【第1038話チョイ見せ考察】炎に包まれる雷ぞうと“火前坊”

雷ぞうvs福ロクジュ… 若干の進展です(笑
ー画像はONE PIECE第1038話より引用ー
【第1038話冒頭1ページ】
城内3階ー
燃え盛る通路に対峙する雷ぞうと福ロクジュ。ガラガラと崩れる天井。ついに福ロクジュの着物にも火がつきました。対する雷ぞうの方はというと…

-ONE PIECE 第1038話より引用-
全身を炎に包まれております。
互いに金縛りの術をかけ合い身動きの取れない2人。このままでは互いに死んでしまうと術を解く様に言う福ロクジュ。雷ぞうは何も答えない。
城内2階では、火の手が迫る中を逃げまどう侍達の姿が描かれております。
ここで冒頭1ページは終了だよ!!
いよいよ互いに火がついてしまいました。そうは言っても先に火がついたのは雷ぞうであり、すでに全身を炎が包んでおります。このままの耐久戦が続くなら雷ぞうが先に死んでしまう!!
どうなるの?
【2人を分ける「感情」】

-ONE PIECE 第1022話より引用-
なぜ黒炭オロチの様な男に仕えた?と聞く雷ぞうに対して福ロクジュが答えたのが、自分達は時の「将軍」に仕え全うする忍者であるというモノ。この言い分はわからなくもない。
元々は福ロクジュも光月スキヤキに仕えていたんでしょうね。そして将軍の交代にともなって黒炭オロチに仕える判断をした。オロチが首を斬られたらカイドウに仕えると言い、オロチが生きてるのを知れば再び将軍オロチに従う。
福ロクジュにとって服従を誓うのは“人”ではなく「“将軍”という器(うつわ)」。それこそが忍び(忍者)にとって大切なモノと考えているのかも知れません。
忍者にとって“恩義”だとか“情”などは不必要。ただただ自分達はその時の権力者(将軍)の影として任務を全うするのみ。雷ぞうの様な感情丸出しの男に忍者は務まらない。そんな考え方です。
この言い分だけを切り取ると福ロクジュは何も間違えていないんですね。感情が混ざると“忍術”も“任務”も不完全なモノになる。感情を抑えられず分身の術を見破られた雷ぞう。ほら、実際になってますね と。
しかしながら雷ぞうは言う。

-ONE PIECE 第1022話より引用-
…感情ゆえに 我らは本望!!!
おそらく、この「感情」というのが2人の忍者を分け、勝敗を分ける事になるんじゃないかと思うんですね。それがどういったカタチになるのかな?と。
上のセリフに雷ぞうが続けたのが…

-ONE PIECE 第1022話より引用-
もう自分達は“あの日”光月おでんと共に死んだんだと。ただ主君の想いを遂げる為の亡霊である。光月おでんの想いを成し遂げようという「感情の塊」なんだって事ですよね。
そんな雷ぞうが火に包まれている。
もうコレしか思い浮かびません!!

-ONE PIECE 第1030話より引用-
燃える怨念“火前坊”と正反対の存在である!!
・雷ぞうは「正の感情」の塊
・火前坊は「負の感情」の塊
これがあるから、この雷ぞうvs福ロクジュは今まで引っ張っているんだと考えます。今まさに黒炭家の怨念が地下の武器庫に迫っているんですよね。そことの兼ね合いなんだと思うのです。
そこで、

-ONE PIECE 第1022話より引用-
忍者にとって「感情」は不必要であり、それを抑え込めなければダメだと語る福ロクジュの末路に何が用意されているのか。ここがポイントになると思うんですね。
福ロクジュも感情を爆発させるのかな?
黒炭オロチの様な男の為に火に包まれて死にたくなんかない!! この感情を福ロクジュは抑え切れなくなるんじゃないかと予想します。心が折れてしまう。それによって雷ぞうにかけていた金縛りが解ける事で… 勝負がつくんじゃないかな。
雷ぞうはこれで死んでも本望である。燃え尽きるまで金縛りを解くつもりもない。それに引き替え、福ロクジュはこの戦いにそこまでの重要性を持っていないんじゃないか。あくまでも任務。死ぬつもりなんてコレッポッチもない。
これを2人の忠誠心の強さの違いとするのも良いですよね。雷ぞうの光月おでん(モモの助)に対する感情の強さと、福ロクジュの黒炭オロチに対する感情の強さ。比べるまでもないと考えます。
ただ、これの背後なんですよね。
【炎に包まれる雷ぞうと“火前坊”】

-ONE PIECE 第1038話より引用-
上にも書きましたが、この炎に包まれる雷ぞうというのも「燃ゆる怨念」なんだと考えられるんですね。福ロクジュを黒炭オロチの下に向かわせるモノか!! という怨念の塊の様に思えるんです。
第1022話で雷ぞうは自身を「亡霊」と言いました。

-ONE PIECE 第1030話より引用-
“火前坊”というのも「何かの亡霊」とされているんですよね。ここには何かありそうなんです。
・黒炭家の亡霊
・カン十郎の亡霊
これこそが“火前坊”の正体であって。雷ぞうとは正反対の「感情」が“怨念”として具現化したモノなんだろうと思うんですね。
雷ぞうの「感情」は火事の炎では消せない。燃え尽きる事はない。よって福ロクジュに負ける事はない。それはソレで良いんだけど。“火前坊”の方は消し鎮めなければならないんです。
雷ぞうと福ロクジュとでは比べ物にならない。しかし“火前坊”のそれは雷ぞうに勝るとも劣らないモノがあるのだと思うんです。これはどうするんでしょうね。

-ONE PIECE 第919話より引用-
おでん城にはカン十郎の墓も立っていて、カタチとしてはカン十郎も光月おでん側の亡霊ではあるんです。しかしカン十郎の中に光月おでんの想いなんてなさそうなんです。今のところは。
ここにワンチャン… 難しいかなぁ。
まぁでも今回の雷ぞうを見て浮かんだのは“火前坊”でした。その前の第1022話のセリフがありましたからね。「感情」というのが1つのポイントになっています。
もちろん覇気というのは“気配・気合・威圧”であって「感情」が関係してるのは間違いなさそう。雷ぞうが炎に耐えるのは覇気が関係するかも知れません。しかし、もっともっと大きな光月おでんの想いが雷ぞうを耐えさせる。福ロクジュにはそれが無いから耐えられない。こういう事だと思います。
何に繋がるのか見守りたいです!!!
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