ズニーシャ(象主)と悪魔の実の能力について

千年を生きた“者”と表現されていたズニーシャ(象主)であります。この象には色々と謎があるのですが、第1037話に関する考察記事にて能力者ではないかとのご意見を頂きました。ここについて少し。
-画像はONE PIECE 第822話より引用-
【その象はもう死んでいる?】

-ONE PIECE 第802話より引用-
学名を「ナイタミエ・ノリダ象」と言い、関節が一つ多く、超長い鼻を持つ象であるズニーシャ。1000年も生きているとされていますが、もうすでに象としては死んでいると考えています。
それは話しているのが“象”じゃないから。
おそらくチョッパーにはズニーシャの声は聞こえない。象が話しているのならチョッパーにも聞けているハズですし、会話が成立するハズなのです。たぶんダメなのでしょう。

-ONE PIECE 第821話より引用-
その声は“万物の声”が聞ける者だけにしか聞き取れない。しかも声を届けられるのはモモの助だけに限られているんですね。そういった特別なモノと描写されています。
なぜ象は死んでいるのに生きているのか。
人の魂が宿っているからじゃないかな。

-ONE PIECE 第821話より引用-
大昔に罪を犯したという“ある人物”の魂がズニーシャ本体、あるいは「くじらの樹」に宿っている。もう象は死んでいるのだが、そこに魂が宿っている事で“生物のカタチ”が成り立っている。
こう考えています。
ジャックの襲撃を受けたズニーシャが傷の手当てをされていました。チョッパーが止血処置をしていましから、ズニーシャに血が通っているのは間違いなさそう。その宿る魂によって肉体が維持されていると考えます。
そもそも死体に治療なんて意味あるの?
あるんでしょうね。

-ONE PIECE 第489話より引用-
白骨化しているブルックに包帯を巻いて治療するのと同じくです。象としては死んでいてもズニーシャは生きている。ズニーシャを生かすのは“魂”であり、ブルックと似たケースなんだと考えます。
ズニーシャの声というのは、そこに宿る“ある人物”が話すモノではあるのだが、周囲に聞こえているのは…

-ONE PIECE 第821話より引用-
象の口を通した「パオオオォー!!」という鳴き声になっていると考えるべきなのかも。だからって動物の言葉ではない。人の言葉なんだ、と。それを人の言葉として理解するには“万物の声”が聞けねばならない。
こうなるのかな?と。
ズニーシャは象であって象じゃない。

-ONE PIECE 第822話より引用-
千年を生きた者!!!
その「者」というのは多くの場合“人”を指す言葉であって。光月家の何かを知る“ある人物”こそがズニーシャの正体であると考えられるんですよね。象の姿をしてはいるが“人”なんじゃないかなと。
では悪魔の実の能力との話に移ります。
【象が能力者というのは考えにくい】
まずズニーシャ本体が悪魔の実の能力者というのは考えにくいと思うんですね。それは、海中に足を浸した状態で歩いているからです。
・悪魔の実を食べた象
・象になる悪魔の実を食べた人
このどちらもダメな様に思われます。

-ONE PIECE 第617話より引用-
もう足元が海に浸かっただけで“ヨミヨミの実”の能力者であるブルックは力が抜けてしまっていたのです。「ふら ふら」となっていますもんね。
あと、一瞬なら大丈夫なんです。

-ONE PIECE 第605話より引用-
海に体の一部でも浸かると力が抜けるのですが、ほんの一瞬なら力を振り絞る事は可能なんです。しかし、ズニーシャの場合は常に足元を海中に沈めているんです。
まずズニーシャ本体が能力者というのは考えにくいのではないかと思うんですね。そこで問題は次なのです!!
【くじらの樹に宿る魂】

-ONE PIECE 第817話より引用-
くじらに近づくほど大きな“声”が聞こえると言ったモモの助。どうやら声の主は「くじらの樹」に秘密がありそうなのです。
大昔に罪を犯したという“ある人物”の魂は「くじらの樹」に宿っているのではないかと。これはあると考えます。その魂に悪魔の実の能力が宿っているのなら海に浸かってはいませんよね。
問題はズニーシャの意志であります。

-ONE PIECE 第821話より引用-
その意志とは何なのか。
チョッパーが会話できないので、象としての意志はないと僕は考えるのです。ジャックの艦隊を蹴散らした後ズニーシャは鎮まります。そこで意志の切り替えがあったとして… それでもチョッパーが象と話すシーンは描かれない。
象としては死んでいるのでは?と。
ズニーシャの意志というのは、大昔に罪を犯した“ある人物”の意志なんだと思うんですね。その意志が象(ズニーシャ)を動かしているんじゃないかなと。歩いているのもです。
そう考えると、「くじらの樹」に宿ってようが何だろうが象の肉体を支配する魂が能力者なら、歩けないんじゃないかと思えて来るんですよね。
例えばバンダー・ゲッケン九世です。

-ONE PIECE 第615話より引用-
おそらくデッケン本人は能力者じゃないと思います。デッケンに宿る“初代デッケンの魂”というのが能力を持っているんじゃないかな?と。それが「マトマトの呪い」の正体であって。
そんなデッケンですが…

-ONE PIECE 第613話より引用-
彼は手と下半身をシャボンから出して海中に浸しても力が抜けません。それはつまり、能力を持つ“初代デッケンの魂”はデッケン九世の全身に宿っている訳ではないと考えられる。能力の宿る部分さえシャボンで包めば良い。
そんなデッケンが動けるのは、能力者じゃないデッケン自身の意志が体を動かすからですよね?そう考えなければおかしいのです。
今回のズニーシャの件にデッケン九世を絡めるなら、クローズアップすべきはその肉体を動かす意志と悪魔の実の能力との関係なのです。「くじらの樹」に何かが宿ってはいるのでしょうが…

-ONE PIECE 第822話より引用-
その肉体自体に意志はあるの?ないの?
歩く事だけ許されて… そうやって歩いているのは象なのか別の何かなのか。突き詰めれば突き詰める程に大きな壁に突き当たるんですよね。悪魔の実の能力を持って来て大丈夫かなぁと。
僕としてはですね…

-ONE PIECE 第821話より引用-
↑このモモの助とズニーシャの視覚共有には悪魔の実の能力が絡んでいる可能性があると考えてます。これは声だとか会話だとかと少し毛色が違うんです。それこそ「くじらの樹」に宿る魂の持つ能力じゃないのか?とね。
ゆえに、僕はズニーシャ能力者説を全否定する立場ではないんです。あり得るとの立場です。ズニーシャ本体が能力者というのはダメっぽいんですが、「くじらの樹」に能力が絡むのはアリと思うのです。
それでも上の様に順序立てて考えると難しい部分が出て来るんですね。肉体を生かすのは何か。肉体を動かすのは何なのか。ここと悪魔の実の能力の宿る場所というのは密接な関係にありそう。
とりあえず今のところはですね…

-ONE PIECE 第1037話より引用-
この巨大な象がズニーシャだとして、世界政府の艦隊を前にして誰がどう命令するのかがポイントになるんだと思います。ズニーシャに悪魔の実の能力があろうがなかろうが自分では動けないんですからね。その問題は後回しになると思うんです。
今回の話はまだ先になりそうですが…
色々と考えて行きたいですね!!!
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