【ヤマトvs火前坊】大口真神は人間の性質を見分ける力を有する

城内地下「武器庫」にある火薬に迫る“火前坊”!! 何とか間に合ったヤマトが火薬を凍らせる事で爆発を阻止。しかしながら“火前坊”をどうにかしなければならない。どの様にしてヤマトが“火前坊”を攻略するかであります!!
-画像はONE PIECE 第1038話より引用-
【ヤマトと「黒炭家の燃ゆる怨念」】
氷結系の技が使えるヤマトですからね。“火前坊”との戦いはベストマッチと言えるかも知れません。しかし僕は逆の見方をしておりました。ヤマトと“火前坊”というのはミスマッチじゃないのか?と。
それは前々から考えていた事でして。
ひとまず火薬の爆発を阻止するには氷結系の能力が必要とされるだろうが、“火前坊”そのものを攻略するのにヤマトというのは適任と言えるだろうか。

-ONE PIECE 第1030話より引用-
カン十郎が描き出した「黒炭家の燃ゆる怨念」こそが“火前坊”なのです。これをどうにかしなければならない訳です。適任と言えるのは赤鞘九人男なんじゃないかなと。
そこで僕は行方不明になっている傳ジローの登場に期待したりもしました。イゾウとカン十郎とで何かあるのかな?だとかね。この“火前坊”というのはワノ国の抱える問題なのです。カイドウがワノ国に来るより前からの問題。
麦わらの一味やマルコは言うまでもなく部外者であり、この“火前坊”を鎮めるというのは話の筋として違っていると思えますよね。そこにヤマトなんです。ヤマトが「黒炭家の燃ゆる怨念」と戦う意味、その動機付けの部分が欲しいんです。
全く無い訳ではありません!!

-ONE PIECE 第1020話より引用-
ヤマトが食べた“イヌイヌの実”の幻獣種(モデル大口真神)というのは「ワノ国の守り神」とされているらしい。ここの要素を前面に出すならヤマトは適任ですよね。
ヤマトが「ワノ国の守り神」として「黒炭家の燃ゆる怨念」からワノ国を守る。ここに1つ意味がありそう。そこで改めて「大口真神(オオクチノマカミ)」について調べてみたんです。
この幻獣は何なんだろうって。
すると“火難”から守るというのがありまして。今回の事に繋がるなと思いつつ… もう1つの記述が僕の目にとまりました。そこには何とあったか。
「人間の性質を見分ける力」
↑これで何かあるんじゃないか?
【ヤマトがカン十郎の本心を見抜く】

-ONE PIECE 第1038話より引用-
まず上のシーンについて皆さんはどう読まれました?あの「オロチ様…!!」というのは誰のセリフなのか。“火前坊”はカン十郎が描いた絵であって、それが話すのは何も不思議じゃありません。
問題となるのは下のシーン。

-ONE PIECE 第1030話より引用-
“火前坊”を生み出したカン十郎が「どさっ…」と倒れています。そして“火前坊”は壁をすり抜けるんです。こんな事はこれまでありません。カン十郎が描いた絵が壁をすり抜けるなら、ウソップはドレスローザで苦労する事はなかったのです。
“火前坊”にはカン十郎の魂が宿っているのではないか。“火前坊”というのはカン十郎の亡霊ではないか。そんな事が頭に浮かぶんです。実体がある様でない。そんな存在じゃないだろうか。
ならば、
ヤマトが前にしてるのは“火前坊”であってカン十郎と言えるのかも。“火前坊”を鎮めるというのは、カン十郎を鎮めるに等しい。だとすればヤマトはカン十郎に何が出来るのか。

-ONE PIECE 第994話より引用-
ヤマトは光月おでんの処刑を見ていたのです。そこにはカン十郎もいたのです。ヤマトは光月おでんを自称し、おでんの残した航海日誌を熟読しております。ここら辺で何かありそう。
そこに「人間の性質を見分ける力」であります!!
「大口真神(オオクチノマカミ)」であるヤマトがカン十郎の本心を見抜くのではないか。それで“火前坊”及びカン十郎の「黒炭家の燃ゆる怨念」を鎮めてしまうのかも。
僕が何を考えているかというと…

-ONE PIECE 第974話より引用-
↑こっちが演技なんじゃないか!? と。
心を失っているカン十郎は、いつからか何が演じている役なのか分からなくなっているんじゃないか。最初は光月おでんの家臣というのが演じる役であった。それは間違いないのだが…

-ONE PIECE 第986話より引用-
光月おでんや皆んなと暮らすウチに、内通者である事が演技になってしまっていたのではないか。心を失っているカン十郎は“我(個としての自分)”を持たず、それが分からなかった。どちらもカン十郎にとっては演じる役に違いないからです。
そこで第1014話であります!!

-ONE PIECE 第1014話より引用-
錦えもんに見せた涙です。これは演じて泣いてるのではなく“素”の自分が出てる。だからこその「大根役者」であり、これまでの人生そのものが下手な役者のそれだから「人生の大根役者」とサブタイトルがついた。
演技も何も… もうムチャクチャになってたんじゃないかなぁ。どっちが演技かチンプンカンプン。それがヤマトには分かるのかも。
伝説の一時間の時のカン十郎は演じる役に徹してる様には見えませんでしたよと。しっかりとカン十郎の性質を見分ける事ができていた。それに加えて…

-ONE PIECE 第962話より引用-
光月おでんが航海日誌にカン十郎の事を他にも何か記していて、それをヤマトが教えてあげたりするのかなぁと。それを聞いて“火前坊”の目から涙が出て、カン十郎が描き出した「黒炭家の燃ゆる怨念」は鎮まる、と。
それでまた倒れたカン十郎が蘇生したらマルなんですけどね。した事の罪は消えませんが、何とか受け入れる事もできるのかも。カン十郎の幕が閉じるのは“死”じゃない方が良さそうな。
さてさて。
ヤマトが“火前坊”というカン十郎が最後に描き出した怨念に対峙する意味であります。ここに僕は「大口真神(オオクチノマカミ)」をヒントに、カン十郎の本心を見抜く方向を導き出した訳ですけどね。
ヤマトからの視点。それは舞台(伝説の一時間)を見ていた1人という第三者的視点でありまして。舞台上にいる者達とは少し違う視点でモノが見えていたのではないかな?と。
ここら辺で何かありそうな気がしてます。
どうなるか見守りたいです!!!
【まとめ】

-ONE PIECE 第1020話より引用-
ヤマトが持つ悪魔の実の能力である「大口真神(オオクチノマカミ)」。その幻獣は「人間の性質を見分ける力」があるそうです。これが作中で出るかどうかなんです。
もしも出て来るなら、

-ONE PIECE 第974話より引用-
ヤマトがカン十郎の性質を見分ける事になるのかも。カン十郎は「光月おでんの家臣」と「黒炭オロチの家臣」という2つの性質を持っているのです。
どちらが演技だったのか。
僕は、どこかの時点ですり替わっていたのかも知れないと考えます。カン十郎自身も知らないウチに、内通者である部分こそが演技になっていたのではないか。
そうだとすると、すでにカン十郎の怨念は光月おでんによって鎮められていたと言えるのかも。そこに光月おでんを自称するヤマトが何かするんじゃないかな。
戦って倒すのではなく、カン十郎に何が本当の自分であるか教えてあげるのかも。それで“火前坊”を鎮める方向にするのかな?と。あの“火前坊”というのはカン十郎の亡霊だと思うんですけどね。
どうなって行くのでしょうね?
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