使えなかったと思うんです。カキンと刃先が当たった時点で“K・ROOM”は消えていたのではないか。
つまり、

-ONE PIECE 第1039話より引用-
今回のローの大技というのは、ワノ国と海楼石というのを考えるヒントになっているんじゃないかと考えます。単純に掘ったら出ますってモノではなくて。「生まれた」というのは“生み出された”って事になるのかなと。
【光月一族と海楼石】

-ONE PIECE 第818話より引用-
ワノ国の光月の家系というのは代々「石を切り出し加工する“石工”の一族」であります。その高い技術力によってポーネグリフは作り出されたんですよね。
先のホーキンスの説明にて、海楼石を釘の大きさにまで加工する技術者は「ワノ国にしかいない」との事でした。ローに刺した海楼石の釘を加工したのが誰かはハッキリしません。それでも光月家の可能性が高そうですよね。いつの時代に作られた釘か分からないのですから。
何をしようがキズ一つつかないポーネグリフに古代文字を彫る。またダイヤモンドの硬さを誇る海楼石を釘にまで小さく細く加工する。これだけが石工である光月一族の凄さではなくて。

-ONE PIECE 第395話より引用-
・ポーネグリフの硬石そのもの
・海楼石そのもの
これらは全て光月一族がワノ国の国土を加工して生み出したって事になるんじゃないかな。どちらもワノ国の光月一族の高い技術力があってこそ作り出された石である。
花の都の国土には“パイロブロイン”が多く含まれていて。それが“藤山”の噴火で空に運ばれて空島が形成されているとして。花の都の光月家がその国土に手を加えて海楼石を生み出した。
その技術力を買って…

-ONE PIECE 第818話より引用-
“ある巨大な王国”がワノ国の光月家にポーネグリフを作ってくれる様に頼んだのではないか。硬石への加工。そして、そこに古代文字を刻んでくれないか、と。ポーネグリフというのは“ある巨大な王国”にも作れないモノだったのではないか。
ここまでが浮かぶんですよね。
花の都の地面には“パイロブロイン”が含まれるが、ローの能力を無効化させる程ではない。その国土から“パイロブロイン”純度100%の鉱物を作り出したのが光月家。これが海楼石。それの応用で石の密度を上げるのかな?そうやって作り出したのがポーネグリフであって。

-ONE PIECE 92巻SBSより引用-
逆に、土俵上の吊り屋根を浮かしてしまう程に石を軽く加工する事もできる。あの吊り屋根や、これから火祭りで飛ばされる空船というのも「石」が関係してるんじゃないのかな。
あとは…

-ONE PIECE 第169話より引用-
スモーカーが言っていた「とある海域」というのがワノ国近海だとして。どうしてワノ国の外に海楼石があるのかなんですけどね。海楼石を作るのに海のチカラを必要とするのかどうかです。ここはまだハッキリしません。ただ単に国内のモノが流されただけなのかどうか。
もう少し見守りたいですね!!
とりあえず今回のローの大技で、単純に花の都の地下に海楼石がある訳ではない事が判明した様に思います。さらに深い場所にあるって事ではない様な気がするんですね。海楼石には光月家の石工としての技術が大きく関わるのではないか。それはさらにポーネグリフの秘密にも関わりそうな。
何が明かされるか楽しみです!!!
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